オープニング
ここは、
とある山に囲まれた高原の村。
とある山に囲まれた高原の村。
かつては鉄道も通り、
栄えた時もありました。
栄えた時もありました。
でも、そんな時代は終わり、
人々も村から
はなれていきました。
人々も村から
はなれていきました。
そんな、
忘れられていたこの土地に、
ふたたび人が集まってきました。
忘れられていたこの土地に、
ふたたび人が集まってきました。
人々は、多くの人があこがれ、
集まってくるような村を
つくるというのです。
集まってくるような村を
つくるというのです。
土地をたがやし、野菜をつくり、
ヤギを育てて、乳を取る。
ヤギを育てて、乳を取る。
ヒツジの毛やカイコのマユから、
衣服をつくる。
衣服をつくる。
村人はそうして
自然とともに暮らしています。
自然とともに暮らしています。
この村での一番のじまんは、
たくさんのヒツジを飼うこと。
たくさんのヒツジを飼うこと。
いいヒツジの毛から作られる
衣服がこの村の名産だからです。
衣服がこの村の名産だからです。
そして、この村はいつしか
”ひつじ村”
と呼ばれるようになりました。
”ひつじ村”
と呼ばれるようになりました。
あなたは長い間、
ずっと旅をしてきました。
ずっと旅をしてきました。
色々な場所を見て歩くことが、
好きだったからです。
好きだったからです。
その長い旅の途中、
このひつじ村に
たどり着きました。
このひつじ村に
たどり着きました。
そして、
あなたはこの村でクレアという
ひとりの少女と知り合いました。
あなたはこの村でクレアという
ひとりの少女と知り合いました。
クレア:
そうなんだ…
ずっと旅をしてきたの。
そうなんだ…
ずっと旅をしてきたの。
でも、
ひとつのところに落ち着いて
過ごすのもいいと思うけどな。
ひとつのところに落ち着いて
過ごすのもいいと思うけどな。
そうだわ、あなたもこの村に
住んでみればいいのよ。
きっと気に入ると思うわ。
住んでみればいいのよ。
きっと気に入ると思うわ。
心配しないで、わたしが
村長さんに相談してあげるから。
きっと、大丈夫。
村長さんに相談してあげるから。
きっと、大丈夫。
レイモンド:
私はこの村の村長で、
レイモンド・ハリーと申します。
私はこの村の村長で、
レイモンド・ハリーと申します。
そうですか、
しばらくここで暮らしたいと
言うのですね。
しばらくここで暮らしたいと
言うのですね。
村は人手不足ですからね、
住みたいと言う人を
追い返すことはできませんよ。
住みたいと言う人を
追い返すことはできませんよ。
幸い、空家もあることですし、
そこでよければ使って下さい。
そこでよければ使って下さい。
私は主に、
作物の苗を作っています。
作物の苗を作っています。
作物でわからないことがあれば
なんでも聞いてください。
なんでも聞いてください。
それでは、
一緒に頑張っていきましょう。
一緒に頑張っていきましょう。
クレア:
よかったわね。
村長さんに認めてもらえて。
よかったわね。
村長さんに認めてもらえて。
あ、そうそう、
いい子を紹介してあげるわ。
いい子を紹介してあげるわ。
この子はここの事なら何でも
知っている不思議な子なのよ。
知っている不思議な子なのよ。
”ブラミー”はなぜか
ビンを背負っています。
しかも言葉までしゃべります。
ビンを背負っています。
しかも言葉までしゃべります。
ブラミー:
やあ。きみが
○○さん
かい?
やあ。きみが
○○さん
かい?
ぼくは”ブラミー”
村の事なら何でも知っているね。
村の事なら何でも知っているね。
クレアさんに聞いたよ。
ぼくがこの村でくらしていくのを
手つだってあげるよ。
ぼくがこの村でくらしていくのを
手つだってあげるよ。
ん!?
なぜビンをせおって
いるのかって?
なぜビンをせおって
いるのかって?
いろんなひとにきかれるけど、
それはひみつさ。
それはひみつさ。
クレア:
いい子でしょう?
この子がいればもう安心よ。
いい子でしょう?
この子がいればもう安心よ。
それにわたしも協力するわ。
困ったことがあったらなんでも
相談してね。
困ったことがあったらなんでも
相談してね。
こうして、
あなたはこのひつじ村に
住むことになりました。
あなたはこのひつじ村に
住むことになりました。
このひつじ村であなたはいったい
何を得ることになるのでしょう。
何を得ることになるのでしょう。