波の音
うみねこの声
うみねこの声
ここは、どこだろう?
ふと眼を醒ます。
目の前に広がるのは、白い砂と綺麗な海
やけに、視線の位置が低い。
・・・ああ、寝転がっていたのか。
「・・・?」
どうやら、ここに流れ着いたらしい。
「ここ・・・どこ?」
何も解らない。
どうして、ここにいるのだろう。
解ることと言えば・・・
私の名前。
私は・・・テル。
とりあえず、立ち上がって砂を払う。
いつもと変わらない服装。
大きなスカート
長いみつあみ。
ベージュがかった髪の色・・・
頭に違和感を感じる。
そっと頭に手を載せてみると
硬いもの。
・・・角?
さらに状況がわからなくなってしまった。
突っ立っていても仕方がないので、歩きだすことにした。
幸い、流れ着いた島はさほど暑くなく、疲れはしなかった。
ちょっとへんちくりんな建物ばかりが目に入る。
観光客のような気分であたりを見回すと、ふいに声をかけられた。
「こんにちは~。カバリア島へようこそ!」
「・・・?」
学校の制服のような格好に、赤いベレー帽?
紫で長い髪が特徴的な彼女。
「はじめまして!エステルって言います!・・・あなたは?」
彼女の名前はエステル。
「私は・・・テル。」
「テルさん!どうぞよろしく!」
「・・・はあ。どうぞ。」
誰だろう。考えようによっては、エステルさんは案内人?
それとも、同じように流れ着いた人?
「それじゃ、簡単な説明をさせてもらいます!」
ああ、やっぱり案内人なのね。
「・・・ということになってますっ」
おおまかに説明してもらった。
私が流れ着いた島は「カバリア島」
目的は、財産を掘りあてるため。
必ずそうしなきゃならない訳ではなく、スローライフを送ってもいいとのこと。
「あ!」
エステルが何かを思い出したように話し始める
「ここでの生活をするにおいて、重要なことを忘れていました!」
「?」
「この島には、たくさんのモンスターが存在します。
そして、そのモンスターたちを倒すことであなたは成長していきます。」
そして、そのモンスターたちを倒すことであなたは成長していきます。」
「はあ。」
「で す がっ!」
ずずい と顔が近くに来る。
ち 近い・・・。
「ですが!気を付けてください!
あなたはまだまだ未熟です!
いうなればヒヨッコ!
ヒヨッコが蛇に敵う訳もありません!
あまり、無茶をしないように!」
あなたはまだまだ未熟です!
いうなればヒヨッコ!
ヒヨッコが蛇に敵う訳もありません!
あまり、無茶をしないように!」
「わかりました・・・」
「それじゃあ、この装備をあげるので、がんばってくださ~い♪」
ぽい と手渡されたのは・・・
帽子と、盾と、剣・・・。
「それじゃっ!」
気がつくと、エステルはいなくなっていた。
「ふうん・・・」
納得できないけれど、こうなったなら仕方がない。
成行きに任せるしかないわね。
「ええと・・・」
エステルの言葉を思い返す
「ここは、コーラルビーチで・・・次の町に行くにはモンスターを倒していくのね」
地図を確認しながらつぶやく。
モンスターがいる場所はここから・・・すぐ。