白草

一人称:俺
年齢:21歳
身長:200cm(推定)
体重:65kg
誕生日:11/22(繊細で周囲を気遣う優しさを持つ)
星座:蠍座(公正で誠実な性質を持ち、深く激しい感情の持ち主)
血液型:O型

所属:保守派/幹部
異能:言霊を操る

髪:緑
瞳:ややオレンジがかった金色
肌:色白
服:引きずるくらいの袖、能力抑制のためのマスク、特殊機器を仕込んだヘアバンド

恋人:児玉深音


フルネームは「天白草冴(あましろそうひ)」。保守派に席を置くと決めた日に名を変え「白草」とした。
異能者の中では穏健である「保守派」の幹部。意志を持って発した言葉の全てが字の通りの力を持ち、その場でその言葉を耳にした者全てに作用する「言霊使い」。能力の使い方によっては、範囲を問わず音の欠片でさえも耳にした不特定多数の人間の命をいとも容易く操作し、時には奪うこともできる。そのため、自身の能力を危険視した白草が自ら発案し開発した特殊な「音を遮断するマスク」で口元をすっぽり覆っている。能力の制御の方法が特殊なため、日常はその状態で過ごす。慣れた人間の前でしかマスクを外すことはないため、今のところ保守派の人間は(一部を除いて)白草の素顔を見たことはない。
白草が髪をまとめているヘアバンドの内側には脳波を感知し組み立てて音にする特殊な機器(これも自作)が縫い付けられており、白草の本来の声を忠実に再現した機械音声で会話をするという芸当を見せる。感情の起伏による微妙な変化も細かく拾い上げ、喜怒哀楽を示すこともできる。それ故に機械弄りが得意中の得意と言ってもいいほどになり、どんなに見たことのない機械でさえじっくりと観察したあと、易々と分解しまた組み立てることができる、という特技を持つ。
白草自身は2mを越すくらいの長身であり、未だに正確な身長を測られたことはない(測れる人間がいないため)。意味もなくただ気分で伸ばされた長い袖をだらだらと揺らしながら歩き、あまり手入れのされていない伸びっぱなしの髪を同じ保守派のいろいろな人間に好き勝手に弄られていたりするが、本人は極めて温厚な性格をしているためか一切気にしていない。三つ編みにされようがポニーテールにされようがお構いなしのマイペース青年。

昔は「人間」の父母妹と普通の生活を送っていたが、ある日突然白草だけが「言霊使い」の異能を発現してしまい、それに畏怖を抱いた両親が「異能者」としてまだ幼い白草を警察に対し告発する。実の親に密告された挙句見知らぬ人間に突然捕縛されて輸送される最中、それでも親家族との別れを拒んだ白草が無我夢中で「言霊使い」としての力を振るい、その場から逃走。しかし子供であるが故の体力切れで人気のない路地裏で倒れていたところを、その当時の設立したばかりだった保守派の面々に拾われる。
最初はその保守派の面々さえも怖がっていたが、自分の能力で様々な危険な目に合わされながらも必死に自分を心配してくれる面々に徐々に絆され、最終的には保守派に身を置くことを決意。二度と迷惑をかけないように、と自ら音を遮断する特製のマスクを作り、保守派の一員として動くようになった。幹部とは言うものの、白草は上に立つものとしての威厳等よりも親しく接せられる「仲間」としての意識が強く、それと年功序列をしっかり意識しているため立場は白草の方が上であろうとも、相手が年上の者ならば敬語を使うのを忘れないようにしている。

前述した通り、身長が非常に高いため保守派のアジト内ではやたらと頭をぶつけている。計算しても1日に10回はぶつけている。毎回のことなので昔づきあいの面々はもはや誰も気にしなくなったが、未だにぶつけ続けているため所々で心配する声が聞こえてくる。本人も気をつけてはいるもののどうしてもぶつけてしまうので最近アジトのリフォームを考え始めた(らしい)。見た目に沿うように甘いものが好きであり、服のポケットには飴やらチョコやらの細かい菓子がわんさかと入っており、保守派の女性陣に分け与えたりしているもののその脇からお返しと言わんばかりに足し入れられているため、全く減らない。
現時点では数えて21歳。幼い時(7歳くらい)からいるので、若年のわりには保守派の中では古株の部類に入る。けれどやはり幹部らしい偉ぶりも傲慢もなく、ただただ自分を拾ってくれたことへの恩義で保守派に留まり続けている。流石に保守派に入った頃は自分を捨てた両親を恨みもしたが、今は自分の異能の危険さを身をもって思い知っているために「まあね~これじゃ追い出したくなるのも仕方ないよね〜」と笑い飛ばす程度には成長できている様子。
それでも一応保守派の幹部であるのは確かなので、他の保守派の面々に危機が迫っている場合は「言霊使い」としての力を発揮するためにマスクを外す。が、その際は味方側は必ず耳栓(白草特製の「音を完全遮断する」特殊仕様)がいるため、白草は色々と最終兵器扱いされている。もともともやしっ子なので体力もない。性格が温厚なため戦うことも嫌っている。戦闘向きの性格ではないのは確定的に明らか。
性格が性格なためかやたらと周りに慕われており、年上にも年下にも受けがいい。女子にも男子にも好かれる系男子。

家庭の環境と生い立ちが特殊だったためか、甘やかしてくれる人間に弱い。白草自身は非常に面倒見がよく、いろんな人間の世話を焼きたがる。やや過剰で献身的が過ぎるその行為は「誰かに必要とされなければここにいてはいけない、だから自分にできることならなんでもする、そうしなければいけない、そうしなければならない」という強迫観念のようなものに程近い。誰かに望まれたい、求められたい、と思う反面、捨てられたくない、と思う気持ちが強く、そのせいか若干壁を作っている部分もある。親に捨てられたという過去から依存癖を内包してしまっている。「保守派」という場所に依存しているため、白草にとっては今の環境こそが全てである。意外と打たれ弱く、些細なことで凹んでいたりする。
ただし同保守派所属の児玉深音に対して僅かに恋情を内包した庇護欲のようなものを抱いてから、白草の内側にある比重が徐々に深音の方に傾いていっている。もちろん保守派の面々も大切で今の環境も大切だけれど、その中に更に大切なものができ始めている。深音とそういう関係になってから母親属性を併せ持っていることに気づく。食生活がてんでダメな深音の世話を焼くうちにそういう雰囲気になっていったので「うーん絆されちゃったのかな~」などと呑気なことを考えつつもそれを愛おしく思っている。最近は深音の部屋にある音楽の機材を眺めるのが好き。

白草の1日の行動としては、朝6時に起床。男子部の昨晩の洗濯物をごそっと集めて干して(女の子のは流石に各々で洗ってもらう)、朝食を食べる人用の分を自分の分とまとめて作る。みんなが起きてきたら、ほかに洗濯物を部屋に溜め込んでいないかを確認してからやっと朝の部が終わる。昼は修理屋としての名義でいろんなところ(例:警察など)に行って機械をいじくり回してから適当な時間に帰ってきて、朝干していった洗濯物をしまってから夕飯の献立を考えつつアジト内をぐるりと巡回する。時々過激派のお偉いさん(朔です)に呼ばれて夕飯を作りに行ったりしている。そして冷蔵庫の中身を確認しながら適当に夕飯を作って一番最後に風呂に入って就寝、という、保守派のお母さんを毎日こなすハイスペック青年。
最終更新:2013年07月31日 02:45
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