「アリサ、マズイことになったわ。」
急にコロンが姿を現した。
「どうしたの?」
「一番来ちゃいけない人が来たみたい。」
「来ちゃいけない人?誰なの?」
「今は教えられないわ、でも相当きつい状況だってこと。」
「だからアリサ、私の力を貸してあげる、でもそれには契約が必要なの。」
「つまり私がコロンの「使い魔」になるってこと?」
「いや、「使い魔の契約」じゃないわ、私がしたいのは武器とのの契約。」
「武器と・・・契約?」
「そう、「武器」との契約、イフリートがあるでしょ?それも私という「武器」の一つなのよ。」
「え?どういう事?」
「言ったでしょ?人間を辞めたって、つまりそういう事なの。」
「魔女でもあり・・・武器でもある、それが私。」
「コロンが・・・武器?」
「そうよ、でも今は説明してる暇はないわ、さっさと契約しちゃいましょう。」
コロンは人差し指を立てた。
「一言だけ言ってくれればいい、「紅蓮の法衣」ってね。」
最終更新:2011年03月10日 12:51