初音ミク Project DIVA


総評 67点

【★★★★☆】
時間 シナリオ 調整 操作 独自 価値 キャラ やり込み グラフィック その他
評価 4 / 4 2 4 5 4 3 5 4
ニコニコ動画で話題になった多くの楽曲に13曲の新曲を加えて生まれた「初音ミク音感ゲーム」。
……と言いつつ、音ゲーとしての側面よりも、独自のリズムゲームを編集するモードの方が中心に据えられたソフト。用意された音ゲーをプレイすることでモジュール(コスチューム)などの素材を集め、それを使って動画を作ることができる。
あくまでもファンアイテム的なゲームであることを製作陣が分かっている難易度の調整や、モジュールの取得条件が少しずつ表示されるゲームシステムは素晴らしい。が、肝心の音ゲー部分の出来は非常に悪く、せっかくの良曲たちでさえ気持ちよくプレイできないのがあまりに惜しい。
いわゆる「プロの本気」を見ることができる本ソフト。新曲もCGデザインも、プロは流石のいい仕事をしている。ミクが嫌いでなければ、プロが作った名曲たちのPV集という意味合いでのソフト購入でも十分満足できるだろう。


 1:プレイ時間 【★★★★☆】
ゲーム開始時からプレイできる曲は5、6曲。遊べる曲は単純にプレイすることでみるみるうちに増えてゆき、全楽曲を一巡するだけでスタッフロールをみることができる。管理人はそれなりに遊びつつそのスタッフロールまで約10時間。その後、モジュールを全て集めた時点で20時間。その後は好きな楽曲のプレイや、ネットから落としてきたエディットデータのプレイが中心になる。
音ゲー部分が単なる素材集めのハードルと化している本作においては、時間のかかりすぎない良い設定と言えるだろう。やはり惜しむらくはその音ゲー部分の出来の悪さ。一通り集め終わったらわざわざ音ゲーをプレイしにPSPを起動しようなどとは思えないのが残念。(PVモードで動画を見ることはするのだが)


 2:ストーリー(シナリオ) 【~無評価~】
あらすじ:なし

ストーリーはない。
楽曲のプレイやエディットをメニューから選択して行うのみとなっている。
その他、ミクの部屋をエディットすることができ(この素材も音ゲーのプレイで集めることができる)、その部屋の中で自由に過ごすミクを眺めたり、そんなミクの写真を撮ったりできる。なんという無駄に変態な機能(笑


 3:難易度設定・調整 【★★★★☆】
本作のゲーム性で最も大きな部分を占めるのはやはりそのビジュアル面。こういってしまっては本末転倒に思う人もいるかもしれないが、実際管理人の本作の購入も音ゲー目的ではない。購入者も音ゲーが好き・得意な人よりもニコニコでミクやミクの楽曲が好きになった人たちが中心。
そういった面を考えると、通常のゲームで適当にプレイしているだけで一通りの素材が集まる本作の難易度設定は低すぎるのだが、本作に限り非常にニーズに合った調整が出来ていると言えるだろう。素晴らしい。


 4:操作感(プレイ感覚) 【★★☆☆☆】
メニューパートのレスポンスもあまりよくなく、音ゲー部分の出来の悪さからもプレイ感覚はよろしくない。
具体的には、ボタンを押下するタイミングの基準が本来あるべき位置より遅く設定されているのだ。つまり、音楽に乗ってリズムに合わせてボタンを押すと少し早すぎ、良い評価にならないのだ。判定の厳しい曲になると、リズム通りに押していてさえ失敗判定までされてしまう始末。そのせいで、音楽を聴かずに移動してくるボタンのマークを見ながらひたすら目押しをした方がよい評価が出てしまう。制作者たちは音ゲーを作ったことがなかったのだろうか、と思えてしまう。加えて、バグの一種だろうが数回に一回、流れる楽曲とノート(ボタン押下タイミング)との同期が上手く取れないときがある。明らかにタイミングがずれると気があるということ。これはさっさとリトライするしかなく、無駄な操作を強いられる。

逆に、エディットモードで誰かが作った曲などはこのボタン押下タイミングを調整してあるものが多く、非常に気持ち良くプレイできるものが多い。このソフトの為にPC-PSP間の通信手段を用意するのも悪くない。


 5:独自システム 【★★★★☆】
→チャンスタイム
楽曲中の最後のサビに当たる部分で開始される、いわゆるボーナスタイム。本作ではこの部分で得られるスコアの比率がかなり大きく設定されており、言ってしまえばこの部分さえしっかり打つように心掛ければ一番良い評価を得られる。最初から最後までミスなくプレイするのは音ゲー初心者には厳しい為、その救済策とも言えるだろう。悪くないのだが、逆に他が完璧でもこの部分で一回ミスするだけで評価の下がる楽曲もあり。スコアのみで評価が変わる仕様を少し変えてやれば改善できそうなのだが。
→モジュールコンバート
ミクのビジュアルを変更することができる。どれも非常に可愛らしく、元々のモデリングの良さとも相まって集めるのが非常に楽しい。システムを見ても、モジュールの入手条件を最初に確認してから音ゲーをプレイしにいけるシステムで、欲しいものがすぐに手に入るストレスが溜まらない内容になっている。○。
→ミクルーム
ミクの姿や部屋・流れる音楽など自由にコーディネートでき、その中でミクが自由奔放に過ごすのを眺めることができるという、少々変態的なシステムw 写真までとれるようになっているから笑える。
→リズムゲームエディット
本作の音ゲーのシステムに準拠したオリジナルのリズムゲームを製作できる。
楽曲も用意されたものに限らずメモリースティックから直接読みだして作れるし、プレイ中の映像もミクの動きやコスチュームは勿論カメラアングルまで設定できるという凝りよう。今回、このシステムが本ゲームの中核だろう。明らかにニコ動を意識している。逆に詳細に設定できすぎて面倒くさい、という管理人のようなプレイヤー用に簡易作成システムも充実しており配慮に富んでいる。○。
→ED
スタッフロールが流れる中、はちゅねミクを縦横無尽に動き回らせられる。
レスポンス良く軽快に動かせるようになっており、気づいたらスタッフロールが終わってしまっていることも。


 6:価値 【★★★★★】
管理人の購入価格:約3500円
単純に39曲のミク楽曲が出来の良いPVと共に楽しめる、というだけでもボーカロイドファンなら十分楽しめてお釣りがくる値段。音ゲー部分の出来の悪さなど全く問題にならない。加えて、ミクのコスチュームはどれも非常に可愛らしく、それだけで集める意欲の源になるレベル。カメラアングルなどPVの出来も流石のプロのお仕事。
逆に、ミクに興味のない人は絶対手を出さない方が良い。ただ、華奢な美少女キャラが好きだとか、小さな体やお尻、そこからすらりと伸びた手足に魅力を感じる人はアリ、かも。


 7:キャラクター 【★★★★☆】
「初音ミク」というキャラクター自体は既存のものなのだが、今回特筆すべきはそのモデリングの出来。フリーのソフトでミクを自由に動かせるものでMMD(MikuMIkuDance)など有名なものも存在するが、それらとはCGデザインのレベルが段違い。動き自体はそれほど凝っていないものなのに、なぜこんなにも可愛らしいのか。他のボーカロイドの姿にもできるが、それらもどれも美しい。カイトもなんというイケメン。「アイマス涙目」などと目にすることもあるが、実際動画を切り貼りしなければ自由に編集できないアイマス動画と同じことを単体でできて、かつこのモデリングのレベルはアイマスどころではない。


 8:やりこみ要素 【★★★☆☆】
やり込みと呼べるほど難しいものはない。水着モジュールだけ入手に時間がかかるが、それも難しくはなく時間さえ少しかければすぐに集まる。本作のゲーム部分は結局データを集めることが目的になってしまうため、これで十分とも言えるかもしれないが。それでもやはり遊べる内容が少ない。


 9:グラフィック・アニメ 【★★★★★】
今回用意されたPVの出来は恐ろしく良い。購入を迷っている人はニコ動などで一通り見てみると良い。
管理人には特に「ラブリスト更新中!」がお気に入りである。


10:その他 【★★★★☆】
……読んでいて分かっただろうが今回記事の内容の重複部分が特に多い。内容が濃くはない証拠だ。
やはり管理人には満足いくレベルのエディットは面倒なので、ネット上の強者のうpしてくれたものを楽しむことに専念している。



最終更新:2009年07月10日 23:14
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