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  • 涼宮ハルヒのSS in VIP@Wiki(避難所)
  • 夏の日より 第十六章

涼宮ハルヒのSS in VIP@Wiki(避難所)

夏の日より 第十六章

最終更新:2020年03月18日 23:59

haruhi_vip2

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だれでも歓迎! 編集

 第十六章



 夜道を自転車こいで帰宅してから、俺はどうも茫然としていた。眠くて頭が回らなかったせいもあるが、それだけじゃないという気もする。
 携帯電話を開けて時刻を確認すると三時を回っていた。さすがの妹も熟睡しているらしく、俺の帰宅に気づいて起き出してくることはなかった。
 俺にしたって疲れていたのだ。今日はいろんなことがありすぎた。本当なら一刻も早く寝たいところだったが、身体が汗でベトついており気持ち悪いことこの上なかったので一風呂浴びることにした。できるだけ音を立てないようにコソコソと風呂を済ませるのは奇妙な体験である。しかも俺は浴槽の中で眠りこけてしまい、あやうく溺れ死ぬところだった。
 そしてそのぼーっとした気分は、風呂から上がってもまだ続いていた。
 眠くて仕方がないが、もう眠気を超越してしまって逆に眠れないみたいな、そんな気分である。俺の脳は今朝からずっとフル稼働していたために先程から思考停止を申し出ており、許可する前に勝手にスリープモードに入ってしまった。
 脳は思考停止だが腹は減るようである。俺は台所をひっそりと探索して獣のように麦茶と一緒にカロリーメイトを貪った。味は解らない。
 その後俺は本格的にやることもなくなったため、さあ寝るかと少し思って、でもなんか眠くないなと思い直し、しかし何をするにしろとりあえず自室に戻ろうと決めて、なるべく音を立てないように階段を上った。
 そして感慨もなく見慣れたドアに手をかけて――。
 

 いいわけをしよう。
 なにしろ俺はこれ以上ないくらいぼーっとしていたのだ。無論それは脱力の証であり、緊張の糸が解けていたという意味でもある。朝からさんざんあって、夜までハルヒに付き合い、もう夜明け前の三時である。これから寝ようというとき、さすがに俺は、まだこれ以上何かが起こるとは予期していなかった。微塵も予期していなかった。しかしそれについて誰が俺を責めることができようか。俺は疲れ切り、そして自分の部屋に戻るということにいささか安堵しもしていたのだ。とりあえず今日を無事に終えることができた、とその時の俺はちっとも疑わなかった。
 の、だが。
 キイィ、とドアが立てたその音は、まさしく信じ切っていた日常が崩れ去る音だった。俺の脳は、部屋内の視覚情報を受信した瞬間、急に稼働し始めた。



 誰かいる。
 まずそう思った。部屋の中に誰かがいる。妹ではない。無論、たとえそれが妹だったとしても俺は少なからずぎょっとしたことだろう。その人物は窓際に、俺に背を向けて立っていた。
 この時の俺の心境を想像してもらいたい。部屋のドアを開くことに何の警戒心も抱いていなかったのが、暗闇の人影を目にしたとたん一気に凍り付いたのだ。電気もつけずに、俺の部屋で待ちかまえていた黒人形に俺は恐怖心を覚えずにはいられなかった。
 驚きのあまり、あるいは恐怖のあまりに俺は固まっていた。そして声を発することもできないままに、みるみるうちに意識がはっきりしてくるのを、心臓の鼓動が早まるのを感じていた。
 思えば空中で凝固したままの右手をひょいと動かして部屋の電気をつけてしまえばよかったのだ。そうすればすぐに相手の正体が解る。何者か解らずに怯えている必要もない。しかし俺にはその余裕すらなかった。だいたい夜中に部屋で待ち伏せしている相手という時点で危険なイメージ以外抱き得ないのである。敵なのか、敵だったら何のために俺の部屋にいるのか。恐怖にさいなまれながら、俺は必死に目を凝らした。
 そして、すぐに解った。なぜなら、相手はどうやら北高のセーラー服を着ているらしいからである。制服姿でこんな夜中に俺の部屋で。
 心当たりは一人しかいなかった。
「……長門か?」
 そう。
 と、人影が答えた。聞き慣れている静謐な声色だ。なぜという疑問の前に、さっきまでの恐怖心が急に萎えていった。長門なら大丈夫だ。少なくとも俺に危害を加えるような人物ではない。朝倉、という名前が一瞬頭をかすめたのだが、そうでないと解って俺は安堵した。
「なんだ、めちゃくちゃびっくりしたぞ。いきなりいるんだもんな」
「…………」
「わざわざ俺の部屋まで来て、いったい何の用なんだ? いや、というかお前は宇宙人の長門ってことでいいのか? さっき墓場の奥で別れたばかりの」
 長門は答えなかった。
「長門?」
 一歩、人影に近づいてみる。長門は相変わらず俺に背を向けたままだ。あいにく新月なのでカーテンを閉め忘れたガラス窓からは月明かりが入ってこなくて、相手がどんな表情をしているのか解らない。
「世界間距離が跳躍可能距離の限界に達した」
「……へ?」
 いきなり何を言い出すんだ、というツッコミはこいつ相手には御法度だろう。でもやっぱり一度では意味が解らない。
 長門がようやく振り向いた。振り向いた顔がどこからどう見ても長門であるということに、俺は少し安心する。
「でも問題ない。強制置換を行う」  
「どういうことだ」
「解らなくていい。心配する必要もない。確実な方法だから」
 長門は俺の目を見て言った。俺はその重さに圧倒されてしまう。暗闇のせいか、長門の眼が異様に黒く見える。
 何か変だぞ、と思った。何か様子がおかしい。どこ、と指定して示すことはできないが、何かが違うのだ。強いて言えば雰囲気、なのかもしれない。
 雪山の山荘でのできごとが、俺の脳裏をかすめた。
 謎の館。高熱で倒れた長門。朝比奈さんの偽物。
 今の状況はあの時、偽の朝比奈さんが現れたときの雰囲気に似ているような気がした。夢幻の館、夜中に突如として現れた偽朝比奈さん。そう思ってから、俺は瞬時にその不穏な想像を振り払った。馬鹿馬鹿しい。
「長門、もう一回訊くけどな、お前は何のためにここに来たんだ。こんな夜中に、何か用があって来たんだろ?」
「強制置換を行う」
「だから、そりゃいったい何のことなんだ」
「…………」
 長門はただじっと俺を見つめていた。
 くそ。いったいどうなってやがる。なぜ長門は何も答えないんだ。キョウセイチカンを行う、という単語が頭の中をめぐった。どういう意味を持っているのかは知らないが、あまり響きのいい言葉ではないということぐらいは解る。  
「すまないがゆっくり説明してもらえないか。状況がよく飲み込めないんだ」
「解らなくていい」
 長門はさっきと同じセリフを繰り返した。 
「じゃあ一つだけ教えてくれ。お前は俺がよく知っている、宇宙人の長門なのか?」
「わたしが誰であっても構わない」
 そう言われた瞬間、俺はさっきまでの恐怖心が急に蘇ってくるのを感じた。足が思わず後退する。
 いったいこいつは誰なんだ。
  いつもの長門なら、お前は誰だという問いに対してそんな答え方をするはずがない。今の長門のセリフが、こいつは少なくとも俺が全面の信頼を寄せられる奴ではないということを証明したのである。嫌な汗が頬を伝った。
「お前は誰だ」
 俺はもう一度同じ問いを掛けた。声が震えている。そしてもし、長門がまたこの問いを無視するようであれば、俺はすぐさまこの部屋を出ようと決めた。同じ空間にいたら危ない、と俺の本能が告げていた。
 じりじりと時が過ぎる。
 俺はさまざまな記憶が呼び起こされるのを感じていた。夕暮れの教室。クラス委員の優等生。ナイフ。そして冬の出来事。バグデータ。異常行動を起こした長門。北高のセーラー服。朝倉涼子。脇腹に突き刺さった刃物。薄れゆく意識。  
 そして、
「…………」
 長門は無言だった。
 それだけならまだよかったのだ。
 そいつが一歩、二歩と俺に近寄ってくるのを感じた俺は一瞬、頭が白くなった。そして、身の危険を感じた。こいつが俺に対して何かを施そうとしているということが明白になったのである。無論、施されようとしている何かが俺にとっていいことだとは、微塵も思われなかった。
「待て」
 恐怖心が口をついて出る。長門は無視してこちらに向かってきた。俺の目にはその光景が悪魔のように映って、
 ここにいてはいけない。  
 直感的にそう思った。震える手で、後ろ手にドアノブをつかんだ。汗でノブがぬるりと滑る。
 長門がもう一歩俺に近づいた瞬間、俺は体当たりするようにドアを開けて外に――。
 
 逃げられなかった。

 
 気づいたときには、長門が俺の目の前にいた。ほんの一瞬、まばたきをした一瞬だっただろう。俺はドアを開けて身体半分を廊下に投げ出した格好で、くずおれていた。そしてドアノブを掴んだ右手からみるみる力が入らなくなって、俺はずるりと床に倒れ伏した。身体の上に、長門が馬乗りになって俺を見下ろしている。その眼には何の感情も認めることができなかった。確信した。こいつは長門なんかじゃない。
 お前は誰だ、と言おうとした。
 しかし、言えなかった。声を出すどころか、口を動かすことさえままならない。自分が自分でなくなってしまったみたいで、俺は次の瞬間、唐突に気づいた。

 
 俺の胸から、長門の腕が生えていた。

 
 そう、まったくその通りだったのである。長門の腕が俺の左胸に突き刺さっていたのだ。どうりで身体がいうことをきかないわけだ。こいつは一瞬にして俺の胸を貫いていたのだ。
 視界はすぐにぼやけて暗転した。無表情の長門が俺を見下ろしている光景が、最後の視覚情報だった。
「しんぱいしなくていい」
 長門が言った。しかし俺にはその音声情報を言葉として理解するだけの力が残されていなかった。俺の意識は次の瞬間、消し飛んだ。いや、それだけじゃない。
 俺はもはや、呼吸することさえできなかったのだ。

 

 


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