1.トスを同じタイミングで同じ軌道であげることができる
2.コートのどこからでもトスにできる。
3.常に冷静で、トス回しに意図がある。
4.1~3をいつでもできる
今回は1.について考えてみる。
当然ながらセッターはボールをコントロールする技術がないといけない。
例えば、
Aクイックならいつでも同じタイミングで同じ高さのトスになるように
ボールをコントロールしなければならない。
ファースト
レシーブが多少ずれても、ファーストレシーブが
きっちりセッターに返ったときと同じタイミングで同じ高さのトスを上げられる。
セッターへのファーストレシーブがいつも同じとは限らない。
高かったり、低かったり、ネットに近かったり、遠かったりする。
そうなるとトスをセットアップする位置が
ファーストレシーブがきっちり返った状態からずれることになる。
ファーストレシーブずれても、いつもと同じようにトスを上げていたのではコンビが合わなくなる。
竹下選手はそれでもアタッカーがベストの状態で
スパイクを打つことができるトスを上げることが出来る。
バレーボールを意図通りにコントロールするために
重要なのはボールを捉える位置だ。
ボールを捉える位置は通常オーバーハンドだと、
両手を額の真上に構えるが、ボールを本当にコントロール出来るのは
両手の真ん中と額の真上との交点を
中心としてせいぜい50cmの立方体の中であろう。
この範囲よりも外でボールをコントロールするのは難しい。
ボールを意図通りにコントロールするには
ボールをコントロールできる範囲に自分の体を移動させることが必要だ。
竹下選手はこれがいつでもできる。多少ファーストレシーブがずれても
ボールをコントロールできる位置に素早く移動している。
「素早くボールを意図通りにコントロール出来る位置に移動する。」
簡単そうで難しい。特に体が疲れてくるゲーム後半はきつい。
だが、それを当たり前にやっている竹下選手はやっぱりすごいのだ。
最終更新:2010年09月25日 12:58