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キャブ設定

はじめに

キャブレターの設定方法には、人それぞれの持論があり、最終的には自分の感覚次第。
以下に記載する方法は一般論的なものであり、これに従って設定したとしても、エンジン焼き付き等のトラブルは発生する。
自信が無いならバイク屋で調整してもらうか、純正を利用して弄らないこと。

ノーマルAPE100なら22φ程度、APE50なら18φ程度が無理なく利用できる最大口径となる。口径を大きくすれば、アクセルワークがシビアになり、セッティングも不安定となる。むやみに大きな口径のキャブレターを装着しても、混合気の流速が出ない中低速は性能劣化する場合が多い。

種別

キャブレターには大きく分けて、CVタイプ(負圧可変ベンチュリタイプ)、VM(ピストンバルブタイプ)がある。エイプを始めとするミニバイクには、大抵VMタイプのキャブレターが付属する。
VMタイプは強制的にバルブを開閉する為に、ダイレクトなレスポンスが得られる反面、エンジン回転数に即したアクセルワークが求められる。

各部名称

キャブレターには様々な種類があり、様々なパーツ名称や意味合いがあるが、ここではエイプによく利用されるキャブレターの範疇で記載する。
  • メインジェット(MJ)
ニードルジェットの入り口に付属されているジェット。
中~高回転時に噴出される最大燃料噴射量に影響する。
  • ジェットニードル(JN)
アクセル開閉時にニードルジェット内部で上下する針。
主に低~中回転時に噴出される燃料噴射量に影響する。
スロットバルブにはクリップで接続されている。接続場所は上下に5段階(稀にそれ以上)あり、クリップの位置で決定される。
クリップ位置を上からP1、P2、、、P5と呼ぶ。稀にP6以上のクリップ位置がある場合がある。
P5が一番燃料噴出量が多くなり、クリップの位置を上げる毎に次第に少なくなる。最終的な燃料噴出量はMJに依存する。
  • ニードルジェット(NJ)
ジェットニードルを包む筒で、メインジェットが最下部に取り付けられている。
  • スロットルバルブ(SB)
アクセルワイヤーを引くと動作する版、若しくは筒状のもの。燃料噴出量を支配する一番大きな部品であることは言うまでも無い。
  • カッタウェイ(CW)
SB下部の切り欠き部分。アクセル開時の初期に影響を与えるが、キャブレター設定でこの部分を触ることは殆ど無い。
  • スロージェット(SJ)/パイロットジェット(PJ)
主にアイドリング~中回転時に噴出される燃料噴射量に影響する。
影響範囲は広く、高回転域にも見逃せない影響がある。
  • エアスクリュー(AS)/パイロットスクリュー(PS)
低回転~中回転時の燃料噴出量に影響する。
エアスクリューは空気量を調整し、パイロットスクリューは燃料噴出量を調整する。
エイプ用のキャブはどちらか一方しか無いことが多い。

基本事項

基本的に調整するものは、スロー系のジェット、AS/PS、メイン系のジェットとなる。
全ての調整事項が全ての回転域、全てのアクセル開度に影響することを忘れないこと。

調整時に見る場合、「エンジン回転数」「アクセル開度」の2軸で基本状態が決まる。
これらの組み合わせで、キャブレターに入るエア流速が決まり、結果ガソリン流量が決定される。
エア流速が速いと、その分負圧が発生して基本的にはガソリン流量が増す。
エンジン回転数が高いとエア流量が増す。
アクセル開度が高いと、スロー系の燃料噴出量が減り、メイン系の燃料噴出量が増える。

キャブレター設定を行う場合は、常にキャブレター内部に流れるエア流速を意識すること。
回転数
低 高
アクセル 閉 1 2
開 3 4

1.アクセル閉、回転数低
アイドリング付近。エア流速低。
調整はアイドルスクリュー、AS、PS、SJ、PJなどのスロー系。

2.アクセル閉、回転数高
高速時のアクセル全閉時など。流速は速い。アフターファイヤー発生時等はこの領域の調整不足。
ジェットニードルがメイン系統を塞ぐ為、調整はスロー系がメイン。

3.アクセル開、回転数低
スタート時や加速時に、一気にアクセルを開けた場合などの状態。メイン系はエア流速が足りず、スロー系もアクセル開状態で満足な仕事が出来ない。
ビッグキャブレター導入時に流速が足りず、エンジンストールなどが発生する場合がある。これは100ならば20~22φ以上、50ならば16~18φ以上のVMキャブレターを搭載している場合、避けられない現象といえる。

4.アクセル開、回転数高
調整はメイン系統(MJ)が中心となる。しかし十分なエア流量がある場合、スロー系も仕事をする為、スロー側を調整した後は、この領域でメイン系の再調整も必要になる場合が多い。

セッティングの手順

濃い場合エンジンは壊れないが、薄い場合は壊れる。つまり濃い方から薄い方へセッティングしていくのが無難。

基本はスロー系→メイン系の順で決めていく。
スロー系の設定は全域での影響力が大きい為、スロー系のセッティングが出来ていないうちにはメイン系のセッティングは2度手間、3度手間になる。

アイドリング付近

キャブレター装着後は、まずはエンジンが掛かるところから始める事になる。
ガソリンコックを開いて、ガソリンをキャブレターに通したら、まずはオーバーフローしないかを確認する。
ガソリンがオーバーフローしている(漏れている)場合は、キャブレター内部のフロートをチェックする。油面チェックとも言う。
またフロートバルブが古くなっている場合も交換する。

エンジンが掛からない場合、チョークを引いて試す。この時アクセルを開けても、スロー系のジェットが仕事をしづらくなるだけでそれ程意味が無い。
チョークを引いても掛からない場合は、プラグに火が飛んでいるかどうかをチェックする。
プラグをエンジンから抜いてプラグキャップを装着する。プラグの先端をエンジン近くまで寄せてキックをすると火花が飛ぶ。飛ばない場合は伝送系を確認する。
(書きかけ)


  • プラグが湿ってて、エンジンがかからないんですけど、原因は何でしょう? - ひろし 2009-10-11 19:30:22
  • プラグが濡れる原因です。教えてください★ - ひろし 2009-10-11 19:32:12

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最終更新:2009年07月16日 23:23