第三章~来たる!デビュー戦!~
オレはオソテ。
とうとうオレのプロレスラーとしてのデビュー戦だ。
もちろん自信はある。何の自信かって?そんなもん聞かなくてもわかるだろ?
この世界でトップになるための自信さ!
なんてったってあのつらい練習を乗り越えてきたんだから・・・
ザッ!
半年前・・・
オレは超日本プロレスに入門した。結局合格したのは7人だった。
しかし、本格的な練習が始まると逃げ出す者。親から連れ戻される者。練習中に頭が痛いといいやめさせられた者。さまざまな理由でやめていった。
結局残ったのは4人。
オレ、ハヤテというつかみどころのないやつ。シャーマンという怪力男。そしてまったく目立たなかったがサトルというやつだこいつはとにかく馬鹿でかい。
まあ、オレたちだけが日々のつらい練習に耐え、残ったのだ。
受身、ロープワーク、関節技、投げ技、打撃技などさまざまな基礎を叩き込まれた。
中でもオレは特にこれといった得意だというものはない。たしかにリキには自信がある。しかしオレのなかにあるのはそのトップに立つというその野心というものが人一倍高いという自負だ。
これだけはだれにも負けない!
ハヤテはなにごともひょうひょうとこなしていく器用なやつだ。
シャーマンは無口な反面、練習はつねにまじめだ。
サトルはというと・・・・。まあここではあえて言うこともないので省略だ。
オレにはひそかに目標があった。トップに立つということはもちろんだが、あの入門テストの日にやってきたあの謎の男を倒すということだ。
あいつはあの次の日に激日本プロレス(略してゲキプロ)でプロレスデビューをしていたのだ。
なんでも前はレスリングで名を馳せていたらしい。
デビューしてから1ヶ月。あっというまにいまやゲキプロのトップレスラーだ。それというのも、新人によくあるトップレスラーとあたる十番勝負とかいうのがある。
これにやっこさんは全勝したのだ。
新聞でも一面に飾られ、いまや日本でやつを知らない奴はいないといってもいい。
オレがそんなやっこさんを倒そうと野望を抱いていて練習に励んでいたある日、奴が道場に訪れたのだ。
やっこさんの名前は・・・カゲ
ガラガラッ
カゲ「おーい!超日本のみなさん、元気にしてましたか?」
オテント「なんじゃ?」
ハヤテ「なになに?なんなの?」
シャーマン「・・・・ボイ・・・ド?」
オテント「貴様!何しにのこのこ現れおった!」
カゲ「この前のことをさ、謝りに来てやったよ。ここに最初は入門してやろうとおもったけどよ、弱い奴らしかいねえからやめておいたのよ。弱いもんいじめはよくねえと思ってさ。」
先輩レスラー達「いわせておけば、この!」
ダダダッ!オレやハヤテ、先輩レスラー達がカゲに殴りかかろうとしたとき・・・
オテント「やめんかっ!貴様らがいってかなう相手ではないわ!」
カゲ「ほう・・・。わかってるじゃねえかじじい。」
オソテ「おい!社長にむかってなんて口を!」
カゲ「すまねえすまねえ。今日は謝りに来たんだ。喧嘩をしに来たわけじゃあない。おい、社長さん許してくれるか?」
オテント「・・・」
カゲ「だんまりかよっ。けっ。まあいいや。ところでお前、名前はなんていうんだ?」
オソテ「お、おれのことか?」
カゲ「ああ。」
オソテ「お前なんぞに名乗る名前はねぇよ!」
カゲ「そうかりかりなさんなって。おれはカゲだ。まあ知らないわけはないだろうがな。はっはっは!」
オソテ「くっ。オレはオソテという。もう出て行ってくれ。練習の邪魔だ。」
カゲ「いやいやー、まあいいじゃねえの。客なんだぜ?お茶くらいだしてくれってなもんよ。なあ?それにお前らがいくら練習したって無駄ってもんよ。オレには一生かかっても勝てねえだろうしな!」
シャーマン「弱い犬ほど・・・よ、・・・よくボイド。」
ハヤテ「それを言うならよく吼えるだろ!って、あっ!」
カゲ「おい、そこのチビ。なんか言ったか?」
ハヤテ「いやーいったのはこいつです。」
サトル「え?しょうがないなあ。いってやるか・・・。」
ハヤテ「お前!寝ぼけてるだろ!」
サトル「え?え?なに?焼肉?」
カゲ「お前ら・・・なめてるんじゃねえぞ」
オソテ「おいよせっ!」
ボキッ!
カゲはサトルに近づき・・・エルボーを放った。カゲの肘はサトルの顔面に直撃し、サトルの首が・・・ありえない方向へ曲がってしまったのだ。
先輩レスラー達「お。おい。あいつ化けモンだ。わああーー!!!」
先輩レスラー達は腰が抜けてしまったようだ。それに対して俺は、怒りに燃えていた。確かにサトルはいつも練習をさぼってぽっちゃぽちゃだった。しかしそれは見せ掛けで、いつも普段の練習メニューがおわってから練習しているのをオレは知っている。
あいつはみんなの前で努力するということが嫌いだったんだ。
実力でいえばオレと互角くらいはあったろうに・・・・。
オソテ「コノヤロー!」
オレは渾身のリキをこめたジャンピングニーを放った。
しかし、カゲは・・・
フッ
カゲ「おそい。おそいよ!こんなもんあたるわけねえだろ!」
そう。まるでカゲのごとくかわし、かすることさえなかった。
カゲ「おまえも死にたいのか?わかったよ。お前は少し歯ごたえがあるとおもっていたがな!」
ジャンピングニーをかわしたとおもったらオレのバックを取り、バックドロップをかけられてしまった。
なんとかうけみを取れたが、あまりの高角度にしこたま後頭部を打ち、意識を失ったのである。
オレが意識を取り戻したのは1時間後。
目が覚めるとそこにはボロクズのように横たわるレスラー達の山があった。
カゲ「ふう。どいつもこいつも・・・。しかし、あのジャンピグニーをくらったら、やばかったかもな・・・。」
カゲはオレが意識を失ったあと、ほかのやつらもぼっこぼこにして帰っていったという。
サトルは残念だが・・・レスラーの道を断念せざるを得なくなってしまった。下半身不随になってしまったのだ。
オレはサトルに誓った。あいつを倒し、日本一、いや世界一のレスラーになってやると。
そして、今日記念すべきデビュー戦だ。
オレのデビュー戦の相手はハヤテだ。イコールハヤテのデビュー戦の相手もオレって事だな。
さーて、いっちょやってくるか!
第四章に続く・・・
オレはオソテ。
とうとうオレのプロレスラーとしてのデビュー戦だ。
もちろん自信はある。何の自信かって?そんなもん聞かなくてもわかるだろ?
この世界でトップになるための自信さ!
なんてったってあのつらい練習を乗り越えてきたんだから・・・
ザッ!
半年前・・・
オレは超日本プロレスに入門した。結局合格したのは7人だった。
しかし、本格的な練習が始まると逃げ出す者。親から連れ戻される者。練習中に頭が痛いといいやめさせられた者。さまざまな理由でやめていった。
結局残ったのは4人。
オレ、ハヤテというつかみどころのないやつ。シャーマンという怪力男。そしてまったく目立たなかったがサトルというやつだこいつはとにかく馬鹿でかい。
まあ、オレたちだけが日々のつらい練習に耐え、残ったのだ。
受身、ロープワーク、関節技、投げ技、打撃技などさまざまな基礎を叩き込まれた。
中でもオレは特にこれといった得意だというものはない。たしかにリキには自信がある。しかしオレのなかにあるのはそのトップに立つというその野心というものが人一倍高いという自負だ。
これだけはだれにも負けない!
ハヤテはなにごともひょうひょうとこなしていく器用なやつだ。
シャーマンは無口な反面、練習はつねにまじめだ。
サトルはというと・・・・。まあここではあえて言うこともないので省略だ。
オレにはひそかに目標があった。トップに立つということはもちろんだが、あの入門テストの日にやってきたあの謎の男を倒すということだ。
あいつはあの次の日に激日本プロレス(略してゲキプロ)でプロレスデビューをしていたのだ。
なんでも前はレスリングで名を馳せていたらしい。
デビューしてから1ヶ月。あっというまにいまやゲキプロのトップレスラーだ。それというのも、新人によくあるトップレスラーとあたる十番勝負とかいうのがある。
これにやっこさんは全勝したのだ。
新聞でも一面に飾られ、いまや日本でやつを知らない奴はいないといってもいい。
オレがそんなやっこさんを倒そうと野望を抱いていて練習に励んでいたある日、奴が道場に訪れたのだ。
やっこさんの名前は・・・カゲ
ガラガラッ
カゲ「おーい!超日本のみなさん、元気にしてましたか?」
オテント「なんじゃ?」
ハヤテ「なになに?なんなの?」
シャーマン「・・・・ボイ・・・ド?」
オテント「貴様!何しにのこのこ現れおった!」
カゲ「この前のことをさ、謝りに来てやったよ。ここに最初は入門してやろうとおもったけどよ、弱い奴らしかいねえからやめておいたのよ。弱いもんいじめはよくねえと思ってさ。」
先輩レスラー達「いわせておけば、この!」
ダダダッ!オレやハヤテ、先輩レスラー達がカゲに殴りかかろうとしたとき・・・
オテント「やめんかっ!貴様らがいってかなう相手ではないわ!」
カゲ「ほう・・・。わかってるじゃねえかじじい。」
オソテ「おい!社長にむかってなんて口を!」
カゲ「すまねえすまねえ。今日は謝りに来たんだ。喧嘩をしに来たわけじゃあない。おい、社長さん許してくれるか?」
オテント「・・・」
カゲ「だんまりかよっ。けっ。まあいいや。ところでお前、名前はなんていうんだ?」
オソテ「お、おれのことか?」
カゲ「ああ。」
オソテ「お前なんぞに名乗る名前はねぇよ!」
カゲ「そうかりかりなさんなって。おれはカゲだ。まあ知らないわけはないだろうがな。はっはっは!」
オソテ「くっ。オレはオソテという。もう出て行ってくれ。練習の邪魔だ。」
カゲ「いやいやー、まあいいじゃねえの。客なんだぜ?お茶くらいだしてくれってなもんよ。なあ?それにお前らがいくら練習したって無駄ってもんよ。オレには一生かかっても勝てねえだろうしな!」
シャーマン「弱い犬ほど・・・よ、・・・よくボイド。」
ハヤテ「それを言うならよく吼えるだろ!って、あっ!」
カゲ「おい、そこのチビ。なんか言ったか?」
ハヤテ「いやーいったのはこいつです。」
サトル「え?しょうがないなあ。いってやるか・・・。」
ハヤテ「お前!寝ぼけてるだろ!」
サトル「え?え?なに?焼肉?」
カゲ「お前ら・・・なめてるんじゃねえぞ」
オソテ「おいよせっ!」
ボキッ!
カゲはサトルに近づき・・・エルボーを放った。カゲの肘はサトルの顔面に直撃し、サトルの首が・・・ありえない方向へ曲がってしまったのだ。
先輩レスラー達「お。おい。あいつ化けモンだ。わああーー!!!」
先輩レスラー達は腰が抜けてしまったようだ。それに対して俺は、怒りに燃えていた。確かにサトルはいつも練習をさぼってぽっちゃぽちゃだった。しかしそれは見せ掛けで、いつも普段の練習メニューがおわってから練習しているのをオレは知っている。
あいつはみんなの前で努力するということが嫌いだったんだ。
実力でいえばオレと互角くらいはあったろうに・・・・。
オソテ「コノヤロー!」
オレは渾身のリキをこめたジャンピングニーを放った。
しかし、カゲは・・・
フッ
カゲ「おそい。おそいよ!こんなもんあたるわけねえだろ!」
そう。まるでカゲのごとくかわし、かすることさえなかった。
カゲ「おまえも死にたいのか?わかったよ。お前は少し歯ごたえがあるとおもっていたがな!」
ジャンピングニーをかわしたとおもったらオレのバックを取り、バックドロップをかけられてしまった。
なんとかうけみを取れたが、あまりの高角度にしこたま後頭部を打ち、意識を失ったのである。
オレが意識を取り戻したのは1時間後。
目が覚めるとそこにはボロクズのように横たわるレスラー達の山があった。
カゲ「ふう。どいつもこいつも・・・。しかし、あのジャンピグニーをくらったら、やばかったかもな・・・。」
カゲはオレが意識を失ったあと、ほかのやつらもぼっこぼこにして帰っていったという。
サトルは残念だが・・・レスラーの道を断念せざるを得なくなってしまった。下半身不随になってしまったのだ。
オレはサトルに誓った。あいつを倒し、日本一、いや世界一のレスラーになってやると。
そして、今日記念すべきデビュー戦だ。
オレのデビュー戦の相手はハヤテだ。イコールハヤテのデビュー戦の相手もオレって事だな。
さーて、いっちょやってくるか!
第四章に続く・・・