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逆転のトノサマン - (2007/08/14 (火) 23:32:50) のソース

マヨイ 「‥‥‥‥。」 
ナルホド「ホラ、真宵ちゃん。アコガレのスターさんだぞ。」 
マヨイ 「ね。‥‥ホントにアレがそうなの?」 
ナルホド「アレって言うな。 
     荷星 三郎。今回の依頼人、その人だよ。」 
マヨイ 「こう言っちゃなんだけど、なるほどくん。 
     こりゃ、やってるよ、サツジンの1つや2つ。」
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ニボシ 「あ。どうでした撮影所。やっぱりボク、ハンニンあつかいですよね・・・・。」
マヨイ 「そ、そんなことないですよー。ね。なるほどくん。」
ナルホド「え、ええ。せいぜい“容疑者”どまりだと思いますよ。」
ニボシ 「きょ、恐縮です・・・・。」
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マヨイ 「これで、あのオバチャンにぎゃふんと言わせてやれるね!」
ナルホド「ぎゃふん・・・・。」
マヨイ 「なんで、なるほどくんが言うの?」
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ミツルギ「証人の名前を。」
オバチャン 「・・・・あら、ちょいとアンタ、イイ男だね!
     オバチャン、ちょっとトキめいちゃったヨ。」
ミツルギ「な、名前を聞いている!」
オバチャン 「ヤダねこの子、テレちゃってサ。・・・・“オバチャン”でいいわヨ。」
ミツルギ「たのむから、名前をッ!」
ナルホド(御剣のやつ、証人から名前を聞くのがニガテらしいな)
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マヨイ 「じゃぁじゃぁ。この写真、さっそくオバチャンにつきつけて・・・・。」
ナルホド「いや、その必要はないよ。
      裁判は明日だし、この写真は重要な武器になる。
      テキにわざわざ、手の内を明かす必要はないよ。」
マヨイ 「うわ。なるほどくん、おぬし、意外とワルだね。
      二代目・アクダイカーン。」
ナルホド「ヒトを勝手に怪人にするな!」
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マヨイ 「なるほどくん、トノサマン汁だって。おいしいのかなあ。」
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オバチャン 「とにかく! オバチャン、このウラミは 一生わすれないかんね! 
     もう、口もきかないんだから! 」
マヨイ 「さんざんしゃべってるクセに。 」
オバチャン 「今からだよ!ハイ、ヨーイ、スタート! 
ナルホド(コドモか、このオバチャン・・・・) 
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スタッフ「そ…そうですか…
     そうですよね…
     そんなもんですよね…
     どうせそんなもんですよね…
     どうせそんなもんなんですよね…
     私なんてどうせそんなもんなんで」
チヒロ 「なるほどくん、どうするんですか!
     心神喪失状態になってますよ!」
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ミツルギ「そう‥‥第一スタジオへの道は塞がれていたのだ‥‥≪サルマゲくん≫の首によって!」 
ナルホド(本当は≪サルマゲどん≫なんだけど‥つっこむ気も起こらない‥) 
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ミツルギ「被害者がいないなんて、何年ニンゲンをやっているんだッ!」
ナルホド(そこまで言うか・・・?)
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ナルホド「子供だろうが検事だろうが嘘は良くない!」 
ミツルギ「何故そこで検事が出て来る‥‥」
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オバチャン 「イブクロちゃん、やっちゃいけないことやっちゃったんだねえ‥‥。」 
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サイバンカン 「それが、姫神さんの動機を物語る証拠品ですか?」
ヒメガミ「弁護士の狂気を物語る証拠品じゃない?」
ナルホド(うまいコト言いやがって・・・・)
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ナルホド「‥‥机を叩いているあいだに質問を考えようと思いましたが、何も浮かびませんでした。」
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ミツルギ「‥‥イギをとなえるあいだに何か質問を考えようと思ったが、思い浮かばなかった。」
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ヒメガミ「誰も、一言も口を聞かなかったわ。 重い、重い沈黙‥‥。 
     ‥‥そこに、やっと起きた荷星がやってきたわ。
     “オクレちゃった!ゆるしてオクレ!”‥‥って言いながら。
     その場がさらに凍り付いたわね。」
ナルホド「‥‥‥」
ミツルギ「‥‥‥‥‥‥」
サイバンカン 「‥‥‥‥‥‥‥‥」
傍聴人 「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥」
ヒメガミ「‥‥こんな感じにね。」
マヨイ 「ねえ、ねえ、なるほどくん。‥‥どうしてかな?
     けっこう、おもしろいのに。重いフンイキもなごみそうなもんだけどね。」
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ミツルギ「‥。」
ナルホド「‥‥‥‥。」
ミツルギ「‥‥‥‥‥。
     成歩堂。‥‥なにか言え。ニガテなのだ‥‥セケン話。」
ナルホド「え?あ、ああ。
     ‥‥‥‥ザンネンだったな! 御剣!」
ミツルギ「‥‥い、いきなりそれか。」
ナルホド「‥‥ありがとう。
     きみの協力がなければ、姫神に逃げられるところだったよ。」
ニボシ「あ‥‥恐縮です。
    ‥‥ニボシと申します。」
ミツルギ「‥‥む。ミツルギと申します。
     いつも、テレビでごカツヤクをハイケンしております。」
ナルホド「(ウソつけ!)」
ミツルギ「‥‥‥‥成歩堂。
     私たちは、こうしてふたたび出会ってしまった。」
マヨイ「‥‥“ふたたび”‥‥?」
ミツルギ「しかし。出会うべきではなかった。
     おかげで私の中に、よけいな感情がよみがえった。」
ナルホド「よけいな感情‥‥?」
ミツルギ「“不安”‥‥そして“迷い”だ。」
ナルホド「それは、よけいな感情じゃないだろう?」
ミツルギ「私にとってはジャマなものだ。
     いいか。‥‥成歩堂 龍一。
     もう二度と、私の目の前に現れないでほしい。
     ‥‥それだけ、言いに来た。」

 オバチャン 「”オオバサン” も ”オバチャン” も 
たいして変わらないでショ。 
そうそう、オバチャンもホラ、若い 
ころからオバチャンだったワケじゃ 
ないでしょだからねえムカシはよく 
イジメられたりもしたワケよこれで 
中学生のころアコガレていた将棋部 
のセンパイがいてねェそのカレにサ 
オバチャン呼ばわりされたときは 
もうオバチャン泣いちゃったわね・・・ 」
ミツルギ「異議あり。しょ、証人のおしゃべりに異議を申し立てる。」
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