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  • 涼宮ハルヒのSS in VIP@Wiki(避難所)
  • 新ジャンル「空振りダブルス」

涼宮ハルヒのSS in VIP@Wiki(避難所)

新ジャンル「空振りダブルス」

最終更新:2020年03月14日 06:48

haruhi_vip2

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だれでも歓迎! 編集

 

鶴屋「うふふ。うふふふふ」
みくる「どうしたんですか、鶴屋さん? 今日はとてもご機嫌ですね」

鶴屋「うっふっふん。やっぱ分かる?」

みくる「今朝会ってから、ずっとにやにやしっぱなしじゃないですか~」


鶴屋「にやにやもするさ。だって、ついにあのちゅるやさんがアニメ化&漫画連載スタートするんだよ!」

 

鶴屋「超超超興奮っさ! 驚愕発売が未定のままゲームや4コマ漫画なんかも発売される中で、私メインのメディアがついに開花するんだからね!」
みくる「ああ、そういえばそうですね。うふふ」
鶴屋「どうしよう!? 今のうちにサインの練習とかしといた方がいいかな!?」
みくる「大丈夫ですよ~」

 

みくる「だって、鶴屋さんとちゅるやさんって別人じゃないですか~」
鶴屋「……え?」


みくる「確かにちゅるやさんは鶴屋さんを元にしたマスコット的キャラではありますけど、だからこそ鶴屋さんとは別の存在じゃないですか」
鶴屋「いや……まあ、確かに、私をモデルに作られたキャラっていう段階で私とは別物だけどさ……」
みくる「でしょ? だから、鶴屋さんがサインの練習したり、台本のセリフを覚えられるか気にしながら記憶力向上グッズに手を出したりしなくてもいいんですよ」
鶴屋「………ま、まあね」

 

みくる「でも羨ましいな~。私にはちゅるやさんみたな存在がないから、とっても輝いて見えます!」
鶴屋「………ありがとね」
みくる「私たちも原作キャラとして、ちゅるやさんの活躍を見守っていきましょうね」
鶴屋「………うん」

 

~~~~~

 

鶴屋「ってね、みくるが言うんだ」
朝倉「奇遇ね。私もまったく同じことを長門さんと喜緑さんに言われたんですよ。朝倉涼子とあしゃくらさんは別人だって」

 

朝倉「床に正座させられて、長門さんと喜緑さんが私の前に仁王立ちして私を見下ろしながらそんなこと言ってくるのよ。ひどくない? ちょっとくらい夢を見たって罰はあたらないのに」
鶴屋「みくるも有希っこも空気読んでほしいよね。言われなくたって薄々気づいていることなのに、改めて他人から言われるとショック受けるっていうのにさ」
朝倉「妬んでるのは分かるけど、私たちのような原作じゃサブキャラ扱いの登場人物にとっては千載一遇の機会なのよね。そこが分かってないのよ、朝比奈さんも長門さんも」


鶴屋「ハルヒちゃんの中じゃ、私は謎の古武術を使うグラップラー的な扱いでさ。それはそれで良いんだけど、なんかネタキャラ扱いっていうのがね」
朝倉「まだいいじゃない。私なんて縮んで長門さんの慰みものにされてるのよ」

鶴屋「……世の中って不公平だよね」
朝倉「ロングヘアーは朝比奈さんひとりで十分っていうことでしょうか」
鶴屋「嫌な世の中だよね」
朝倉「脱ぐか否かの瀬戸際に立たされた落ち目アイドルっていう感じよね」

 

 

鶴屋「で、でもまだまだこれからだよ! あきらめちゃダメなのさ! 私たちにだって、まだまだチャンスはあるに違いないってば!」
朝倉「あきらめないって、どうするの?」
鶴屋「ちゅるやさんに出てくる、ちゅるやさんやあしゃくらさんと私たちを比較して、私たちに足りないものを取り入れていけばいいんだよ!」
朝倉「そ、そうね! どうせまだ驚愕も1年は発売されないだろうし、今のうちにキャラチェンジして別属性の人たちにも受け容れてもらえるキャラになっていれば」
鶴屋「さらに人気が上がって、原作キャラの私たちメインのメディア展開も期待できるって寸法さっ!」

 

朝倉「やりましょう! 私たちサブの力を合わせて!」
鶴屋「うん、共同戦線だよ!」

 

~~~~~

 

鶴屋「それで、早速だけど。ちゅるやさんキャラにあって原作キャラである私たちに足りないものって、なんだと思う?」
朝倉「う~ん、そうですね。ぱっと見、かわいらしさかしら?」

 

朝倉「やっぱり2頭身や3頭身のような、見てるだけで撫でたくなるようなのほほんとした愛らしさが一番の問題だと思うの」
鶴屋「まあ、それがちゅるやさんという作品のウリの一つだからね。私たちにはそこは参考にできそうにないな……」
朝倉「そんなことないわよ。確かに頭身を下げることは無理だけど、見る人の庇護欲をくすぐるような可愛らしさを身につければ良いだけのことよ」
鶴屋「なるほど。可愛らしさをねぇ。どうアピールすれば良いだろう」

 

朝倉「そうだわ。キョンくんの妹さんの行動を参考にしてみたらどうかしら?」
鶴屋「子どもの無邪気な言動は微笑ましいものだからね。その案も一理あるか。試してみる価値は十分っさ!」
朝倉「じゃあ、早速妹さんの真似をしてみましょう!」

 

~~~~~

 

鶴屋「ねえねえ、キョンくん!」
キョン「鶴屋さん、それに朝倉? 珍しい組み合わせですね。どうしたんですか?」
鶴屋「キョンくん、ちょっとお願いがあるんだけどね。ハサミ貸してくれないっかな? てへっ☆」
キョン「え? ハサミですか? 別にいいですけど、どうするんですか?」
朝倉「ハサミでキョンくんの下腹部を刺突させて~! てへっ☆」
キョン「かえってください」

 

~~~~~

 

朝倉「おかしいわね。私たちの演技は完璧なものだったのに」
鶴屋「やっぱり外見が高校生じゃ、小学生の動きを真似しても無理があるのかな。ヘタすりゃイタいだけだもんね」
朝倉「仕方ないですね。別の方策を考えましょう」

 

鶴屋「ちゅるやさんのウリといえば老若男女、誰が見ても安心できる、ほのぼのとしたコメディ性だよね」
朝倉「なるほど。それもありですね。思えば原作じゃ、私たちはほとんどシリアスを担当していたわけですし」
鶴屋「ここで一転してネタキャラになるっていうのもありなんじゃない?」
朝倉「ものは試しですね。やってみましょうか」

 

朝倉「私は有機生命体の笑いのツボというものがイマイチ理解できないの。私の芸がいけるかどうか採点してもらえる?」
鶴屋「オールOKよっ! さあ、ビシッと決めてちょうだい!」

朝倉「それじゃぁ。こほん……」

 

朝倉「あれは数日前。私が友人の家を訪れていた際のことです」

 

朝倉「私とクラスメイトの友達はひとしきり世間話に花を咲かせた後、夕食を準備するためキッチンに向かおうと立ち上がりかけた時のことでした」

 

朝倉「何気なくベッドの下に目をやると……そこには両手に斧を握りしめた、恐ろしい形相の古泉一樹が横たわり隠れていたのです!」

 

鶴屋「………」

 

鶴屋「…………ぷっ! ふはははは!」

 

鶴屋「あーはっはっはっは! ひーひー! ベッドの下に古泉くん!? なにそれ!? 超うけるってば!」
朝倉「こんなもので良いかしら?」
鶴屋「朝倉ちゃんの友達の家のベッドの下に斧を持った小野○輔が隠れてたっての!? これは高度なひっかけダジャレだねっ!」

 

鶴屋「はーはっはっはっはははは! 笑いすぎておなかが痛いよ!」
朝倉「鶴屋さんのこの反応。いける。今度こそいるわ!」

 

~~~~~

 

みくる「あれ、鶴屋さんに、朝倉さん?」
鶴屋「ねえねえみくる。ちょっと時間いいかな?」
朝倉「聞いてもらいたいことがあるんだけど」
みくる「はい、なんでしょうか?」

 

鶴屋「実はさ。朝倉ちゃんがおもしろい話知っててさ。あんまり面白いからみくるにも聞いてもらおうかと思って」
みくる「そうなんですか? どんな話なんです?」

 

 (( 中略 ))

 

朝倉「そこで、その子どもがふりかえってこう言ったの」

 

朝倉「犯人はおまえだ────!!」

 

みくる「………」


鶴屋「あーはっはっはっはっはっは!」
みくる「………」
鶴屋「最高! その話も最高っさ! もうご飯三杯はいけるねッ!」
みくる「………」
朝倉「でしょ? ちょっと自信があったんですよね~」
みくる「………」

鶴屋「あれ、みくる? どしたの?」
みくる「………」


朝倉「あら? 朝比奈さん、意識がないわよ?」
鶴屋「ありゃ? みくる、気絶してる?」

 

鶴屋「おーい、みくる、みくるー。大丈夫かい~?」

 

鶴屋「どったの~?」

 

~~~~~

 

鶴屋「どうも私と朝倉ちゃんのギャグセンスはちょっと受けが悪かったようです」
朝倉「個人的には手ごたえを感じていただけに、残念だわ」

 

鶴屋「やっぱり、最初から他作品の物まねで人気を上げようとすること自体にムリがあったのかな」

朝倉「真似がムリなら、今の私たちのアーキタイプをより進歩させることでキャラを立たせるしかないですね」

鶴屋「頭身を下げたり無理にギャグを作ったりするのに比べれば、自分たちの持ち味を活かすのは土台がしっかりしてるからやりやすそう」

朝倉「じゃあ、具体的な考察に移りましょうか」

 

鶴屋「私のキャラクターは、そうだね。一言でいうなら、明るく元気なちょっぴりミステリアスなお姉さんってところかな」

朝倉「私は目的のためなら手段を選ばない急進的な監視者かしら?」

 

鶴屋「ということは、私のキャラを特化させると、能天気な不思議ちゃんだね!」

朝倉「じゃあ、私は極右主義者ね!」

 

~~~~~

 

鶴屋「古泉きゅ~~~~ん!」

古泉「鶴屋さん。こんにちは」

鶴屋「つっかまっえった☆ ベヒモス♪」

古泉「え? ど、どうしたんですか?」

 

鶴屋「あのね、古泉きゅん。鶴屋ねー、古泉きゅんにねー、お願いがあるぜんちんばっくぶりーかー」

古泉「あ、あるぜん……? 僕に頼みごとがあるっていうことですか?」

鶴屋「そ~なの~っさ! こないだ三丁目の角に新しいケーキ屋さんができたでしょ~?」

古泉「ええ。確か、モンブランがおいしいと有名な、雑誌にも載った有名店の支店ですよね」

鶴屋「そうなの~。そこのね、モンブランが食べたいんだけど、いつ行っても売り切れなのすとらだむす」

 

古泉「ひょっとして、そのモンブランを購入する手伝いをしてもらいたい、と言うことですか?」

鶴屋「そうなのッサ! 是非そこのモンブランを手に入れて、きたる9月9日の午前2時に北高の屋上に奉りに来てもらいたいのッサ!」

古泉「9月9日の、深夜2時、ですか……? 何故そんな時間帯に北高の屋上などへ……」

鶴屋「宗教上の問題ですとろい」

 

鶴屋「9が2つ並ぶ時、つまり9月9日。その中でももっともベリトアオルモスト様の霊的能力が高まる午前2時に一番適した場所へ祭壇を設置して祈祷を捧げることで地上すべてにまんべんなくファムカラムス波動エネルギーをコーティングし、宇宙から降り注ぐ害悪にまみれたトリナウムス排気拾層めけめけ光線を防げるのッサ!」

古泉「………はあ。そうですか……」

鶴屋「そしてボジーヌルサンリン毒素に汚染された高屈折型脚砕き式大気がしだいに浄化され、より純粋に霊的力を行使できるようになったベリトアオルモスト様の御力によって人類の平和が保全されるって寸法なのッサ!」

古泉「………」

 

古泉「………あの、その、なんていうか」

 

古泉「それが、宗教上の理由というやつですか」

鶴屋「地球人類のために一肌脱いでくれないっかなでぃあんですろっく」

古泉「……モンブランを買ってくるのは別に構わないのですが……うわっ!」

鶴屋「というわけで早速一肌脱いでおくれよどばしかめら」

古泉「ちょっと、よく分からない理屈を並べながら僕のベルトを外そうとしないでくださいよ! どうしたんですか、鶴屋さん!? 今日はいつもと様子が違いますよ!?」

鶴屋「いいやんいいやん。ズボンのひとつやふたつ脱いだって、減るもんじゃないんだしんじけーと」

 

鶴屋「くるしゅうないじぇりあ! くるしゅうないじぇりあ!」

古泉「ちょ、待ってください! チャックだけは! チャックだけは!」

 

朝倉「古泉一樹その命もらいました!!」

古泉「うわっ! あああぶない! あなたは朝倉涼子!?」

 

古泉「って、本当にあぶない! なななんですかその肉厚な日本刀は!?」

 

朝倉「日本刀? ちがいますよ。これは日本刀なんかじゃありません」

 

朝倉「はあはあはあ!」

 

朝倉「これはナイフです。この朝倉丸DXは刃渡り120cmありますが、紛れもなくナイフです」

古泉「ちょ、ちょっと! あなたたちと機関は一時休戦中でしょう!? ここ、こんなところでそんなことをしたら、どうなるか分かっているんですか!?」

朝倉「はあはあはあ!」

 

朝倉「ひひ……ひひひ………宇宙の秩序のため、氏にさらせや古泉一樹ッ!」

 

古泉「いや─────!!」

 

~~~~~

 

鶴屋「……もっそ怒ってたね」

朝倉「普段の彼からは想像もできないほど凶悪な形相で怒り狂ってましたね」

鶴屋「おねえさん、マジで久しぶりに廊下で正座させられたよ」

 

朝倉「いくら自分のキャラとはいえ、アーキタイプを特化させるのって加減が難しいですね。私、こういう微妙な加減って苦手なんですよね。おかげでただの危険人物になっちゃったわ」

鶴屋「私もだよ。不思議ちゃんを演じてたつもりが、だんだん嵩じてきて、ただの電波系の狂信者っぽくなってたし」

 

朝倉「ここまでやって、ことごとくがダメということは私たちの話し合いには限界があると認めざるをえません」

鶴屋「2人で解決するには難しすぎる題材なのかな」

朝倉「仕方ないですね。第三者の意見も聞きながら、総括的に考えていきましょう」

 

~~~~~

 

ハルヒ「え? より人気を出す方法?」

鶴屋「ツンデレという絶対的な属性を持つハルにゃんなら、私たちのキャラをより際立たせることも可能だろうな~と思ってさ。良ければお説を拝聴させてもらってもいいかな?」

朝倉「是非ともお願いしますわ、涼宮さん」

ハルヒ「ふふ~ん。なかなか分かってるじゃない」

 

 

ハルヒ「キョンやみくるちゃんじゃなくて、私に相談してきたってことは、だいぶ見込みがあるわよ」

朝倉「本当!?」

ハルヒ「もちろんよ! 大船に乗ったつもりで私にドーンと任せなさい!」

 

ハルヒ「フィギュア業界に一大ムーブメントを起こしたみくるちゃんのメイド姿やバニー、ウェイトレスのコスプレを定着させたのは誰の功績だと思う?」

朝倉「谷川流先生じゃないかしら」

ハルヒ「しゃーなろ!」 ビシッ

朝倉「いたっ! ごめんなさい、ムエタイばりのローキックは勘弁してください!」

ハルヒ「まったく。しょうがない子ね」

 

ハルヒ「それじゃ質問を変えるわ。音楽界に一大旋風を巻き起こした恋のミクル伝説を作詞作曲したのは誰だかしら?」

朝倉「えと、確か、作詞は山本寛さん、作曲・編曲は神前暁さんでした」

ハルヒ「しゃーなろ!」 ズビシ

朝倉「い、いたい! 故ジャイアント馬場さんを彷彿とさせるココナッツクラッシャーは勘弁してください!」

 

ハルヒ「いい? 心機一転して新キャラのごとく再出発をしたいと思うなら、何もまったく違う属性のまねごとをする必要はまったくないわ」

 

ハルヒ「無理のない範囲で、自分に合った属性を身につければ良いのよ!」

鶴屋「たとえば、伊達メガネをかけてメガネ属性をつけるとか、そういうこと?」

ハルヒ「それもありね。私的にはそんなの普通すぎてNGだけど、要するにそういうことよ!」

朝倉「なるほど。それじゃ、私は手始めに髪を束ねてポニーテールにしてみます」

ハルヒ「しゃーなろ!」 バシッ

朝倉「きゃっ! うぅぅ……難易度の高いJOスープレックスを瞬時に極めないでください……受身がとれずに後頭部からモロに落ちたじゃないですか……」

 

ハルヒ「まったく。仕方ないわね。キャラメイキングの経験がない2人のために、特別に私が鶴屋さんと朝倉さんに特別にキャラ作りのイロハを指南してあげるわ」

 

ハルヒ「まず鶴屋さんは……そうね……」

 

ハルヒ「男装よ!」

鶴屋「男装?」

ハルヒ「そう、男装! 男らしい女性!」

鶴屋「っていうと、ベルバラのオスカーとかリボンの騎士みたいな、訳あって男として育てられた女の子、みたいな?」

ハルヒ「さすが鶴屋さん。よく分かってるわ。その通りよ」

 

ハルヒ「普段は男よりも男らしい頼り甲斐ある先輩なのに、ふとした時に垣間見せる女らしさ! このチラリズムにKOされない者はいないと断言してもいいわ!」

鶴屋「なるほど!」

 

ハルヒ「次に朝倉さんは、ヤンデレよ!」

朝倉「ヤンデレ? ええと、普段は甲斐甲斐しいかわいい女の子なのに、思いつめるととんでもない行動に出るっていう、あのヤンデレ?」

ハルヒ「そうよ。男装もそうだけど、アップ時とダウン時のギャップの大きさこそが見るものの心をグッと惹きつけるスパイスなの」

 

ハルヒ「だから、2人が男装とヤンデレを完璧にものにした時、必ずや新しいステージへの道が拓けると言ってもいいわね!」

鶴屋「なるほどね! さすがハルにゃん! 参考になったよ!」

朝倉「こういう時は頼りになるわ。恩に着るわね、涼宮さん!」

 

~~~~~

 

長門「………」

鶴屋「おうおう、有希。学校の放課後にまで読書か? 本なんて置いといて、俺と一緒に応援団で青春をエンジョイしようぜ!」

長門「ここは文芸部室。私は文芸部員。放課後に部室で本を読むのは当然の活動」

鶴屋「本なんて家に帰ってから読めばいいじゃねえかよー!」

 

長門「………」

鶴屋「なあ長門。一緒に応援団にはいろうぜ! なあ!?」

長門「………」

鶴屋「シカトすることはないじゃんよ!?」

長門「………」

 

鶴屋「ひ、ひどい……ひどいわ……私はただ、有希ちゃんと一緒に部活動がしたかっただけなのに……!」

長門「………」

 

鶴屋「………」

長門「………」

鶴屋「………」 チラッ

長門「こっち見ないで」

 

朝倉「長門さんのバカー! 氏んじゃえー!」

 

 ザクッ

 

朝倉「やった! ついに刃渡り150cmのナイフ、朝倉丸Victry-Wが長門さんを討ち取ったわ!」

 

朝倉「第三部完ッ!」

 

長門「ブツブツブツブツブツブツブツブツ」

 

鶴屋「あれ? あれれ? 夢でも見てるのかな……えへへ。私の身体が金色の粒になって散っていくよ……きれいだな……」 サラサラ

 

朝倉「アッー! 情報連結解除だけは! 情報連結解除だけは!」 サラサラサラ

 

~~~~~

 

長門「無理をすることはない」

鶴屋「えぐえぐ。だって……うっうっうっ」

朝倉「私たちだってもっと出番が欲しいのよ! 二次製作作品のちゅるやさんやハルヒちゃんがどんどん有名になっていくのに、私たち原作脇キャラは脇キャラ扱いのまま!」

 

朝倉「私たちだって、メインとまではいかなくても、それに準じるサイドストーリーくらい欲しかったのよぉぉぉ!」

 

長門「………」

 

長門「だからといって、無理に自己プロデュースをしてはいけない」

 

朝倉「長門さんはいいわよね。メインキャラのひとりだし、人気もあるし」

長門「それは、私がそういう立ち位置のキャラクターとして生み出されただけのこと」

 

長門「希望を言うなら、私だって原作中でもっとしゃべりたいし行動もしたい。一万五千四百九十八回も夏休みを繰り返したくはない」

 

長門「でもそれは私に与えられた役回り。それが涼宮ハルヒの憂鬱という作品内で私に与えられた役割」

 

長門「もしも私が作品の流れを無視し、学校でマッパになって尻でもかこうものなら、作品が作品として完成しなくなってしまう」

 

長門「だから私は自分の希望を隠し、自分に与えられたキャラクターという枠内での行動に徹するだけ」

 

鶴屋「………」

朝倉「………」

 

長門「二次製作作品なら別に流れが破綻しても問題はない。どんなに完成された作品であっても、それはあくまで二次的なものだから」

 

長門「しかし原作が破綻することは許されることではない。原作こそがすべての二次製作の源であり、読者視聴者の作品感の基礎となるものだから。最低限秩序を保たなければならないボーダーラインといえる」

 

鶴屋「……長門っちに言われるまで気づかなかったよ。そうだよね」

 

鶴屋「ちゅるやさんがどんなに愛くるしくても、ハルヒちゃんに登場する鶴屋さんが古武術の達人でも、それらは全て原作キャラである私が基礎となって成り立っているキャラクターなんだよね」

 

鶴屋「原作キャラである私がイメチェンしちゃったら、全二次製作キャラたちが路頭に迷っちゃうんだ」

長門「そう。二次製作キャラたちが 『鶴屋さん』 というキャラを崩して成立していられるのは、原作キャラであるあなたが磐石なものとして存在しているからこそ。あなたや朝倉涼子が変わってしまえば、二次製作キャラたちはたちまち作品ごとのオリジナルキャラクターになってしまう」

朝倉「私たちは、間違ったことをしようとしていたのかもしれませんね……」

 

朝倉「鶴屋さんや私がいるからこそ、ちゅるやさんやあしゃくらさんが存在できる。なら、婉曲的な意味で私たち自身がちゅるやさんでありあしゃくらさんであるとも言えるのに。それをわざわざ変えようとしていたなんて」

長門「変化するから良いもの。変化しないからこそ良いもの。様々なものがある。私たち原作キャラクターは、変化しないからこそ良いもの。むしろ、変化してはいけないもの」

鶴屋「だよね。そうだよねっ!」

 

朝倉「私たち、長門さんに会わなかったら取り返しのつかない過ちを犯してしまうところだったわ!」

鶴屋「ありがとう、長門っち!」

長門「いいってことよ」

 

長門「こんな話してるけど、どうせ私たちも二次製作キャラだしぃ」

 

長門「ここですっぱだかになってケツかいたって原作には何の影響も及ぼさないしぃwww」

朝倉「いwwwわwwwれwwwてwwwみwwwれwwwばwwww」

鶴屋「なんというちゃぶ台返しwwwwww」

 

長門「あー、ケツかゆい! だって、女の子だもん!」

朝倉「あつい! 私も服ぬごう!」

鶴屋「みんなでケツかいてくか!」

 

 ぼりぼりぼり

 

 

  ~ごめんなさい~

 

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