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  • 涼宮ハルヒのSS in VIP@Wiki(避難所)
  • 第3部 新・もし長門がバカだったら

涼宮ハルヒのSS in VIP@Wiki(避難所)

第3部 新・もし長門がバカだったら

最終更新:2020年03月18日 05:26

haruhi_vip2

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だれでも歓迎! 編集
第21話 バカは滅びぬ、何度でも蘇るさ

 

 

長門「来た」
キョン「おわ! いきなり何の連絡もなしにうちに来るなよ。ビックリしたじゃないか」
長門「驚かせようと思って」
キョン「そりゃ驚くぜ。窓から入ってこられたらよ。次からはやめろよ、危ないから」
長門「わかった、次は天井から」
キョン「入るな」
長門「他にどうしろと?」
キョン「普通に玄関から入って来い。なんでいつも泥棒みたいな訪ね方しか出来ないんだよ」
長門「難しい。鍵を壊さないといけない」
キョン「インターホンを押せ! すぐに開けてやるから」
長門「インターハイ……それも難しい」
キョン「ピンポーンって呼び出し音の鳴るボタンのことだよ」
長門「乳首」
キョン「違う。そんな音しないだろ」
長門「触ったこともないくせに」
キョン「うるさい、玄関前の表札の横にある小さなボタンだよ、あれがインターホン」
長門「あれは違う。ピンポンダッシュスタート装置」
キョン「最近イタズラしてたのは お 前 か !」

 

 

 

長門「そんなことより、今までのうらすじを説明する」
キョン「あらすじだ」
長門「理解した、まんすじ」
キョン「このように長門がとことんバカです」
朝倉「わたしも!」
喜緑「わたしも!」
キョン「そろってバカです」

 

 

 

そんなわけで第3部スタートにょろーん

 

 

 


 

 

第22話 バカだにゃー

 

 

 

長門「大変なことが起きた」
キョン「どうした急に」
長門「小畑健が逮捕された」
キョン「遅すぎる」
長門「そんなことはどうでもいい」
キョン「お前な……」
長門「涼宮ハルヒの力によってわたしの能力が改変されてしまった」
キョン「え……それはちょっと困るかもな。なんだかんだ言っても、お前の力にはずいぶん助けられてたからな」
長門「そのせいで、猫語が理解できるようになった」
キョン「あ、そう。よかったな。じゃあな」
長門「冗談ではないっ!」
キョン「お前そのネタ知ってるってほんとは何歳なんだよ」
長門「本当に猫語がしゃべれるようになったんだにゃ」
キョン「いきなり語尾を変えるな。さっきまで普通に話してたくせに」
長門「それでさっきあなたの家のシャミセンと話してきた」
キョン「どうだった?」
長門「あんまりかわいくなかった……」
キョン「それはわかってる。なんか話してきたんだろ? 何の話したんだよ」
長門「にゃーにゃー、にゅにゃにゃん」
キョン「頼む、人間の言葉に翻訳してくれ」
長門「He fiddles with his genitals every evening.」
キョン「言葉が足りなかった。日本語にしてくれ」
長門「小畑健が逮捕された」
キョン「絶対、今の英語の内容と違うだろ」

 

 

 

長門「猫語はそれほど難しいものではない。コツさえわかればあなたにも出来る。猫はそもそもあまり複雑な話はしない」
キョン「そんなものなのか」
長門「わたしと同じようにやってみて。にゃんにゃんににゃにゃーん、はい」
キョン「はい、……って俺にやれってのかよ……。に、にゃんにゃんにゃにゃ~ん、こ、これでいいか?」
長門「ちょっと違う。にゃんにゃんごろにゃ~ん、にゃにゃにゃん、はい」
キョン「(く……長門め、かわいいな)……にゃんにゃんごろにゃーん、にゃにゃにゃん?」
長門「下手くそ」
キョン「帰る」
長門「待って。今のはあなたが余りにかわいくて、ついつい、いじわるしたくなっただけ、ごめんなさい」
キョン「お前なあ……」
長門「にゃんにゃんにゃにゃ~ん、ごろにゃんにゃん、はい」
キョン「……にゃんにゃんにゃにゃ~ん、……って通行人に見られまくってて、その……ものすごく恥ずかしいんだが」
長門「みんなあなたの猫語のうまさに関心している」
キョン「んなわけあるか!」

 

 

長門「一つだけわかったことがある」
キョン「なんだ」
長門「あなたは人にだまされやすい。気をつけて……」
キョン「てぇめええぇぇ」

 

 

 

キョンの方がバカな日
 ──完──

 

 

 


 

第23話 一目ぼれバカー

 

 

キョン「え~と、拝啓、長門有希さま。いてもたってもおられず、
 このような形で思いを告げる無礼をお許しください。
 実はわたしはあなたに一目会ったその日から──」
 俺は中河から手渡されたアホらしい文面の手紙を、長門の前で読んでやった。

 

 

 

キョン「まあ、そういうことなんだが、わかったか」
長門「途中から一部理解できなかった」
キョン「どこだよ」
長門「拝啓ってところから後が……」
キョン「全部かよ。……とにかくお前のことが好きなんだってさ」
長門「そう……」
キョン「で、どうだ?やっぱりこんなの……」
長門「こんな頭のおかしいラブレターを書くような人とは、到底付き合う気にはなれない」
キョン「まあ、そうだろうな」
長門「まさかあなたがこんな人だったとは……」
キョン「俺じゃねえよ、中河ってヤツだ」
長門「でもこれはあなたの字。わたしには下手な嘘は通用しない」
キョン「たしかに書いたのは俺だが、中河に書けって言われただけだ」
長門「理解した。あなたが中河宛てで書いた、……ホモ(ボソ)」
キョン「理解してねえ!」
長門「一度会ってみたい」
キョン「い、いいのか?」
長門「親の顔が見てみたい」
キョン「親はやめようぜ親は。……まあ、一度中河に直接会ってみるんだな」

 

 

 

中河「長門さん……なのですよね?」
長門「そう」
中河「春頃にキョンと一緒に歩いていた……?」
長門「そう」
中河「駅前のスーパーでよく万引きを……?」
長門「そう」
キョン「またやってんのかよ!」
長門「大丈夫、あれからまだ人に見つかったことは無い」
キョン「中河に現場を見られてるんだが」
中河「そうなの……です……か……」

 

 

 

 

中河「……キョン、彼女との婚約を解消したい」
キョン「やっぱりそうか。それがいいと思うぞ」
中河「そして彼女とは改めてコンニャクしたい」
キョン「おまえもバカだったか……」

 

 

 

キョン「……だとさ」
長門「そう……少し残念」
キョン「お前でもそんな風に思うことがあるんだな」
長門「彼がコンニャクを使うところが見たかった……」
キョン「コンニャクは食べ物です」

 

 

 

みんなもコンニャクに縦に切り目を入れて遊んじゃあダメにょろよ?
お姉ちゃんとの約束だっ!

 

 

 



第24話 忘れちゃいけないもう一人のバカ

 

 

 

朝倉「おはよう、山根くん」
山根「おはよう朝倉さん。今日もいい天気ですね」
朝倉「ええ、嫌になるくらいすっきりとした青空。わたし晴れの日って本当に憂鬱、大っ嫌い」
山根「えー、あー、んー……、……そうだ、今日は朝倉さん日直ですよ」
朝倉「あら、そうだったかしら。日直のことなんて、すっかり忘れてたわ」
山根「しっかりしてくださいよ。クラス委員長なんだから」
朝倉「あら、そうだったかしら。委員長だったなんて、うっかり忘れてたわ」
山根「毎日毎日このこと言ってるんですけど。あなたには学習機能はないんですか」
朝倉「失礼な。ちゃんとジャポニカ使ってます」
山根「学習ノートじゃありません」
朝倉「でもキョンくんには効かないのよね……名前がかけない……」
山根「デスノートでもありません」
朝倉「あ、もう先生来ちゃった。あれ? 日誌がないわ。今日の日直だーれー?」
山根「あんたや」

 

 

 

~~お昼休み~~

 

 

朝倉「お弁当作りすぎちゃった、一緒に食べない?」
山根「いつも思うんですけど、パンの耳はお弁当じゃありません」
朝倉「じゃあ、お弁当交換しよっか?」
山根「人の話を聞いて下さい」
朝倉「あ、いけない。またお弁当と間違えてアーミーナイフ持ってきちゃった」
山根「どこをどう間違えたらそうなるんですか。危ないからしまってください」
朝倉「わたしには有機生命体のお弁当のおかずの概念がよく理解できない。ぱくっ」
山根「僕のウィンナーを勝手に食べないでください。そして早くナイフをしまってください」
朝倉「わたしあんまりウィンナーって好きじゃないのよね……まずいわ……うぇ」
山根「勝手に取っておいて文句たれないでください。あとナイフを箸代わりにしないでください」
朝倉「あら、もう食べないの? そんなに残すならわたしにちょうだい」
山根「まだ食べ始めたばかりです。あとナイフを僕の喉元に突きつけないでください」
朝倉「山根君、好き嫌いはダメよ。わたしが手伝ってあげる。ぱくっ」
山根「ああ、メインの焼き魚までとらないでください。あとナイフが刺さってます。抜いてください」
朝倉「うん、それ鰤。ぱくっ」

 

 

キョン「山根……宇宙人と一緒にメシを食うなんてバカじゃないか」
長門「同感。危険すぎる。ムシャムシャ」

 

 


 

 

第25話 忘れちゃいけない、さらにもう一人のバカ

 

 

 

会長「うむ、全員揃ったようだな、始めてくれ、喜緑くん」
喜緑「はい、生徒会役員の皆様、本日はお忙しい中お集まりいただき、誠にありがとうございます。
 これより第13回生徒会定例会議を始めます。本日司会を勤めさせていただきます、書記の喜緑江美里でございます」
会長「さっそくだが、喜緑くん、今日の会議の議題を黒板に箇条書きしてくれ」
喜緑「はい、かしこまりました」
会長「喜緑くん」
喜緑「なんでしょう」
会長「私の背中は黒板ではない。そんなところに文字を指でなぞられてもちっとも意味が無い」
喜緑「うふふ、じゃあ、これはなんて書いたでしょう?」
会長「『す・き』……って違う! そんなことはしなくていい! この黒板に書きたまえ!」
喜緑「黒板にも大きく『すき』って書くんですか? やだぁ……ちょっと恥ずかしいかも」
会長「今日の議題を書くんだよ」
喜緑「背中にですかぁ? たぶんみんな読めないと思いますよ?」
会長「黒板に! チョークで! 今日の議題を! みんなにわかる文字で! 書いてくれ!」
喜緑「は~い、わかりました~」

 

 

 

会長「なんでこんなヤツが書記なんだよ……ったく」
喜緑「できました」
会長「うむ、さっそく今日の議題の1つ目はこの喜緑くんと私のデートの日取りだが──、おーい……喜緑くーん」
喜緑「はい、なんでしょう?」
会長「こんなことは今日の議題に入っていないはずだが」
喜緑「現場の独断で勝手に行動するのが、今わたし達の間で流行してまして。特に急進派の中で」
会長「ここも現場だ。私が目の前にいるのに独断で行動されては困る。もういい、私が書く」
喜緑「ああん、わたしの仕事と唇と処女を奪わないでくださいよ~」
会長「余計な単語を加えるな! 他の生徒に聞かれたらどう思われるかわからん!」
喜緑「はい、次からはもっと人の多いところでやります」
会長「余計やるな!」
喜緑「だから今やってるんですっ。わたし何か間違ってますか?」
会長「……そもそも、君が書記に選ばれているのが間違ってる」
喜緑「うふ、そんなことないですよ、わたしきちんと仕事してるじゃないですか」
会長「ほ~う、たとえばどんな仕事だね」
喜緑「生徒会の活動における時間の管理に関しては、一秒たりとも狂ったことはありません」
会長「じゃあ、なぜこの会議の時間は今まで一度も有効に使われたためしが無いんだね?」
喜緑「はい、もうお時間になりましたので、ここでお開きとします。皆様お疲れ様でした」

 

 

キーンコーンカーンコーン……

 

 

喜緑「ほら、時間ピッタリでしたよ、会長」
会長「だあーっ! 結局また私の仕事が増えただけじゃねえか!」
喜緑「うふ、その分わたしも一緒に残って手伝います」
会長「いや、帰ってくれ」
喜緑「嫌で~す」

 

 

 

長門「ギャバンが無い……」
キョン「ああ、『出番』がないな」

 

 

 

そんなこといったらわたしなんて今まで一度も出てないぞっ! おいっ!!
ちいっともめがっさじゃないさっ! バカ!

 

 


 

 

第26話 ワンダリングバカ ~坂中さんのおうちにて~

 

 

 

ルソーとマイクの前にシャミセンを配置した長門。
阪中はそれを心配そうに見守っていた。

 

 

 

阪中「これでルソーの容態は、よくなるのね?」
長門「大丈夫、泥舟に乗ったつもりで安心していればいい」
阪中「大船でしょ、ああ、もう心配で仕方ないわ……」
長門「心配無用。わたしはこの方法で何匹もの犬をきちんと葬っている」
阪中「全然ダメじゃない! 治らなかったら本当に承知しないんだからね!」
長門「……シッ! もう始めている。集中するから黙ってて」
阪中「……」
長門「……」プウ
阪中「……く、くさっ」
長門「……今のは風の音」プスゥ
阪中「ル、ルソーの前でおならするのはやめて! 犬は鼻が敏感なんだから!」
長門「熊の」プウ「さん」
阪中「ちょ、ちょっと何度も何度もおならしないで!」
長門「おならじゃない。すかしっ屁」ププゥッ
阪中「同じよ! それにちっともすかしてないじゃない!」
長門「それより犬の様子を見て」
阪中「ルソー!?」
長門「すっかり楽になった……」
阪中「ルソーおぉぉぉぉ!!!!」

 

 

シャミセン「南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏。ありがたいありがたい」

 

 

 

~我輩はバカである~ ─完─

 

 

 


 

 

第27話 ハロウィンでもバカ

 

 

 

キョン「お、なんだ長門、変な格好して。魔女のつもりかそれ」
長門「ハローワーク」
キョン「ハロウィンか」
長門「徳利オアトリートメント」
キョン「トリック オア トリートだろ」
長門「そう、トリート」
キョン「ほら、お菓子やるから。いたずらはやめてくれよ」
長門「素直に渡せば死なずにすんだものを……」
キョン「渡したじゃねえか」
長門「……ボリボリガリボリ」
キョン「うわっ! 一気食いしてやがる」
長門「……ゴクン。足りない」
キョン「早すぎだ。飴玉とかせんべいとかも全部一口で飲み込みやがって」
長門「飲み込みの早い子だなんてはじめて言われた、エヘヘ」
キョン「褒めてません」
長門「お菓子ちょうだい、お菓子ちょうだい、お菓子お菓子お菓子お菓子おーかーし~」
キョン「もうダメです。虫歯になるでしょ」
長門「おかし~、ちょうだいよ~。なんでもするから」
キョン「なんにもするな。お前がなんかするとよくないことが起きる」
長門「飴がほしい~、ねえ。舐めるだけ、食べないから」
キョン「飴は舐めたら食ってるのと同じだろ」

 

 

 

ハルヒ「あら有希、そんな格好で何してるの?」
長門「舐めたい、あなたのが欲しい」
ハルヒ「ちょ、……あんた何させてるのよ」
長門「なんでもしますから、舐めさせて。咥えるだけでもいい」
キョン「ちょ、ちょ、待て待て!」
長門「おかして、おかし~て~、早く~」
キョン「『て』をどこからもってきた!」
ハルヒ「変態! けだもの! ロリコン!」
キョン「ま、待て! ハルヒ!」

 

 

キョン「長門はこう見えても高校生なんだぞ! ロリコンはないだろ~!」
長門「つっこむところ違う」
キョン「すまん」

 

 


 

 

第28話 エンドレスバカ

 

 

 

長門「遊びに来た」
キョン「うわっ、何度も言うが窓から俺の部屋に入ってくるのはやめろ。天井もだ」
長門「わかった。今度からあらかじめ部屋の中で待つ」
キョン「やめろ。それより俺は今忙しいんだ」
長門「たしかに、あなたは今吐く息を荒げつつ、右手で硬い棒を握り締めながら、せわしなく前後運動している」
キョン「紛らわしいことを言うな。今夏休みの宿題やってんだよ。邪魔するな」
長門「夏休み最後の日になって、今頃、宿題をやってるとは、聞いて呆れる」
キョン「うるさいな、仕方ないだろ。毎日お前が遊びに来るんだからよ。それよりお前はもう終わったのか?」
長門「任せて、完璧」
キョン「ほう、すごいな。俺に少し写させてよ」
長門「駄目」
キョン「なんだよ、ケチだな。いつも俺の宿題を写させてやってるのに」
長門「なぜならわたしはあなたのを写す予定だから」
キョン「何が『任せて、完璧』だよ」
長門「あなたなら当然、写させてくれるはず」
キョン「俺だって途中までしか終わってないよ」
長門「使えないヤツ……」
キョン「全くやってないお前が言うな。よし、一緒にやるか?」
長門「それが人に物を頼む態度とは思えない」
キョン「それは俺のセリフだ」
長門「……やってあげる」
キョン「ほとんど俺が問題解くんだけどな……」

 

 

 

 

キョン「それでお前は自由課題、何を提出するんだ?」
長門「観察日記」
キョン「……小学生じゃないんだから」
長門「大丈夫。涼宮ハルヒの観察日記」
キョン「余計ダメだろ」
長門「でも途中までしかやってない、これ」
キョン「……7月20日の分しか書いていないのを途中までというな。全くやってないじゃないか」
長門「これから涼宮ハルヒを観察してくる。どうせあなたと会えない寂しさから自慰行為にふけってるころ」
キョン「やめろやめろ。別のものを出す方向でいけ。読書感想文とかはどうだ?」
長門「わかった。『【涼宮ハルヒの観察日記】を読んで』」
キョン「自分の未完成作品を題材にするな」
長門「でも他にやったことと言えば、よくあなたの家に上がりこんだだけ」
キョン「なんだか寂しい夏休みだな、おい……」
長門「そんなことはない。人間の長期休暇の過ごし方というものを堪能が出来た。非常に参考になった」
キョン「そうか、それはよかった」
長門「あなたはナースとスク水が好き。2日に1回はそのネタを使用する」
キョン「てめえぇぇ! 俺のことはしっかり毎日観察してやがったなぁああ!」

 

 

 

長門「あ……大事なことを忘れていた」
キョン「まだなんかあるのか?」
長門「最終日にあなたの家で宿題をするこのシークエンスは15497回目。また夏休みがループすることが確定」
キョン「そういう大事なこと忘れるなよ!」

 

 

こうしてまた夏休みは繰り返されていくのでありましたとさっ
めがっさめg──

 

 


 

 

第29話 不思議さ<バカさ

 

 

 

不思議探索でハルヒとペアになった長門

 

 

 

ハルヒ「今気づいたんだけど、そういえば有希って実はかなり不思議な存在よね」
長門「よく自分のマンション内で迷う。不思議なダンジョン」
ハルヒ「それあんたがバカなだけでしょ。それよりあんなマンションに一人で住んでるのは変よ」
長門「わたしの両親はコガネムシだから」
ハルヒ「それをいうならお金持ちでしょ」
長門「そうともいう」
ハルヒ「あと有希ってなんで休みの日でもいつも制服着てるの? いつも不思議に思ってたんだけど」
長門「……服をどこで買ったらいいかわからない」
ハルヒ「ちょ、ちょっとそれ本当?」
長門「なんでも揃うというお店に行っても売っていない、なぜ?」
ハルヒ「そりゃ食品卸売り市場に行ってもね……。有希の家の近くにある安いお店知らないの?」
長門「知ってる……ユニーク」
ハルヒ「ユニクロ」
長門「わかってた。少しあなたの知性を試してみたかっただけ」
ハルヒ「ほんとに負けず嫌いなんだから……。じゃあ駅前のユニクロいくわね。いい?」
長門「……」コクン

 

 

~~~

 

 

ハルヒ「ねえ、有希。これなんて似合うんじゃない?」
長門「ダメ。地味すぎる。ただでさえ地味なわたしは、ますますキャラが薄くなる」
ハルヒ「キャラは十分濃いと思うけど……、じゃあ、これなんてどう?女の子らしくてかわいいと思うんだけど」
長門「こんなに露出が多い服を着たら、まわりの人間に刺激が強すぎる。犯罪を誘発する」
ハルヒ「どこからそんな自信がわくの……? じゃあこれは? 今年の流行色らしいよ」
長門「わたしは白いのが好き。こんな色じゃ目立ちすぎる」
ハルヒ「そんなに文句ばっかり言ってたら服なんて選べないじゃない」
長門「いっそ服なんて何も着ない方がいい。動物も服を着ない」
ハルヒ「ダメに決まってるでしょ」
長門「なぜ? あなたも普段は服を着てないのに……」
ハルヒ「ちょ、ちょっと、変な事実作らないで!」
長門「真っ裸で大また開きで闊歩していたあなたはとても雄大だった」
ハルヒ「ここで急に温泉での話をしないで」
長門「それにしてもあなたの服はいつもかわいい」
ハルヒ「あ、あらそう? とくにこだわってるわけじゃないんだけどね」
長門「裸にコート、なかなかいいセンスしてる……」
ハルヒ「ちゃんと中に着てるわよ! ほら!」
長門「今日は珍しく……」
ハルヒ「珍しくない!」
長門「そうだった。ブラをしていないのはいつものことだった」
ハルヒ「してるわよ!」
長門「してなかった。服の上から乳首が透けてた。わたしは見た」
ハルヒ「してるってば! ほら見なさい!ガバッ」

 

 

店員「お客様、他のお客様のご迷惑になりますので、とっととお帰りいただけないでしょうか」

 

 

~ハルヒをからかうと、とても楽しいということを学習している長門~
           ─ 完 ─

 

 


 

第3部 最終回

 

第30話 告白されてもバカ

 

 

キョン「お、長門、今日は本じゃなくて新聞読んでるのか」
長門「端末とはいえ上等膀胱愚連隊の一部。これいくらいの知的好奇心は当たり前」
キョン「『情報統合思念体』だろ。でもすげえな、新聞が逆さまでも読めるのか」
長門「大丈夫……新聞紙だから逆にしても、しんぶんし」
キョン「うまいこと言ったな。珍しく」
長門「どうせ文字など読めないから同じこと」
キョン「やめろよ、そういう時間の無駄な使い方」
長門「いつも、つい……」
キョン「それも逆から読むと同じになるってか」
長門「怪文は得意」
キョン「『回文』だろ。たしかに怪文なら得意そうだが……」
長門「む、信じてない……どっちがカナブンを多くいえるかで勝負」
キョン「お、長門、今日は珍しく積極的だな。あとカナブンじゃなくて回文だからな。そんなもので勝負したくない」

 

 

長門「まずわたしから」
キョン「ああ、どうぞ」
長門「………うぅ……」
キョン「どうした?」
長門「…………パスは何回まで?」
キョン「っておい!はええよ!いきなりパスかよ!。じゃあ、パスは二回までで、お前はあと1回ってことにしよう」
長門「さっさと言え、3秒前、2、1……」
キョン「いきなり態度でかいな! じゃあ『トマト』」
長門「あああ!……い、言われた~、わたしがこれから言おうと思ってたのにぃ~!」
キョン「待て待て! お前今パスしたじゃないか!! だったら先に言えよ!」
長門「ずぅるぅいぃぃ! うわ~ん~、違ぁうのぉ~、わぁたしがぁあ!次にぃいうのぉ!うわぁぁん!」
キョン「なんだなんだ、あーあ…また泣いちゃったよ……」
長門「うわ゙ぁぁぁ~ん、ずるしたずるぅいぃぃ!あぁんあぁん、いやいやいやぁぁあ!」
キョン「わかったわかったもう俺の負けでいいよ」
長門「またぞうやって投げやりなんだぁ~、うぐ、そうやってわたしのことバカにしてるんだぁ! ゔえぇぇん」
キョン「違うよ長門。本当に俺の負けなんだ……俺はずっと前からお前に負けてるんだ。惚れたら負けというゲームでな」
長門「ぐす……え? ごめん……も、もう一度言って」
キョン「バ、バカ……二度と言うかよ(////)」
長門「……掘られたら負けというゲイです?」
キョン「俺の大事な告白まで聞き違えるな」

 

 

こうして二人の距離は少しだけ近づきましたとさっ。
めがっさめがっさ。

 

 

 

~~第3部 新・もし長門がバカだったら~~
      ──完──

 

 

 

  • 第4部へ続く。

 

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