総評 48点
【★★★☆☆】
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時間 |
シナリオ |
調整 |
操作 |
独自 |
価値 |
キャラ |
やり込み |
グラフィック |
その他 |
評価 |
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1 |
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4 |
バンプレストとフロムソフトウェアの合作ロボアクション。
いわゆるリアル系のみに拘った参戦作品の選抜が、スピーディなプレイ感覚を一層纏わせている。
しかし、作品としては何かがズレたゲームメイクになってしまっており、一番の見所が「OPムービー」であるというなんとも寂しい状況になってしまっている。
そのOPムービーは、確かにロボット嫌いでなければ必見のクオリティ。それもFULL曲級の長さ。
1:プレイ時間 【★★★☆☆】
難易度ノーマルで本編一周10時間弱。ミッションモード一通りまでで15時間程度。
元々基本的には「敵を倒すこと」の連続になるこういったアクションゲームの類は、短すぎてはボリューム不足が目立つし、あまり長くても飽きが来てしまうという難しい性質を持っている。
それゆえミッション形式などを採用して色々な行動目的を用意し、プレイヤーを飽きさせないようにと様々な工夫を凝らすわけだが……本作にはそういったものが殆ど無い。
一応勝利条件は数種類存在しているものの、途中に雑魚がわらわら湧いて大した違いも感じなかったり、最終的にはステージボスが出てきて戦うことになったりと、最も大切な「差異を感じさせる」ことが疎かになってしまっていた。
結果、雑魚もボスもみな同様の戦法で勝利できてしまうシステムも手伝い、マンネリ感の解消には失敗している。
シナリオで魅せることができたなら、こういった工夫の必要性も大きく軽減されるのだが。
2:ストーリー(シナリオ) 【★★☆☆☆】
あらすじ:
ロンドベル隊の演習中、地球統一機構(通称UCE)の基地が襲撃され、ポセイダル軍によって機密物資が奪われ流失してしまう。UCEのトップであるデルマイユ公直々の命令を受け、すぐさま回収に向かうロンドベル隊。しかしひとつ回収したのも束の間、敵の攻撃で機密物資は巨大な爆発を起こす。機密物資の中身はE2と呼ばれる、あらゆるエネルギーに反応し爆発的に増幅させる性質をもつ物質だったのだ――
残念ながら、このゲームにはシナリオなど無いも同然である。……と、言ってしまっても過言ではないだろう。
一応プレイヤーの部隊を動かす理由として各参戦作品の敵方のキャラクター達が次々に襲っては来るものの、それらは殆ど作品間で絡むことなく各個勢力で動いてしまっているのだから残念無念。
ステージによっては複数の勢力が登場することもあるのに、それでも順番に別々に出てくる徹底っぷり。
これではせっかく複数の作品を混ぜた世界を構成していることの意味が無い。
原作の名シーンでさえ原作キャラの出撃が必須でも無く、再現度も低いものになっている。
ファンとしては、黒騎士のハイパーガラバが出てきた時にショウ=ザマから「ここはお前に任せる」なんて言葉はかけてもらいたくないのである。そこはお前の出番だろう、と。
そういった意味で、自軍も操作機体のみ出撃するかたち(僚機を設定できるが戦域外で戦うという設定)によって自軍にも視覚的に作品間の絡みが発生しない点も大きくマイナスである。
ゲームの進行も登場キャラの回想語りによって行う形をとっており、それが尚ストーリー性を奪っている。
システムの方に重きを置いたゲームであるとはいえ、これらの状態ではあまりに寂しいと言わざるを得ない。
プレイ後少しの時間で一切物語が思いだせなくなる。そんな感じ。
3:難易度設定・調整 【★★★★☆】
ゲーム自体の難易度は低めだと思われる。
過去ACシリーズを2作品クリアできずに投げている管理人がスムーズにクリアできるのだから間違いない。
だがそれはこの作品があくまでキャラゲーであり、言ってしまえばファンが俺TUEEEを楽しむことも重要なのである、ということを製作側が分かっている事を示しているのであって、良い設定だろう。
とはいえ、どのボスも大体同じ行動で倒せてしまうのは少々面白みに欠ける調整だったかなと。
アクションゲームはアクションに楽しみがなければこそマンネリが生じるのでは。
4:操作感(プレイ感覚) 【★★★★☆】
高低差によってロックオンが外れてしまう等といった改善点は幾つか目につくものの、ゲームとしてみれば割合簡単な操作の中で十分に爽快なプレイを楽しめる出来。こういったアクションモノを沢山プレイしている人には物足りないかもしれないが、一般人(管理人含)には丁度良い感覚に仕上がっている。
一つ文句をつけるならば、「一つ能力を上げると一つ能力が下がる」機体改造の仕様は×。
強くなるのかならないのかがはっきりせず、改造の楽しみが大幅に減衰している。せっかく一つの能力値を超特化で改造したりなどできる面白いシステムであるのに、噛み合っていない。
少なくともこの作品で扱うべき仕様ではなかっただろう。
5:独自システム 【★★★☆☆】
→マルチプレイ
自分の好きにカスタムした機体同士で持ち寄って対戦ができる。
プレイタイミングが友人と一致すれば楽しいシステムである。が、元々そういうゲームではない為、強キャラばかりが目立つ形になっている。VSシリーズのようにコストも無いしね。
6:価値 【★★★★☆】
管理人の購入価格:忘れました
参戦作品の中に好きな作品があれば、文句無く楽しめるだろう。
単なる「メカアクション」が好きな人でも、ストイックな操作などを求める人でなければいける。
ただ、あくまでロボを思い通りにリアルに動かしたいのだ、という人にはとても向かない。
それと、参戦作品に元より興味のない人ね。キャラゲーですから。
7:キャラクター 【★☆☆☆☆】
オリジナルと言えて、プレイヤーの目の前で動くキャラは一人もいない^^^^^^
一応主人公らしき人物が操作方法を習うという形で最初のステージが始まりますが、顔も名前も無いし言葉も発さず、オリジナル機体の微妙さと数の少なさで出撃自体ほぼ無いのでどうもこうも。
オリジナル枠のロボももう少しお楽しみ要素があってよかったと思う。
ゲシュペンストとクラウドブレイカーだけというのは流石に。クリア後とかだけでも。
8:やりこみ要素 【★★★☆☆】
クリア後にフリーミッションモードが出現する。
そこでは本篇で使っていたデータに加えて、提示されるミッションをクリアしてゆくことで本編に登場したボス級の機体たち+αの機体を新たに購入し、自分で使用することができる。
一定の条件を満たさないと出ない機体もあり、なかなか楽しみながらプレイできる。
9:グラフィック・アニメ 【★★★★★】
もう一度言おう、「一番の見どころはOPムービー」である。
ロボの重量感、質感から動きに至る細部まで見どころ満点の出来。
ゲーム内でも各機体の造形や挙動に関しては、素晴らしい出来である。◎。
10:その他 【★★★★☆】
キャラゲーでありながらキャラゲーの本懐であるシナリオを放棄したつくりであるのが致命的。
そしてOPムービーと同時にOP曲「Garnet moon」も良曲。
最終更新:2009年01月22日 00:53