総評 60点
【★★★☆☆】
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時間 |
シナリオ |
調整 |
操作 |
独自 |
価値 |
キャラ |
やり込み |
グラフィック |
その他 |
評価 |
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初代ロックマンのリメイク作品。
8大ボスロボットが全てライト博士の作品であるということを生かして、ボスキャラを操作キャラにできるようにしたのは上手い。
ロックマン含め各ロボットとも見た目も動きも性格も非常に可愛らしくデフォルメされており、旧作とは違った良さも出ていた。
クリアしてからが少々繰り返し感・作業感の強すぎる作品ではあるが、よくFC前期の作品をここまで持ってきたものだ、と唸れる一本。
ロックマンに多少なりとも思い入れがあるならばプレイして損は無い。
1:プレイ時間 【★★★☆☆】
横スクロールが苦手でなければ本編1週クリアまでOLD/NEW STYLE共に大体2~3時間でいける。
だが、NEW STYLEの攻略率をMAXにしようとするとそれが9キャラ×難易度3段階=27倍かかる。流石にやれない。
加えてミニゲームとしてノルマクリア型のミッションモード(といっても、大抵はゴールまでいく、が目的)が100問用意されているのだが、これが最初から最後まで結構な難易度を誇っておりかなり骨が折れる。だがALLクリアの報酬がまた魅力的で、つい頑張ってしまうのがゲーマーの悲しい性か。
似た行動の繰り返し(作業)が嫌いな人は長くは遊べないだろう。
2:ストーリー(シナリオ) 【★★★☆☆】
あらすじ:
正義感が強く、誰にでも優しく、思いやりを忘れることのない少年ロボット・ロック。ライト博士によってお手伝いロボットとして作られた彼がある日研究所に戻ると、悪の科学者Dr.ワイリーが研究所を襲っているではないか。「おまえのロボットを頂いて世界を征服することにした」そう言ってロボットたちを連れ去るワイリー。肩を落とすライト博士にロックは言う。「僕を戦闘用に改造してください!」
その日からロックの、いや、ロックマンとなった彼のワイリーとの因縁が幕を開ける――
ストーリーはロックマンの基本、8体のボスを倒してワイリーの野望を打ち砕く、ということになる。
だが、本作にはロックマンの行動目的が
その他にもう一つあり、それが「連れて行かれたロボットたちを、ライト博士の元に連れて帰ること」である。従来のロックマンにおいてボスキャラクターは倒すことしかできなかったが、本作ではロックバスターのみで撃破することで相手を爆破させずに、戦闘能力だけ奪うことができる。
そして、見事連れて帰るとそのキャラをライト博士が修理し、自機として操作できるようになるのである。
リデザインと共に声が入り性格付けがなされたキャラたちが生きる流れだ。○。
ただし、後述するがそんなキャラ達が協力して・バトンタッチしながらワイリーに立ちむかう、という話のつくりにしなかったのは残念な点。「数あるライト博士のロボットの中で、ワイリーに連れて行かれなかったがゆえに主人公という位置づけになったロックマン」という設定に目をつけ、もし別のロボットが連れて行かれなかったならば、という話をつくるのは面白い試みでもあるのだが。
如何せん全てのキャラの物語を別ものとするならば、そのまま全キャラクター分やらせては単なる繰り返しの作業になるのは目に見えている。少し工夫が足りなかった。何かもう一つネタが仕込めれば。
3:難易度設定・調整 【★★★★☆】
難易度はNEW/OLD共にFC版に比べ少しマイルドになっており、よりプレイしやすくなっている。
FCの頃特融の理不尽・運ゲーな地点がしっかり残されているのは故意だろう。とはいえNEWでは大分易しくなっており、難易度キツキツ(Hard)にしてようやくFC版に近いレベルになる。
しかし、ボスを操作する時に鬼門となるのが弱点武器を所有するボスとの対戦で、自機になってもしっかり弱点を持っているボスキャラたちで攻略するのは難易度ノーマルでもなかなか骨が折れる。全キャラ分やろうという気を削ぐ一因になっている。
同様に、チャレンジモードの小問集合も一つ一つに手ごたえを与えすぎて、ALLクリアに根気が必要な内容になっていたのも惜しい。特にこのモードに関しては、調整という面では今一歩。
4:操作感(プレイ感覚) 【★★★★★】
NEW STYLEではステージ構成や弱点武器被弾時のダメージなどが調整され、最近のロックマンシリーズに近しいものになっている。新ボスキャラの追加により弱点武器の組み合わせも少しずつ違っているキャラもいたりで、旧来のファンでも新鮮な気分でプレイできる。
だが、それでも昔一度味わった「ここ落ちやすいんだよな」「こいつ避けにくい」「イエローデビルだるいw」「どっちの梯子か迷う」などの感覚を蘇らせてくれる地点が随所にある。○。
一方のOLD STYLEはNEWと同じパーツを使って初代ロックマンを再現しており、多少バランスは調整されているものの、しっかりNEW以上の懐かしさを感じさせてくれる。ボスも6体。
ステージ突入時のボス紹介や、クリア後の入手武器紹介が飛ばせず全部見なきゃいけないのが少しだるいというのがFC版ロックマン全てにわたる感覚なのだが、それらがちゃんとカットできるようになっているのは良い配慮。
5:独自システム 【★★★★☆】
→ボス使用システム
色々書いてきたとおり、面白いシステムだが独立した物語になっているのが×。
仲間とチェンジしながらステージ攻略などできた方がよかったのではないだろうか。
各キャラに限定アクションが用意されており、特定キャラのみ取れるアイテム・行ける通路がちゃんと用意されているのに、一度そのステージを終えて、また別のキャラでそのステージに入って……ということを何度もするのは骨が折れてしまう。
→チャレンジモード
各キャラの限定アクションを生かした小問集合形式が9キャラ各10問ずつ+ボス連戦ミッションが10の合計100問用意されている。一つ一つが結構難しく全てやるのは結構大変。
だが、全てクリアするとあのキャラが使用可能になる。やらずにはいられない。
これも前述の通り面白いが、調整不足感。
→コンストラクションモード
本作の大きな特徴となるシステム。
自分で構成や敵の配置などを決めて、ステージを作成するモード。
いわばニコニコ動画などでよく見かける「自作マリオ」ならぬ「自作ロックマン」を作る環境が提供されているということ。作るのに使うパーツは最初は少なく、本篇NEW STYLEのステージ中に置かれている袋を入手することでどんどん増えてゆく。そしてぬかりなく、作ったものをwebに接続することでUPすること、他の人の作品をDLして挑戦することもできるようにしてある。システムとしてしっかり一つ完成していて◎。
6:価値 【★★★★☆】
管理人の購入価格:1980円
ベスト版も出ており、安価で楽しく遊べる一本。
ただ、作業要素も強めにあるので、遊べる人は十二分に遊べるが遊べない人はあっという間に終わってしまう。それなりに遊ぶ人を選ぶゲームになっているといえる。
ロックマンファンであれば文句無くお勧め。
7:キャラクター 【★★★★☆】
ロックマンや8ボスキャラはいずれも生き生きとしていて、良くキャラ付けされており魅力的。旧来のものとは少し性格が違ったりするが、それはデフォルメの結果であり文句をつけるところではないだろう。
勿体ないのは、そんなキャラ達を感じられるのがほぼボスとの僅かのかけあいしか無い点。
それぞれのボスのエピソードなどあれば文句無かったのだが。
8:やりこみ要素 【★★☆☆☆】
そこかしこに書いている通り、あるにはあるが大体作業メイン。
9:グラフィック・アニメ 【★★★★☆】
3DCGでぷにぷにしたキャラの絵に合った動きがよく再現できている。
浮いたキャラもなく、良い感じ。
10:その他 【★★★★★】
隠しキャラの用意などもありしっかり「一本のゲーム」になっていたかなと。
とはいえシステム上、ワイリー作のロボットがメインになる2以降のボス相手では使えないシステムだ。
続編に期待できないのは勿体ない。
最終更新:2009年06月30日 00:50