路傍の小石
【近鉄生駒鋼索線鳥居前駅】
ウエロク 「しまった。
あい♪に乗車券買ってこいって言われたけど、みんなで9人しかいないぞ。割引には1人足りない。」
??? 「ふぉふぉふぉふぉ、私の乗車券もご一緒に買っていだけますか?」
ウエロク 「お前は!
HSウメダ!」
HSウメダ 「おや。奇遇ですな。こんなところで名将
ウエロク様にお会いできるとは。」
ウエロク 「何が奇遇だ。貴様どこに行くつもりだ?」
HSウメダ 「ふぉふぉふぉふぉふぉ。私はドリームランド跡地に行こうと思っているだけです。」
ウエロク 「ふ。ははははは。この狸親父が。お前の本当の目的は、この山の上の
ホウザン寺だろう。」
HSウメダ 「宗教には興味ありませんね。」
ウエロク 「ははは。好きにしろ。ところで、
ミケ号
と
ブル号
どっちにする?」
HSウメダ 「では、ミケ号で。」
【
R団居城】
あゆみ 「さあ、
イコマ山に向けて出発しましょう。」
サムソン 「ウホッ。」
団長 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
クロフネ 「
ロンシャンさん。どうしましましたか?」
団長 「おい!お前!お前は誰だ!」
サムソン 「え?誰に言ってるんですか?」
クロフネ 「誰もいないですよ。」
団長 「みんなは誤魔化せても僕はダメだぞ。お前、さっきからずっと僕たちのそばにいるよな!」
???(
ソーナンス) 「あれれ?ばれちゃいましたか?おっかしいなあ?」
あゆみ 「え?誰?この子?私も急に見えるようになった。」
サムソン 「ほんとうだ。この子、さっきからそばにいたけど、全然気にも止めませんでした。」
団長 「お前、誰なんだよ!」
こいし♪ 「こりゃまいったね。あたしは、
こいし♪。
はるか♪さまのスパイです。」
サムソン 「
ロンシャンさん、気をつけて!この子は、相当やり手のスパイですよ。僕たちなんか足下に及ばない。」
団長 「思い出したよ。お前は、ずっと前、
ウオッカ♪が幹部になったころから、ずっと僕のそばにいた。」
こいし♪ 「あたしは、路傍の小石。たとえあなたのおそばにいても、誰もあたしのことなど気にとめない。」
団長 「ちぇ!全部思い出した。お前、僕が風呂に入っているときも、寝ているときも、○○しているときもずっとそばにいた。僕のすることを全部見てやがった。」
こいし♪ 「ほほほ。たっぷり楽しませていただきました。」
団長 「のぞき見スパイめ。で、正体がばれた以上、これから、どうするつもりだい。」
こいし♪ 「うん。ばれちゃった以上は、作戦変更。あたしは、今から
ロンシャンさんの幼なじみの側近でぇ~す♪」
-・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
-・・・・・・・・・・・・・・・・・
-・・・・・・・・・・・・
団長 「さあ、みんなそろったから出発するぞ。」
こいし♪ 「レッツゴー♪」
あゆみ 「もう、
こいし♪ちゃんてお茶目なんだから。ちっちゃいころから全然変わってないね。」
こいし♪ 「うん。あたし、
ロンシャンちゃんの幼なじみの側近だも~ん♪」
団長 「よし、
あゆみに
こいし♪に
?????、あとORIGIN3人組もいるな。さあ、
イコマ山に行こう。」
ヒヒン 「ひひーん!」
【
女王の居城】
さとり♪(
ソーナンス) 「
はるか♪さま。
こいし♪ちゃんバレちゃったみたい。」
女王 「あらあら。なかなかやるね。
あいつ。ただのボンクラじゃないみたいね。見直したよ。」
さとり♪ 「まあ、
はるか♪さま、心にも思っていないことを。」
女王 「ふふふ。あんた、今、あたしの心を読もうとしたね。」
さとり♪ 「あれ?
女王様、心を閉ざしちゃった。つまんない。」
女王 「
こいし♪の本当の力は、路傍の小石じゃない。こいつらの真の恐ろしさは、ツインズシンクロ。
あいつ、今から地獄を見るよ。」
さとり♪ 「あのね。今、
こいし♪ちゃん、
あいつの心、読んでるよ。わあー
あいつ、いやらしいこと考えてる~♪あのね、あのね、聞いて。聞いて。」
女王 「あたしは、下品なことには興味ないね。」
さとり♪ 「ええ~。そうなの?今あいつすごく面白いこと考えてるのにぃ。」
整備兵 「
女王様。
ヒューイの準備が整いました。」
女王 「じゃあ、一丁やったるかい!
さとり♪!あんただけは、連れてってやるよ。タンデムの後ろに乗りな。」
さとり♪ 「は~い♪」
<<路傍の小石・完>>
(2009.10.30)
最終更新:2009年10月30日 00:59