U.C.0079
一年戦争の裏側で繰り広げられた
知られざる物語
「地球連邦軍、スレイヴ・レイス。
犯罪者として極刑の執行待ちだった者達から、各ジャンルのスペシャリストを選出した、表と裏の顔を持つ特殊部隊。
罪状の抹消を条件に、連邦軍の高官の一人が結成した。
司令官はグレイヴと呼ばれ、正体は誰も知らない。
隊長のトラヴィスのもと、表の顔である第20機械化混成部隊としての戦いと、裏の顔であるレイスとしての危険度の高い任務をこなしていくメンバーたち。
しかし、地上の趨勢が決し、戦場が宇宙へと移行していく頃、彼らの運命の歯車は、大きく回りだしていく。
ジオン公国軍、マルコシアス隊。
一年戦争の開戦にあたり、キシリア・ザビは家柄や出身などでエリートコースから外された、実力のある若者たちを集め、特別競合部隊マルコシアスを結成。
他者を蹴落としてでも、戦果さえ上げてゆけば、エースパイロットのみで編成されるエリート部隊への転属が約束された。
隊長のシュナイドを中心として、若き戦士達は、己の運命を切り開くべく過酷な最前線で戦い続ける。
全ては、勝利と未来の栄光を掴む為に。
一年戦争を舞台にした、知られざる物語の数々が、数奇な運命に導かれ、ここに集う」
蘇る――
蒼い死神
宇宙世紀0079
MSの実戦データ収集を
目的とした部隊
地球連邦軍 第11独立機械化混成部隊
通称『モルモット隊』
ユウ「各自、機体チェック」
サマナ「行けます!」
フィリップ「問題ないぜ」
蒼いMSとの出会いが
彼等を運命へといざなう――
ユウ「一機落とした」
ユウ「邪魔だ!」
ユウ「( )当たるか! 行け!」
ニムバス「見つけたぞ、連邦の蒼いMS」
運命にいざなわれ
ニムバス「貴様ごときにEXAMを扱えるものか。
私とお前、どちらが真にEXAMに認められし騎士か」
「EXAM」を追い求める者――
ニムバス「勝負だ!」
ニムバス「ふん!」
ニムバス「落ちろ! はッ」
ニムバス「愚か者め!」
ニムバス「馬鹿な、この私が!? これは機体の性能差か……!」
ユウ「違うな、ニムバス。これはマリオンの意思だ!」
EXAMが
再び2人を
戦場へ駆り立てる――
ユウ「俺は無力だ……すまない、マリオン」
重力に引かれ
レオン「まずい、一基上がるぞ!」
再びこの地へ――
マイク「任せろ! ……くっそぉ!」
ヴィッシュ「本命は上がったな。残りは難しいかも知れんが……もとよりその覚悟」
宇宙世紀0079
オーストラリア奪還作戦における
側面からの支援を任務とする部隊
地球連邦軍 オーストラリア方面軍 特殊MS遊撃隊
『ホワイト・ディンゴ隊』
レイヤー「来るか! 注意しろ、こいつは強敵だぞ!」
レオン「噂だ、噂。そういうことにしておけ」
マイク「俺たちは便利屋だからな、何の気兼ねもなくどうぞ」
レイヤー「これならば!」
レイヤー「一機落とした」
レオン「ええい、これは!」
マイク「やったー! 敵機撃墜した!」
ヴィッシュ「イレギュラーの介入がいい陽動になると思ったが……最後は裏目に出たか」
マッチモニード「き、貴様ぁ……」
交差する
マッチモニード「私はジオン勝利の為の重要物資を、本国に持ち帰るんだぞ!」
ヴィッシュ「そんな馬鹿げたものでこの戦争を続けることは」
それぞれの正義――
ヴィッシュ「この戦争で死んだ全ての兵たちへの冒涜だ!」
ヴィッシュ「コロニーを落としたあの瞬間から、この戦いに正義などありはせんよ」
再び集う
ジオンの群狼
宇宙世紀0079
先行偵察、奇襲、強襲作戦の
検証と運用を目的とした部隊
ジオン公国軍 特殊部隊
『闇夜のフェンリル隊』
ニッキ「軍曹!」
マット「なん、だ……勝手に殺さないで貰いたいね!」
シャルロッテ「っ、どうやら改修を済ませたようね」
ニッキ「そこだ!」
ニッキ「敵機を撃墜!」
ニッキ?「って!」
マット「ぶっ飛ばしてやる!」
ニッキ「このぉ!」
ニッキ「敵機、撃墜した!」
エイガー「今度こそ仕留めさせて貰うぞ、ジオン野郎ども!」
過酷な戦場が
シャルロッテ「キャノン砲も使えているようだし、安定しているわ! どう戦えばいいの?」
エイガー「隠れても無駄だ!」
彼等の牙を研ぎ澄ます――
エイガー「な、なんだ!? ぬ、何ぃ!? パワーユニットに直撃だとぉ!?」
ゲラート「これ以上、部下はやらせん!」
戦いの理由――
グール「貴様らは最後まで地上で戦い続けるんだ!」
ケン「な、バカはやめろ! わかった、抵抗はしない」
譲れぬ理想――
マット「させるかぁ!」
宇宙世紀0079
実戦や、部隊運用に関する
データ蓄積を目的とした部隊
地球連邦軍 第三独立機械化混成部隊
『デルタチーム』
マット「いや、あの状況でよくやった」
ラリー「なんとか、足をやれば……!」
アニッシュ「デルタ3、了解!」
サイド3外のスペースノイドを
中心として構成された部隊
ジオン公国軍 「外人部隊」MS特務遊撃隊
『レッドチーム』
ケン「貴様らこそ反逆者だ!」
ガースキー「不吉なことを言うな」
ジェイク「いや、そういう意味ではなく……」
ケン「俺はケン・ビーダーシュタット少尉。そちらがHLVを守った意図を知りたい」
理想の果てに
マット「俺はマット・ヒーリィ中尉。俺達の目的はグールの殲滅だ」
戦いの果てに
マット「俺は、無駄な血を流したくなかっただけだ」
ケン「それであんな無茶を!? 信じがたい……」
たがう信念の行く末とは――
ケン「が、同胞を救ってくれたことは感謝する。で、中尉。どうする?」
マット「武装を解除して、投降してくれ」
ケン「それはできんな。まだ俺達には、やらねばならんことがある」
マット「そうか。では……ここは見逃す。互いに退こう」
ケン「はっはっはっは、変わった奴だ!」
月へと向かう
神出鬼没の幽霊船団
宇宙世紀0079
月面基地の監視、
連邦軍主力艦隊防衛を目的とした部隊
地球連邦軍 第16独立戦隊
通称『サラブレッド隊』
ルース「G04、ルース・カッセル、出るぞ!」
フォルド「G05、フォルド・ロムフェロー、出る!」
ミユ「敵部隊接近。作戦開始!」
マレット「っふっふ、狙い通り現れたな……!」
リリア「流石です、マレット様!」
マレット「さて、俺も狩りを楽しませて貰うとするか」
フォルド「こいつ、やる……!」
ルース「頼むぜぇ……当たってくれよぉ!」
宇宙を裂く閃光が――
ルース「いけぇ!」
戦争を終結へ導く
マレット「あれは何だ……アレは何なんだぁ!?」
ルース「無茶が過ぎたか……でも、俺はあの光の果てに、この馬鹿げた戦争の終わりを見たぜ……」
フォルド「何の冗談だよ、ルース……」
犯罪者たちが彷徨う
灼熱の最前線
宇宙世紀0079
犯罪者を中心に
偵察、後方撹乱を主任務とした部隊
ジオン公国軍 第十七特殊任務班
『ウルフ・ガー隊』
ヘンリー「よし、作戦開始だ」
マーチン「それじゃあいっちょ、ド派手に行くとするかねぇ!」
サキ「こちらはいつでも」
ヘンリー「グフとザクの混成部隊か。砂嵐に乗じた奇襲まではいいが……ありゃダメだな。……出たな」
ボルク「ノクトの靴を舐めてまで、このピクシーを使うんだ! 結果はキッチリ出させてもらう!」
忘れてはならない
ボルク「このMS……そしてパイロットも……並みの強さじゃない!」
死にゆく者たちへの祈りを
ヘンリー「敵の戦力は把握した。次が勝負だ」
ボルク「いい引き際だ……奴ら、必ずまた来るな」
最終更新:2014年05月24日 00:03