HDD情報
HDD情報
HDLoaderは純正以外のHDDも使用できますが、不都合や制限が存在します。
LBA48(Big Drive)非対応。どんなに大容量のHDDでも137GBまでしか使用できません。
非公式パッチにより137GB以上のHDDにも対応可能になりました。
開発チームいわく、所詮パッチなのでよろしくないそうです。ToxicOS内蔵のHDLは完全対応させたコードを使う予定の模様。
- Seagate製HDDの一部はHDLoader起動時にフリーズを引き起こす場合があります。
- Western Digital製HDDはコネクタの形状違いにより加工が必要となる場合もあります。
オススメHDD (過去のデータ)
○PS2純正 SCPH-10260 40G 単品 10,000円前後 HDD+アダプタのBBUnit 13,000円前後
【メリット】
- 純正HDDであり、不具合や放熱を気にする必要が無い
- マメにファイル管理を行えば40Gという容量は必要十分
- PSBBNaviが使える
- セーブデータのHDD移動が簡単にできる
- HDD必須のネットゲームがプレイ可能 ※通常使用の場合。基本的にHDLでネットゲームは不可能。
【デメリット】
- 容量の割に高い。アダプタ単品4,000円前後なので4R120L0と同じ値段
- 残容量を気にしなければならないのは結構面倒
○Maxtor 4R120L0 120G 5400回転 実売 9,000円前後
【メリット】
- 容量/値段/騒音等のバランスが一番良い
- 残容量を気にせず使用できる
【デメリット】
- 5400回転の割には高発熱。放熱によって悪影響を与える可能性を排除できない
- PSBBnaviやHDDを利用するネットゲームはプレイ不可能
○日立 HDS722512VLAT20 120GB 7200回転 実売 9,500円前後
【メリット】
- 4R120L0よりも低発熱
- 残容量を気にせず使用できる
【デメリット】
- 猫の鳴き声がする(サーマルキャリブレーション)
- 猫殺しファームでなくなった?
- 7200回転の恩恵があまりない
- PSBBnaviやHDDを利用するネットゲームはプレイ不可能
- HDAdvance2.0以上(又はそれに相当するもの)を持っている
- HDDの外付け化、リムーバブル化をしている
上記の二つの条件がそろっている場合、160GB以上のHDDをオススメします。
○日立 HDS722516VLAT20 160GB 7200回転 実売 9,800円前後
【メリット】
- 比較的低発熱
- 残容量を気にせず使用できる
- 価格/容量比が良い
【デメリット】
- LBA48に対応していないHDA1.0ではまともに使えない。
- 猫の鳴き声がするものもある。ファームウェアの更新で回避可能
- 7200回転の恩恵があまりない
- PSBBnaviやHDDを利用するネットゲームはプレイ不可能
HDD外付け
電源及びIDE延長ケーブルを装着して、HDDを外付けにします。 PS2とHDDを物理的に分離することで、
熱ダレの心配を抜本的に排除することができます。ただしコネクタを延長することでノイズを拾いやすく
なってしまいます。アルミホイルによるノイズ対策を必ず施しましょう。
※外付けケースを利用することはオススメできません。むき出しで使うか、一足飛びにリムーバブルケースを
使うのががオススメ。
- 必要なもの
- IDE延長ケーブル 500~1,000円 アイネックスFX3002が手に入りやすくオススメ。
- 電源延長ケーブル 500円ほど 長めの物を選んだ方が取り回しが楽です。
- あると便利
- 3pin電源分岐ケーブル 500円ほど 冷却を重視するならPC用ファンを回すのがオススメ。
- ゴム板など 500円 HDDやリムバケースの固定にとっても便利。振動も吸収してくれる。
- 実際の作業
- ケーブルを外に出すためには、アダプタを加工して隙間を作り出す必要が有ります。
- 専用工具があると楽ですが、ニッパーと気合いがあればなんとかなります。
- IDEケーブルは上から、電源ケーブルは横又は下から出すのが楽じゃないかと。
PS2前面の吸気スリットをニッパーで切って、前からケーブルを出すというのも有ります。
作業も簡単でラウンドケーブルでも問題なく使用できますが、HDDのレイアウトが制限されます。
現在市販されているIDE延長ケーブルは40芯のノイズ対策がされてないものばかりなので、
そのまま使うとHDLの起動やインストは出来てもゲームが起動出来ないことが多々あります。
お手軽に出来る範囲では
- IDEケーブルを折りたたむことで、表面積を減らす。
- IDEケーブルをアルミホイルなどで蔽ってシールドとする。
※端子と接触しない様に注意。アルミテープを利用すると見栄えも良くなります。
などのノイズ対策を施すことで改善される場合があります。
…いや確かに嘘っぽいとは思うけどさ。実際に動いちゃうんだからしょうがない。
※アルミをHDDベイの金属部などと接触させて、アースとするとさらに良いらしい。
正攻法としては
- 二列タイプのピンヘッダ(こういうの。単価も安いものですし、失敗に備えて余分に購入しましょう。)を変換コネクタとして、
ノイズ対策済みのケーブルを使用する。
※そのまま差しただけでは動きません。上下反転するように配線する必要があります。
リムーバブルケースを利用することでHDL_Dumpがグッと利用しやすくなります。
※リムーバブルケースと外付けケースは別物です。注意。
IDE接続、USB2.0接続、IEEE接続など接続方法によって機能やコストが変化します。 PCの電源を切ることなくHDDを抜き差しできる
ホットスワップは想像以上に便利ですが2~3倍以上のコストがかかることになります。又、PCとPS2で利用するためにはHDDを入れる
カートリッジが1つと、カートリッジを差し込むドックが2つ必要になります。下記の値段は3点の合計で出しています。
接続方法 |
コスト |
Hotswap |
ポイント |
転送 |
(MBps) |
(Mbps) |
IDE |
2000~3000円 |
× |
安さは正義 |
半二重 |
100+ |
800+ |
IEEE1394 |
5000円~ |
○ |
安定動作 |
全二重 |
50 |
400 |
USB2.0 |
5000円~ |
○ |
Hotswapは偉大 |
全二重 |
60 |
480 |
USB1.1 |
5000円~ |
○ |
遅すぎ。 |
全二重 |
1.5 |
12 |
IDE接続のケースにIDE-USB2.0変換機を噛ませてホットスワップ対応にするという方法もあります。
3000~4000円なのでコスト的にも悪くない選択かと。
- ViPowerの999円はノイズが載りやすい?起動が上手くいかないって報告アリ。
- 4R120L0->アルミテープ+折り曲げFX3002->ケーブル部にアルミテープVP-10LSFU-133(999円)で完動
- VIPOWERの場合、VP-10LSFU-133+VP-15USB2の組み合わせはPS2で利用できません。カートリッジ側にUSB変換チップが乗っているため、ドックのIDE側コネクタから信号が出なくなり、PS2と接続できなくなります
- PC側にVP-1028、PS2側にVP10LSFU-133(など)の組み合わせならばっちり動きます。
- DriveManager http://www20.big.or.jp/~rin_ne/ SwapManager http://www.geocities.com/swapmanager2000xp/ IDEでもSwapが可能になります。転送速度に難が出るので、外すときのみ使用するのがオススメ。 便利ですが、使い方次第でかなり深刻なトラブルも起こりえます。使用は自己責任で。
- 2.5インチ用ケースにIDE配線して使用できます 1000円程度でできるのでオススメ
発熱自体を抑える
製造元、容量、回転数などでHDDの発熱量はがらっと変わります。又、製造元が提供しているユーティリティを使用して動作設定を
静音寄りにすることで、多少発熱を抑える効果があります。
ただし、いくら低発熱でも非純正である以上熱ダレの可能性は排除しきれません。
2.5インチHDDを変換アダプタで使う
ノートPCなどで使用される2.5インチHDDをアダプタで3.5インチに変換して使用します。発熱、静穏性ともに優秀ですが、
容量あたりのコストが欠点です。
扇風機直あて。
とってもリーズナブルですが、見た目が間抜けなのが欠点です。
ファン増設
USBの5Vを利用して、小型ファンを取り付けることで風量を稼ぎます。ちょっとした加工が必要ですが、コスト安めで見た目も上々。
必要なもの
USB延長コード 100円 ダイソーなどの百円ショップで扱われています。
小型ファン 1000円ほど 5V駆動でも綺麗に回るファンが望ましい所です。
(終)
最終更新:2007年05月16日 13:32