立体ピクロス


総評 80点

【★★★★☆】
時間 シナリオ 調整 操作 独自 価値 キャラ やり込み グラフィック その他
評価 5 / 3 4 5 5 2 3 3 5
古くからあるイラストロジックやピクロスと呼ばれるパズル遊びを3D、つまり3次元に引き上げることに成功している、面白い試みのソフト。任天堂では以前よりピクロスソフトは出ていたが、本作はタッチペンによる手軽な操作性があってこそ実現した一本である。
小気味良くブロックを砕きながら目指す形を浮き彫りにしてゆく感覚が非常に楽しく、また気持ち良い。
ゲーム自体のボリュームも十分にある良作。DSの機能に非常にマッチした内容でGood。


 1:プレイ時間 【★★★★★】
設問は全部で350問以上あり、一問につきスムーズに一発クリアできて3~15分程度。
難易度によって大きく変わるが、大体の問題は途中で失敗した場合のやり直しを考慮しても20分もあればクリアできる。一応、終盤の高難易度のものになるとクリアまで一時間近くかかるものも存在するが。
管理人はプレイ時間を計算しながら遊んできた訳ではないが、上記から考えればオールクリアまでにかかる時間は推して知るべし。かなりのボリュームがある。設問をクリアしてゆくと途中で時間やお手付きに条件付きのタイプや、複数の問題で一つの形が完成するタイプの問題なども差し込まれ、飽きが来るのも防がれている。
結局は設問を解くことの繰り返しではあるのだが、プレイヤーにそう感じさせにくくする工夫が各所にみられるのが素晴らしい。○。


 2:ストーリー(シナリオ) 【~無評価~】
あらすじ:
なし。
当然といえば当然だが、ストーリーは存在しない類のソフト。
ゲームの流れは設問を解いて、完成した形をコレクションしていくことになる。
評価のしようが無いので今回は無し。


 3:難易度設定・調整 【★★★☆☆】
難易度を三段階で分け(初級・中級・上級)、その中でもそれぞれにレベルが1~10まで細かく用意されている。プレイヤーや段階を経ながら少しずつ難しいものに挑戦してゆくことが出来る、良い設定。ただし、ゲーム開始時は上位が封印されており問題を解いてゆかなければ難しいものが遊べない、つまり相~当遊ばないと高難度のものは一切プレイできない仕様は改善する点だろう。さすがに遠い。初級を終えるだけでも100問以上解かなければならないのだ。また、ブロック数が少ないものの方が低いレベルであるにも関わらず、何故か妙にヒントが少なく一発クリアがブロック数の多いものよりも難しくなっているのも疑問符の残る設定だ。
本作でも、表記されている数字からだけでは崩すか否かの判断を下すのも限界があるという点は2次元のピクロスと同様である。しかし、そうしたときに本作では全体の形からヤマカンで崩してゆくしか手が無い状況になるのは×。仮崩し、とでも言うのか、一か所を仮に○(or×)とした時にどうなるかという条件付きの検証を行うことができないのは残念。管理人はこの部分もピクロス本来の楽しみの一部だと思っているので、できれば実現してほしかった。


 4:操作感(プレイ感覚) 【★★★★☆】
まず本作品は、立体を色々な角度から見ながら考える必要のあるパズルである。加えて、○(確定)と×(破壊)を決めていったり、立体を輪切りにして内部まで見ていく必要があったりと、使用する操作の総数は意外と多い。これをコントローラーで実現しようとしたら、間違いなく面倒臭くなるだろうし、何より非常にテンポの悪い構成になってしまう。それは誤操作やマンネリを生み出す温床となりうるだろう。
そこで、本作では操作の殆どをタッチペンで行うようにしたことにより、直感的・体感的なプレイが可能になっている。覚えなければならない操作の殆どを体で覚えることができ、チュートリアルも充実している為、今までピクロスを遊んだことが無い人でも購入してすぐに遊ぶことができる。◎。
ブロックをザクザクと壊してゆく感覚が非常に気持ち良い。タッチペンという誤認識の起きやすい媒体であるが、殆どそれもなくストレスなくプレイすることができる。まぁ、たまにはあるが。


 5:独自システム 【★★★★★】
→ギャラリー
ピクロスの大きな楽しみの一つとして、「何が出てくるか/出来上がるか」でワクワクできる点がある。
本作では設問をクリアして浮き彫りになった様々な形がテーマ別にコレクションされてゆき、同テーマのものが全て揃ったところでテーマ名が発表されるとともに、一枚の絵のような完成を見るようになっている。単に設問を解く、というのも勿論ゲームの目的であるが、このコレクションを集めてゆくというのがもう一つの目的となってプレイヤーのやる気を刺激してくれる。非常に良い。
→問題の作成・配布
本作はWiFiを利用して新たな問題を受け取ったり、自分で問題を作成して他の人に配布するということが可能になっている。元々非常にボリュームのあるソフトであるにも関わらず、そこで終わらせずに拡張性を残したシステム構成は素晴らしい。……だが管理人は実はあまり利用していなかったりする。だからボリュームがあるんだって元々。笑。


 6:価値 【★★★★★】
管理人の購入価格:約3000円
定価も安く、価格と比べて非常に長く遊ぶことができる良品。
あらかじめピクロスが好きな人でもそうでない人でも、十分に楽しめるソフト。
本来一日にどれくらい遊んでも良いソフトであるのだが、前述の通りプレイしていて気持ちが良いのと楽しいのとで、意外にものめり込んでプレイすることも可能な作品。勿論、少しずつでも楽しい。


 7:キャラクター 【★★☆☆☆】
何の紹介もなくブロックでできたよくわからないキャラクターが出てくる。
プレイ中も画面の隅でずっと動いているのだが、クリアしてもフォローも何も無く、公式ページを見ないと名前さえ分からない。ムービーページでも常に主役として動いているのだからもう少しフォローがあってもよかったのでは。


 8:やりこみ要素 【★★★☆☆】
これといって用意されたやり込み要素・クリア後の要素などはない。
一応ゲーム自体がやり込み要素のようなものか。そういった類のソフト。


 9:グラフィック・アニメ 【★★★☆☆】
正直「いやいや見えん見えんww」という出来の造形も存在するが、非常に多くの設問がある=非常に多くの物体をパズル化している、ということでそこは凄い。多くは色がついて目などのちょっとしたアイテムが付くとちゃんとそれに見えて驚かされる。


10:その他 【★★★★★】
ちょっと遊ぶつもりで始めたのに、気付いたら5問も6問も遊んでいて30分以上になっていた、なんてことがよくある中毒性を秘めている。いやはや予想以上。これだけ問題数を用意しておきながら複数タイトルに小分けにして発売したりしなかったのは流石の一言。素晴らしい。




最終更新:2009年07月08日 23:35
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