仮面ライダー クライマックスヒーローズ


総評 62点

【★★★★☆】
時間 シナリオ 調整 操作 独自 価値 キャラ やり込み グラフィック その他
評価 3 3 2 4 4 2 3 1 3 4
平成ライダー10周年記念の特別な仮面ライダー、ディケイドをテーマとした一本。
平成ライダー主人公の面々を中心に総勢14名のライダーから好きなキャラを選んでバトルを楽しめる。また、戦闘中に各キャラフォームチェンジを行うことができるのだが、キャラによっては複数のフォームチェンジを持っており対戦のバリエーションは更に増えるだろう。
全体的な調整はやはりテキトーな部分が多く見え隠れするものの、スピーディな戦闘は遊んでいて爽快感があり単純に楽しい。平成ライダー系ゲームソフトの悪評はよく耳にしていたが、キャラげーとしては十分に面白いと言える出来。ただ、遊べる時間は正直短いか。一通り遊ぶのに10時間もかからなかったのは少し残念。


 1:プレイ時間 【★★★☆☆】
上記の通り、ストーリーモード(ディケイドモード)クリアまで5,6時間。各ステージのクリア時にはかかった時間&被ダメージからクリアランクが算出される。このランクを全て最上位まで引き上げてやって10時間弱。
戦闘自体が非常にスピーディーかつ軽快に遊べるようになっていて、短いプレイ時間が更にあっというまだと感じるようになってしまっている。体感時間が短いのは良いことなのだが、それが良い方向に機能していないのは惜しい。
ただ、操作キャラはそれぞれ上手く特徴的に作られているので、一緒に遊ぶ相手がおりワイワイと色々なキャラを使いこなそうとするならばそれなりに長く遊ぶことはできるだろう。悲しいかな、今現在そんな友人が近くにいない管理人なのでした(笑


 2:ストーリー(シナリオ) 【★★★☆☆】
あらすじ:
9つのライダー世界が融合を始め、世界は崩壊へと向かっていた。記憶を失い、エトランゼとして様々な世界の放浪を続ける主人公・門矢士。あるとき彼は謎の青年に出会い、自らが仮面ライダーディケイドであると共に9つのライダー世界を巡らなければならないことを告げられる。ディケイドとは一体何なのか、世界を巡る理由、自らの存在……様々な謎の答えと世界を救う方法を求め、士は旅に出る――


9つの世界を回るという名目だが、実際はいろいろな世界を少しずつ進めてゆく形をとっている。
具体的には、ステージレベルが3段階存在していて、1から順番にクリアしてゆく必要がある。そしてステージレベル1・2のそれぞれに9つの世界のシナリオが点在している。つまり、レベル1で9人のライダーとの対面を果たし、レベル2を進めることでようやく彼らの力をディケイドが取り戻してゆく。
このゲームで回る9つの世界は、テレビ版のディケイドで回った9つの世界とは違い、どちらかというと原作(各平成ライダーのオリジナル世界)の物語にディケイドが介入するようになっており面白い。まぁ、実際は開発時点で本篇のシナリオが確定していなかったからだろうが、これはこれで良い。物語の結末も劇場版とはまた少し異なるものになっており、あっさりはしているがディケイドファンならば楽しめるだろう。今の時代プレイ動画を探すだけでもいいが。


 3:難易度設定・調整 【★★☆☆☆】
ゲームジャンルとしては簡単操作の二人対戦型ゲームであるが、調整面ではちと辛いところが多い。
まず各キャラ様々なコンボや技が用意されているのだが、「使えるコンボ(技)」「使えないコンボ(技)」が割とはっきりしてしまっており、プレイングが一辺倒になってしまう点がある。次に、スライディングなどダメージ判定時間の長い技で起き攻めを確定できてしまう点。しかもそこから通常コンボに移行できたりするから凶悪だ。CPU相手ならふっ飛ばし→起き攻め→(何らかのミスで敵の反撃があれば)再度ふっ飛ばし→起き攻め→……だけで勝ててしまう。一定の操作だけで勝ててしまうアクションゲームはえてして作業になりがちである。本作ではバリエーション豊かなライダー達をストーリーモード中で「使わせる」仕様と短いプレイ時間が作用して、マンネリを起こさない程度にはなっているがよろしい調整とは言えようはずもない。
難易度は低く、少しコツをつかめば簡単にクリアできる。


 4:操作感(プレイ感覚) 【★★★★☆】
少しロード時間が気になるものの、戦闘自体は非常にスピーディーで爽快感◎に仕上がっている。
プレイ中は一部早送りしているように感じるくらい。低い難易度も作用して気持ち良く敵をボコボコにできる。この操作感の良さが本作最大の良い所。これがなかったら相当酷い一本だっただろう。


 5:独自システム 【★★★★☆】
→かんたんモード
ゲーム開始時に選択すると、ゲーム中の文章がひらがなで表示されると共に操作が(元々複雑な入力は不要なのだが)更に簡単な操作になり、ゲームの難易度も下がる。勿論、通常モードの方が自由度が高く幅広く戦うことは可能である。管理人は少し触ってすぐに通常モードに戻したので詳しくは分からない。
→ディケイド
各ライダーには複数の技が用意されているが、ディケイドだけはディケイドライバーによる斬撃・射撃しか用意されていない。ディケイドモードを進めることで平成ライダーへのフォームチェンジやFARを入手し、これに変更することが可能となる。この変更は全て戦闘前に行う必要がある=事前に自分好みにカスタマイズしておく必要があり、そういった楽しみも用意されている。個人的にはチェンジ後の相手へのダメージを確定できるカブトと、発動が馬鹿早いアギトFARがオススメ^^
→ライダーゲージ
攻撃や被弾でたまるゲージであり、これを消費することで
  • 行動キャンセル(技のスキを無くしてコンボを継続できる)
  • スペシャルアタック(オートバジンやキャッスルドランなど援護キャラを呼べる)
  • フォームチェンジ(各ライダーの別のフォームに一定時間移行できる。カブトのみクロックアップ)
  • 超必殺技(各ライダーの必殺技。最終形の最強技が多い)
などを行うことができる。キャンセルを使いコンボを繋げると気持ち良いのだが、ダメージ倍率の変化は無いように感じつつもふっ飛ばし技の大ダメージが使いやすすぎてコンボの有用性が低いのが残念ではある。フォームチェンジ・超必殺技共にゲージを全て消費するので一戦では大体どちらかしか行えないのも少し寂しいところ。ハイパーアーマー効果が付加されているクウガ・タイタンフォームと電王・アックスフォームが格闘戦では圧倒的に強い。


 6:価値 【★★☆☆☆】
管理人の購入価格:約5000円
流石に定価で買うとあっという間に終わってしまい寂しく感じる。
平成ライダーファンとしては楽しめる内容ではあるので、もう少し値段が落ちてから買うのが正解。
……とはいっても、こういった作品はあまり数が出回らない&&欲しい人はそんなに安くしなくても買う、為に中古値段があまり下がらないのが特徴ではあるのだが。
管理人はちょっと他の歴代平成ライダーゲーにも興味が湧いたので、時期を見て遊んでみようと思った。


 7:キャラクター 【★★★☆☆】
各ライダーのフォームチェンジの選び方がファンを意識した部分とゲームシステムを意識した部分との葛藤が見られ面白い。アギトのチェンジ後がトリニティフォームだったり、響鬼のチェンジ後が装甲ではなく「らしさ」を残す紅の方だったり、カブトはチェンジではなくクロックアップだったり。キバのエンペラーフォームの技の中にガルルとドッガはあるのにバッシャーがいなかったりとツボもしっかり押さえている。
ちと主人公以外の参戦数が少なすぎたかなぁ、というのが残念なところ。そう山ほど容量を使っている内容でも無いのだから、出そうと思えば出せたはず。敵限定でもよかったので出してほしかった。


 8:やりこみ要素 【★☆☆☆☆】
やりこみ要素と呼べるものはほぼ無い。
既述の通り「ストーリーモードの評価を高いものにする」くらいであり、こなしても特に報酬も無い。×。一応「ライダーカードを集める」というものもあるのだが、管理人は本篇をクリアすると全て集まっていた。この設定はどうなのだろうか。
もう少し長く遊べる要素を準備してほしかった。


 9:グラフィック・アニメ 【★★★☆☆】
モデリングや動きは良くできており、ファンとしても満足な出来。
ただ、超必殺技はもう少し奇麗に作ってあげてもよかったような気がする。
残念だったのは声がディケイド陣以外が別の人だった点。


10:その他 【★★★★☆】
「ファンが楽しめるソフト」という意味ではなかなか良くできた一本。
公式ページで少しずつ明かされるというパスワードが解析で発売日に既にあらかた判明していたのが少し可哀想ではあった。全くもって2chの力は恐ろしい。




最終更新:2009年08月16日 20:20
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