「数が多すぎる・・・オルトロスが狩ってもまだこれだけの数があったか。」
有沢や来夏も奮闘しているがまったく減る気配が無い。
「一応
こちら側には被害は無いようだな流石はオルトロス、いやアドルフ・ガーランド。」
「お呼びですかい?先生。」
ガーランドの声がした、いつの間にか後ろに来ていたようだ。
「・・・不意を突くのは感心せんな。」
「悪いな、「臆病者」のマークさんよ。」
「前々から思っていたのだがその「臆病者」というのはやめてもらえるか?」
「何故だ?」
「昔もそうやって私を貶してましたよね、「中将」。」
「お、やっと思い出したか。」
「ええ、散々詰られましたからね、お陰でこの有様です。」
「そうか、じゃあそろそろ行くか?」
「貴方に協力するのは気が進みませんが・・・まあ非常時です、いいでしょう。」
私と中将は背中合わせになった。
「付いてこいよ。」
「そちらこそ。」
最終更新:2011年07月23日 14:12