ショッピングモールには使われることのないヘリポートがあった。

元々空輸してきた物資を搬入するためのヘリポートだったのだが、ヘリが着地できない事が判明し、そのまま放置されていた。

そこに立っていた2人の少女。

一人は赤いコートを身にまとった灰色の髪をした少女。

もう一人は黒いコートを着ている黒髪の少女。

赤い少女は刀を構え、黒い少女はナイフを構えた。

「貴方とは一度刃を交えてみたかったのよ、姉さん。」

「そうね、でもそっちは本人が相手するわけじゃないでしょう?」

「馬鹿ね、「武器」は使われた方が強いのよ。」

この後の事は有沢も覚えていない。

ただ一つだけ言えることは。

その姉妹は、戦う事がとても大好きで。

それでいて、戦った後はいつも仲良しなのだと。

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最終更新:2011年03月11日 15:48