概要
-
胃壁に対する攻撃因子と防御因子のバランスが、攻撃因子優位に傾くことにより発症し、粘膜下層より深い胃壁の欠損。
-
要するに自己消化による胃壁粘膜の破損。
-
潰瘍とは、粘膜筋板を超えた粘膜欠損のことをいう。
-
胃潰瘍と十二指腸潰瘍が併発した場合、十二指腸潰瘍が先行して発生する。
原因
-
先に挙げた通り、自己消化によるものであるが、ヘリコバクター・ピロリ感染が存在する場合、潰瘍・びらんが出来やすく、治癒し難い。
-
ピロリ菌は胃炎の原因の80%胃上に関与しており、感染状態が持続すると胃粘膜の萎縮や腸上皮の化生をきたし、胃がんの発生につながる機序が明らかになっている。
-
胃潰瘍におけるピロリ菌の検出率は70〜80%に達する。
-
攻撃因子を増強させるものとして、ストレスやNSAIDSなどが挙げられる。
好発部位
進行度による分類
-
?:粘膜層のみの組織欠損(びらん)
-
?:粘膜筋板を超え、粘膜下層に達する組織欠損
-
?:組織欠損が固有筋層に達するもの
-
?:組織欠損が固有筋層を超え、漿膜下組織又は漿膜に達したもの
最終更新:2007年07月13日 00:16