スパイクの具体的な練習方法について説明していきます。ここでは最も一般的な
直上トスを打っていく方法についてです。
セッターポジションにいる人が手でトスを真上に投げ上げ、それをスパイクするというものです。このトス供給役は監督か、セッターが一般的ですね。普段の練習や試合前の公式練習でも最もよく用いられる方法です。 このトス供給役は手でバレーボールを上に投げ上げるだけと思うかもしれませんが、非常に重要な役目です。アタッカーの打ちやすいトスを投げ上げられる人とそうでない人との差がはっきりと分かれるのです。トス供給役は、高すぎず、ネットに近すぎず、
スパイカーの気持ちを考えながら、リズムよく柔らかく、トスを供給することが重要なんです。私の経験上、この投げ上げトスがうまい人は普通にトスを上げても上手な場合が多いです。投げ上げであろうと、セットアップしてトスを上げようと、アタッカーがスパイクを打ちやすいタイミングを心得ているんですね。 また、スパイカーはただ無意識に何周も何周もスパイクを打ち続けるだけでなく、きちんと自分が打ちたいコースなどを意識しながら、1球1球取り組むことが大切です。また、それぞれの選手が「肘が下がらないようにしよう」とか、「入り遅れないようにしよう」などの課題があると思うので、常に自分の課題を意識しながらスパイク練習を行うことが重要です。だたやみくもに1本1本のスパイクを打っていくのではなく、1球1球集中して、目的をもちながら練習を行うことで練習効率は大きく変わります。もちろんこれは、スパイクの練習に限ったことではなく、バレーボールの練習全般に言えることですね。 あと、くれぐれも、ネットの下をバレーボールが通らないように、捻挫にだけは注意しましょう。球拾いをする側も集中力が必要なんですよ。
最終更新:2010年09月23日 13:27