クリス「ふんふんふ~ん♪ お掃除ふ~ん♪ あ、ロラーン。バケツのお水を取り替えてもらえる~?」
ロラン「はーい。ちょっと待っててくださいねー」
ガロード「うぅ、うぅ……ドンドン」
シロー 「なに床を叩いて悔しがってるんだ?」
ガロード「だって、だってよぉ。あの姿は本来、セレーネ姉ちゃんで見るもんじゃねえのかよぉ。うぅっ」
シロー 「諦めろ、クリスは聖女なんだ。魔女と比べても仕方がない」
セレーネ「だれが魔女ですって? クリス~。お掃除部隊、二名追加するわ~」
クリス 「は~い。シローさんはキッチン、ガロードは廊下をよろしくね」
ジュドー「あの完璧な連携プレーは、なんだ……」
キラ 「ごく自然に下僕を増やしてるね」
ドモン 「ウッソは当たり前のように風呂場掃除に使われてるしな」
コウ 「アルやシュウトは率先して玄関掃除してるよ。きっと掃除後のケーキが目当てだね」
セレーネ「あら暇そうね。クリス~、野次ってる四名、庭掃除に追加ね~」
クリス 「了解。四人とも、まだホウキは出してないから、物置から取ってきてね」
シン 「カミーユ兄、シーブック兄、ここはなんとしても切り抜けよう」
カミーユ「トリプルデートに遅刻したら、俺たち全員、悲惨なことになるぞ。ここは協力しあうんだ」
シーブック「よし。抜き足差し足で玄関まで到達し、あとは猛ダッシュだ。
ひとりでもいい、生き残れ。そうすれば、犠牲者が出ても大本営に伝えられる」
セレーネ「はい残念~。クリス~、逃走犯三名確保~」
三人 「待ってくれえ! デートなんだから見逃してくれー」
クリス 「それは仕方ないわね。なら楽しんでらっしゃい。
お土産、
楽 し み に し て い る わ」
刹那 「状況報告。休日出勤中の真の
ガンダム及び自宅作業中のマイ兄さん以外、すべて撃沈の模様」
ヒイロ 「了解。これより
押入れへ隠密行動し、危機を回避する。任務……開……」
セレーネ「任務ごっこは楽しい? おっとぉ。ヒイロ、自爆したら怒るわよ。クリス~、工作員二名を逮捕~」
クリス 「了解。あなたたちは格納庫行き。ちゃんと掃いてからデッキブラシで洗いなさいね」
キャプテン「ロラン。頼まれていたハーブティが隣町で三割引きだったので、そちらで買ってきた」
ギンガナム「このガンダムすごいよ! さすが兄弟の守護神さんっ!」
ロラン 「わざわざ遠くまでありがとう。キャプテンには、あとでいい油をさしてあげますね」
セレーネ 「ギムぅ。帰ってきて早々だけど、なぜか大掃除になっちゃったから手伝ってね」
クリス 「ギンガナムさん、格納庫のお掃除をお願いできますか? あそこ、まだふたりしかいないの」
ギンガナム「承知したあ。クリスのケーキは楽しみだからなあっ」
セレーネ 「さて、AI研究の続きでもやろうかな」
クリス 「セレーネさんも、お掃除しましょうね」
セレーネ 「ああそうだった。プリンター用紙を買いにいかなくちゃ」
クリス 「し ま し ょ う ね(ニッコリ)」
セレーネ 「……はい」
以上、ガンダムさんちの休日模様をお送りしました。
最終更新:2013年09月14日 22:15