総評 62点
【★★★★☆】
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シナリオ |
調整 |
操作 |
独自 |
価値 |
キャラ |
やり込み |
グラフィック |
その他 |
評価 |
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亜種にも程がある、なスパロボ系列作品。
遊んでみれば面白くできており、パロディやネタも詰め込まれていて飽きずにプレイできる。
しかしスパロボから悪い部分まで受け継いでしまったようで、難点も多い。
次回作は既に製作決定しているので、楽しみなシリーズである。
……スパロボじゃなくて、普通にこのシステムでナムカプ系作品を出してほしいという本音もあるが。
1:プレイ時間 【★★★★☆】
クリアまで一周30時間前後。サブイベントの類は殆ど無いので、大体このくらいだろう。
ただ一回の戦闘にそれなりに時間のかかるシステムであり、かつボス戦がかなり多いので実時間以上のボリュームを感じる作品。特にやりこむこともなく1週目で遊びつくせてしまうので、2週目を遊ぼうという気になれないのが勿体ないところか。
2:ストーリー(シナリオ) 【★★★☆☆】
あらすじ:
様々な次元を繋ぐ門「クロスゲート」の存在する世界、無限のフロンティア。数多の世界が連なるこの地を舞台に、スパロボOGのパラレル世界の住人達やラミアの系列機、果てはナム×カプ・ゼノサーガからのゲストキャラまでが共に世界の危機を打破すべく戦い、突き進んでゆく――
ジャンルとして一種のお祭りゲーであることを製作陣が良く分かっているようで、キャラクターの面々が織り成す会話ややりとりの一つ一つにいちいちプレイヤーを笑わす要素が詰め込まれている。勿論パロディなど知っている人ほど分かるものも多いが、そうでない人でも十分楽しめる内容。本作を楽しめないとなると少し好みのジャンルがひねくれていると言わざるを得ない。
ただ、ストーリーや展開自体は拙く、プレイヤーの裏をかく(驚かせる)気が全く感じられないもので、終始物語中に得られた情報からプレイヤーの予想した通りの展開が続くシナリオはいただけない。潔いといえば潔いが……それで盛り上げるのは一筋縄ではいかず、本作はそこまではいっていない。スルスルととっかかりなく最後までいってしまう感覚。
加えて、スパロボシリーズから「倒したボスが負け惜しみをいって逃げていく」法則をRPGにしても尚受け継いでしまったらしいのが悲しい。ボス戦は多いのだがその殆どの相手が「キャラクター」であり、倒しても何事もなかったかのように帰っていく。それが分かっている相手との戦闘に燃えられるはずもなく、盛り上がりも何もない。単なる喧嘩のようなものも多い。雑魚敵には異形を用いているのだから、気持ち良く打ち倒せる大型のボス等ももう少し用意するべきだったか。
3:難易度設定・調整 【★★★★☆】
システム的な欠点として、このゲームでは戦闘中にアイテムが使い放題である点がある。行動力を消費してアイテムを使ったり攻撃を行ったりするのだが、その行動力自体を回復させるアイテムが存在している為、必要なアイテムを必要なだけ使用してから行動力を全回復させてしまえば何のペナルティもなくアイテムを使用し攻撃も行えてしまう。つまり蘇生も回復も操作キャラのターンが来る度に好きなだけ行えるという、一種のシステムの崩壊が起きてしまっている。
だが、そんな状態にありながらも、終始特別なレベル上げは必要無くも適度な手応えを感じさせる、なかなか良い調整がなされている。取得経験値量の調整も、通常のRPGとは総戦闘回数がかなり異なるため難しかっただろうが上手い。○。
しかし難点として、そのアイテム使い放題があるせいで敵の攻撃があまりに大味になっている点がある。
精神コマンドで予め防御を固めておかないと、雑魚の攻撃一回でHPは半分を切り、ボスに攻撃ターンが回る度に十中八九一人殺されるような設定が、よい調整と言えるはずが無い。バランスは取れているのだが、プレイヤーの気分は良くならないというのは非常に難しい。この点を補正するにはシステム自体から何らかの見直しが必要不可欠だろう。
4:操作感(プレイ感覚) 【★★★★☆】
戦闘は簡単な操作でキャラが連続攻撃を仕掛け、気持ちがいい程敵を嬲れる。爽快感抜群なシステムに仕上がってます。ナムカプの戦闘をよりスピーディーに、かつテクニカルに進化させた形と言えるだろう。前作(ナムカプ)で培った技術に関してそれを生かしつつ、しっかり改善・研究したんだんだろうと感じられる。素晴らしい。
レスポンスも早く、全体的にストレス無くプレイできる。
だが、唯一強制回避の確率設定だけは少し高すぎたか、というのが正直な感想。初撃の途中で攻撃を強制終了されてはやる気も無くなるというもの。特に終盤は一度でも地面につけば大体中断させられるため、連続攻撃の快感に攻撃中断のイライラが勝ってしまっていた。惜しい。
5:独自システム 【★★★☆☆】
◎戦闘システム
大体こういうものには独自の名前を付けているものだが本システムにはそういったものが何故か無い。
→概要
基本、攻撃はキャラが一人ずつ独立して行う。ターンは一人一人別個にまわってくる。
コンボはボタンを押すタイミングのみに気を配れば良い簡単なもので、すぐに慣れることができる。
又、攻撃は一つ一つが結構長くボタン一回押すだけで大体5~15Hit勝手にしてくれる。1キャラで攻撃を仕掛ける際はAボタンしか使わずに気持ち良くコンボを決めることができる。
しかし逆に、前述の通り敵の攻撃も相当なコンボになり毎ターン誰かが殺される。
→連続攻撃
攻撃順を見て、攻撃中のキャラの次に自軍キャラが控えている場合に限り、そのキャラの攻撃終了から続けて次のキャラが攻撃を行える。これによりHit数をそのまま引き継いで攻撃できるほか、相手のガードを再度破る必要が無くなり大きくアドバンテージを得ることができる。
キャラに設定した初撃の攻撃タイミングを覚えていれば気持ち良くつなげることができるだろう。
→援護攻撃
攻撃ターンのキャラが行動中、行動力を消費して控えキャラに援護攻撃を行わせることができる。出来る限り多くこなすことで必殺技ゲージが多く溜まり、効率よく戦闘が進む。又、この援護にはパーソナルトルーパー(PT)を呼ぶこともでき、PTの攻撃はキャラの援護攻撃に比べ威力の面でも強力である。
→必殺技
ゲージが溜まる出せる高威力技。
1キャラ1つのみで終始同じ技を見る必要がある為、なんらかの進化があるとよかった。
6:価値 【★★★★☆】
管理人の購入価格:3980円
完全にキャラゲー……かと思ったら、ゲーム自体はそうでもなかった。
とはいえ、設定や世界観に深くスパロボ(OG、A)が関わっているため、知らない人向けのゲームではない。
笑いながらプレイする類のゲームが嫌いでなければ楽しめるだろう。
こんなのスパロボじゃない!のはもう前提として受け止めましょう(笑)
7:キャラクター 【★★★★★】
はっきりと性格付けされたキャラの面々は管理人好み。
キャラ同士のかけあいも敵味方問わずうまく作られており、ストーリーを無視した絡みだけで十分楽しめる。これは、キャラクターの魅力がしっかりと立っているがゆえの力だろう。又、キャラクターがそれぞれバトル中など喋る喋る。ワイワイと戦闘をしている様もゲームの雰囲気にマッチしていて良い。
8:やりこみ要素 【★☆☆☆☆】
無いです。隠しダンジョンもなく、隠しボスも一体だけいるがラスボスと大差無い戦闘能力しかない。
やりこむとしたら、自分で「アイテム使用禁止」など縛りを設ける必要があるだろう。
……あれ、この辺りもスパロボと一緒なのかも。
9:グラフィック・アニメ 【★★☆☆☆】
全体的にグラフィックはあまり褒められたものではない。
フィールドMAPでは言わずもがな近年のゲームにあるまじきレベルの画面であるし、戦闘画面においても動きに関してはぐりぐりと気持ち良く動くのだが、その絵自体はかろうじて及第点といったところ。挿入されるクオリティアニメがあるわけでもなく、グラフィックとして魅せる場面は特にない。
10:その他 【★★★★★】
スパロボとして発売したことが逆効果だったような気がする。ファンの人からは邪道だと避けられ、非ファンの人からはその内容から敬遠される原因になってしまった。
主に攻撃に関するゲームのシステム自体は全く悪くない為、色々と出してほしいところだ。
最終更新:2009年01月26日 23:02