発端
ハジメが敵にユエを連れ去られて絶望して暴走を始め、敵の一人を助ける気もなく命乞いをさせた後にゆっくり苦しませながら殺害し、そして吐き気を催す邪悪が起こしたとした言いようがない一線を越えた忌まわしき事件へと続いていく事となる。
事件
その後、ハジメは出会った兵士の魔人族を次々を殺害して非戦闘員の一般人の魔人族達の所へと行く。そしてハジメは無抵抗の非戦闘員の一般人の魔人族を何人も殺害し、その魔人族の中にいる子供やその父親をも殺害しようとした。
最終的にはミュウが止めに入った事やヒロイン達の活躍によって暴走はおさまりハジメは正気を取り戻す。
しかしハジメが生き残った魔人族達にした対応は生殺与奪をちらつかせた脅迫と大差ない尋問であり、その内容も「尋問に答えた所で殺さないでいてくれる保障はない」と魔人族に感じさせるようなものであった。
当然ハジメには魔人族に対する良心や殺人の罪悪感はなく上記の尋問のしかたも生殺与奪を握った強者の傲慢がにじみでたものでありハジメ個人は生き残った非戦闘員の一般人の魔人族達を切り捨てたいと思っていた。
最終的には生き残った非戦闘員の一般人の魔人族達を殺さなかったがこれはもし魔人族達を殺害したら周りの空気が死ぬという個人の都合から来たものであって魔人族に対する良心や命の尊重は一切なかった。
上記の事件はハジメの敵を殺す精神や敵に対する良心・罪悪感のなさが引き起こした事件でもありまさにハジメの吐き気を催す邪悪性・敵味方中毒性をこの上なく体現した事件であった。この事件は主人公を
半無慈悲役・デミルースレスロールにする事が困難な事である事が分かりやすい事件でもある。
アフター・異世界旅行記
アフターの異世界旅行記では魔人族と他の種族の共存に協力した事が明らかとなっており上記の事件を起こした事を洗脳されて殺すよりたちが悪いと認めたりユエを連れ去られて絶望した事を言い訳に使わなかったりハジメに殺された魔人族と親しい人物がハジメに会いたいなら対面する姿勢を見せるなど責任を見せており、生き残った魔人族達もハジメを責めない姿勢を見せておりありふれファンからは上記の事件に決着がついたように見える。しかし、魔人族に対してこのような事をしたのはハジメ自身が認めた解放者の魔人族も助けたいという思いに応えるためであり必ずしも魔人族自体に対する良心から動いたとは限らない。
むしろ無抵抗の一般人の魔人族を虐殺した事へは罪悪感も後悔もいだいておらず、この事を再会した上記の生き残った魔人族達の目の前で宣言した上に自分の敵を殺すポリシーを語る始末であった。この生き残った魔人族達との再会の前には上記の事件の映像を一緒に旅行中の家族達にも見せておりその時に語ったのもミュウを自慢するような事であり魔人族に対する配慮は感じられなかった。
これでは過去に殺人事件を起こしながら一切の反省もせず刑務所から出たガチクズサイコパス殺人鬼が自身が殺した被害者の遺族の前で中身のない形だけの謝罪や責任を見せた方がまだ表面上は誠意を感じられるように見えるのではないかと思えてしまう。
上記の出来事に批判をする読者の中には「ハジメは自分に甘い」「異世界旅行記での魔人族達との件は魔人族達がハジメを責めないのも相まって茶番に見える」「殺した魔人族と親しい者と対面する姿勢は檜山大介の家族の件もあって不安」と考える読者もいる。
このイベントはありふれた職業で世界最強の中でも特に主人公を
半無慈悲役・デミルースレスロールにした弊害が表れて主人公を半無慈悲役・デミルースレスロールにする事の困難さが伝わってくるイベントでもあり、もし主人公が客観的に見てまともな人物だったらこのイベントは明らかに問題視される事はなかった事は容易に想像できる。
関連項目
最終更新:2023年09月19日 22:11