ありふれた職業で世界最強の賛否両論点・問題点

ライトノベル『ありふれた職業で世界最強』の賛否両論点と問題点。

概要

ライトノベル『ありふれた職業で世界最強』において賛否両論を巻き起こしている点と問題点。これらによって『ありふれた職業で世界最強』は異世界ものの中でも特に嫌われる作品となってしまい『ありふれた職業で世界最強』に否定的な人やアンチからは「なろうの闇」「物語じゃない」「実写版デビルマン以下」「アンシャントロマン以下」「害悪ライトノベル」「有害指定作品」と言われている。

下述の事が絡み合った結果『ありふれた職業で世界最強』が吐き気を催す邪悪となっている。

基本賛否両論点・基本問題点

  • 主人公・南雲ハジメ
    • 本作の主な賛否両論点の一つで本作の賛否両論点・問題点の元凶。
    • 本作の主人公である南雲ハジメはいわゆるアンチヒーロー系の主人公である。
    • 南雲ハジメには恋人思いや仲間思いな一面もあり褒められる点もある。
    • しかし、南雲ハジメには敵と認識した者を殺害する設定がある。これだけ見れば他作品にも似たようなキャラはいるのではと思うかもしれないがハジメの場合は常軌を逸した敵味方中毒レベルのものとなっている。まずハジメの敵の殺害意識は相手の善悪・相手の事情・相手との実力差・殺人以外の方法を一切考慮しない。しかもハジメは敵を殺す事に関しては良心・罪悪感が一切ない半無慈悲役・デミルースレスロールである。それによって引き起こされた出来事の中で最悪の分類にはいるのは本編の物語終盤でおきたありふれ魔人族集団虐殺事件である。不殺主人公や半不殺主人公(なるべく殺さない主人公)は批判される主人公が多いが、だからといって主人公にむやみに殺人をさせればよいというものではないという一例となってしまった。
    • 他にも自分達に迷惑をかけた相手の股間を潰すなどの問題点が山ほどある。ここまでくればもはや吐き気を催す邪悪レベルの極悪人である。
    • ハジメの事を少しでも真剣に考えれば分かる事だが人格面における長所とされる部分や強みも普通の人でも持っていたり特定の感情がなければできるような事ばかりであり本当の意味で他の人と比較して特別褒められる点は基本的になく南雲ハジメや『ありふれた職業で世界最強』に否定的な人からは「小物」と言われている。
    • 本作のほとんどの賛否両論点・問題点は主人公を客観的に見てまともな人物にすれば起きなかった事であり南雲ハジメを見れば主人公を半無慈悲役・デミルースレスロールにする事がいかに困難な事であるかが分かるだろう。
    • 他にも強くなる過程に関してもご都合主義・主人公補正と言われやすい。
    • 上記の事からハジメや『ありふれた職業で世界最強』に否定的な人からは物語の主人公にしてはいけないと言われがち。

  • ヒロインとそれによるハーレム
    • 『ありふれた職業で世界最強』にはユエをはじめとした数多くのヒロインが登場する。そしてこの数多くのヒロインは最終的には主人公である南雲ハジメの嫁となる。
    • ヒロイン達は多くが美少女・美女であり魅力も一応はありこのヒロイン達はハジメに対しては基本的に肯定的でありハジメの問題点を指摘する事はほとんどない。ハジメとヒロイン達とでハーレムを築いているのは多くのありふれた職業で世界最強ファンから見ればいいものであるが客観的に見れば問題人物が美少女・美女とハーレムを築いているのであり南雲ハジメや『ありふれた職業で世界最強』、ハーレム自体に否定的な人からは評価されていない。
    • また、このヒロイン達とのハーレムの築き方は基本的に南雲ハジメからは動かずメインヒロインであるユエが動いてハーレムを築く形となっている。多くのハーレムものに言われがちな批判をある程度回避しているとも言えるが「ハジメから動こうとしない」「ユエは都合が良すぎる女」という批判もある。
  • 南雲ハジメに都合が良すぎる世界観・物語
    • 『ありふれた職業で世界最強』の最大の賛否両論点である意味『ありふれた職業で世界最強』が有害指定作品である一番の原因である。これによってありふれた職業で世界最強ファンを作った反面、本作が異世界ものの中でも特に嫌われてしまう事となった。
    • 本作の主人公である南雲ハジメは上述したように客観的にみれば極悪人でしかないのだが、天之川光輝や敵役などを除いたヒロイン達をはじめとした本作の人達からは基本的に肯定的に扱われて問題点を指摘される事はほとんどない。
    • 一応、改心前の天之川光輝は南雲ハジメに否定的な事をよく言い、それらも客観的に見ればまともな意見や正論である事もよくあるのだが基本的に天之川光輝は本作や本作の人達からは常軌を逸するレベルで否定的に扱われているので実質的に主人公に批判する人としての機能はないも同然となっている。
    • ハジメは当初こそ不遇であるが物語の途中からは基本的にいい思いをしている事が多い。
    • さらに地の文も基本的にハジメに味方寄りなので上記の事が相まって物語そのものがハジメを肯定的に扱いハジメを善人・問題のない人物として扱う形になっている。
    • ありふれた職業で世界最強ファンからみれば世界がハジメにとことん優しい物語と言えるが客観的に見ればハジメに甘すぎる明らかに狂った歪んだ世界・物語であり『ありふれた職業で世界最強』に否定的な人やアンチからは「教育的によくない」「害悪ライトノベル」「ダブルスタンダード」と言われている。
  • 天之川光輝と天之川光輝の扱い
    • 改心前の天之川光輝の問題点を考慮しても天之川光輝の扱いはひどいものとなっている。
    • 改心前の天之川光輝の問題点はありふれた職業で世界最強の賛否両論点・問題点を象徴するものとなっている。
  • 数多くのご都合主義・主人公補正
    • 本作においては数々のご都合主義や主人公補正が存在する。
    • 本作では奈落の底に落ちたハジメが弱い状態からパワーアップを遂げる場面があるのだがそれがご都合主義・主人公補正の強いものになっている。
    • 本作にはハジメが敵を殺さなかったり結果的に助けるシーンがいくつもあるが当然これらの行動は敵に対する良心・罪悪感から行っている行動ではないので該当のシーンが出るたびに理由付けが説明させるのだが中には無理やりな理由もあり主人公補正の強いものとなっている。これを「色々な理由があって面白い」と捉えるか「くどい」「単に殺したくないから殺さないでいい」と捉えるかは人によるだろう。これも主人公を半無慈悲役・デミルースレスロールにした弊害である。
  • ライトノベル化
    • 本作の賛否両論点・問題点が本格的に取り上げられはじめられたきっかけである。
    • そもそも『ありふれた職業で世界最強』は元々は小説家になろうで掲載されていたWeb小説である。つまり同人作も同然の小説であった。そのためライトノベル化する前は賛否両論をまねく点や問題点も一人の人間が書いた同人作で済ませられたかもしれない。
    • やがて小説家になろうの小説の中ではトップクラスの人気作でありそれによってライトノベル化する事になった。
    • ありふれた職業で世界最強ファンにとってはうれしかっただろうがライトノベル化によって小説家になろうの評価だけでなく一般の評価もされるようになった事で本作が多く賛否両論点・問題点を含むものとして扱われる事となってしまった。
    • 本作は後に漫画化やテレビアニメ化といったメディアミックス化もしてしまい、より一層賛否両論点や問題点により注目される事となってしまう。
    • これらの事から本作に関して一番悪いのは本作の作者ではなく本作をライトノベル化ひいてはメディアミックス化した人達かもしれない。
    • ちなみに本作の作者はライトノベル化を一度断ったらしいがそれが本当なら英断だったかもしれない。
  • アフター
    • 本編の続編・後日譚にあたるアフターは本編の最後までありふれた職業で世界最強ファンでいられた人達の中でも賛否両論を招くものとなっている。一方でごく一部の話だが基本的にありふれた職業で世界最強に否定的な人やアンチの一部からも評価された話もある。

本編の賛否両論点・問題点

  • ハジメが清水幸利を殺害した件は特に賛否が分かれる一つとなっている。
  • シアがハジメに殺されたカトレアの仇討ちにきたミハイルと戦うシーンがありミハイルが言い分を言った後にシアが言い返した発言内容は賛否が分かれている。
  • ありふれ魔人族集団虐殺事件

アフターの賛否両論点・問題点

  • ハジメがハジメに殺された生徒の遺族の前で最悪感を見せず謝罪をせず一つの遺族が仇討ちをしようとしてハジメが返り討ちにするシーンがある。
  • 愛子の幼馴染に関するイベントは大きく賛否を招きこれによってありふれた職業で世界最強ファンをやめてしまった人もいる。
  • 天之川光輝に関する話
    • 天之川光輝が主人公をして活躍する話もつくられている。ありふれた職業で世界最強ファンの中は多くの天之川光輝アンチがおり当然天之川光輝に関する話というだけで不評を下すひとも多い。一方で話自体は本編と比べて王道寄りであり一部の本作に否定的な人やアンチからも評価されるという特異は話となっている。
  • ありふれ魔人族集団虐殺事件についてハジメ自身が向き合う話があるが本作に否定的な人やアンチからは評価されていない。ここも主人公を半無慈悲役・デミルースレスロールにする困難さが伝わってくる部分である。

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最終更新:2023年12月29日 21:17
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