夜中に酔って電話をかけたときのキョン
『あ~あ~、もしもしマイク入ってる?』
「……もしもし、長門有希の電話」
『な、長門さんっすかwwwこりゃぶったまげた家にかけたつもりだったのにwww』
「……」
『とんだしっつれいしましたっと』
「……あなたは、酔っている」
『ええ、ええ。酔っていますとも。長門の美貌に酔ってます、なんつったりして』
「……」
『ながとぉ冗談だってば、そんな怒らなくてもいいじゃん』
「……切る」
『待ってよーまだ話終わってない。あれ俺なに話そうとしてたんだっけ、そうだ。あのな長門、』
「……なに」
『んふふ、愛してるぜ』
「……信憑性がない」
『ほんとだっつーの。もう長門一途なんよ俺はね。ほんと、ラブラブに感謝してます、ええ』
「……」
『そうだ、とっておきの秘密を教えようか』
「……なに」
『俺の初恋の人』
「……推奨しない。あなたを敵性と判定しかねない」
『そんなぁ怖いこと言わないで聞いてよー、俺じょうほれんけるかいろなんかされんのやだよ』
「……」
『あのさ、俺ずっとさ、ずっとさ好きな人がいてさ』
「……そ、それは誰?」
『従姉妹のねえちゃん。すっげー美人だったなあ。ラブレターまで書いたんだぜ俺、渡さなかったけど。それがさ十歳も年上の男と駆け落ちしてんの、プークスクス』
「……」
『もういいおばちゃんなんだろなぁ。長門はいつまでもきれいなままでいてくれよな』
「……分かった」
『もう長門一途なんよ俺はね。ほんと、ラブラブに……なにこの時間のループは』
「……迎えが必要?」
『あ~俺もうだめ。このベンチで寝る。おやすみユキリン、んが……』
「……もしもし、長門有希の電話」
『な、長門さんっすかwwwこりゃぶったまげた家にかけたつもりだったのにwww』
「……」
『とんだしっつれいしましたっと』
「……あなたは、酔っている」
『ええ、ええ。酔っていますとも。長門の美貌に酔ってます、なんつったりして』
「……」
『ながとぉ冗談だってば、そんな怒らなくてもいいじゃん』
「……切る」
『待ってよーまだ話終わってない。あれ俺なに話そうとしてたんだっけ、そうだ。あのな長門、』
「……なに」
『んふふ、愛してるぜ』
「……信憑性がない」
『ほんとだっつーの。もう長門一途なんよ俺はね。ほんと、ラブラブに感謝してます、ええ』
「……」
『そうだ、とっておきの秘密を教えようか』
「……なに」
『俺の初恋の人』
「……推奨しない。あなたを敵性と判定しかねない」
『そんなぁ怖いこと言わないで聞いてよー、俺じょうほれんけるかいろなんかされんのやだよ』
「……」
『あのさ、俺ずっとさ、ずっとさ好きな人がいてさ』
「……そ、それは誰?」
『従姉妹のねえちゃん。すっげー美人だったなあ。ラブレターまで書いたんだぜ俺、渡さなかったけど。それがさ十歳も年上の男と駆け落ちしてんの、プークスクス』
「……」
『もういいおばちゃんなんだろなぁ。長門はいつまでもきれいなままでいてくれよな』
「……分かった」
『もう長門一途なんよ俺はね。ほんと、ラブラブに……なにこの時間のループは』
「……迎えが必要?」
『あ~俺もうだめ。このベンチで寝る。おやすみユキリン、んが……』
……先が思いやられる。