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それでも私は歌いたい

それでも私は歌いたい ◆28/Oz5n03M



深い森の中。
場所的に言うとC-2。
この森に一人の青髪の少女が立っていた。

「クールになれ。クールになるのよ!如月千早!」

彼女の名前は如月千早。765プロダクション所属のアイドル。
外見ではいたって冷静そうに見えるが精神的にはかなり動揺していた。
(私はさっきまで事務所にいたはず。
それをあっという間に誘拐したことといい、計画的な犯行だと明らか。
逃げださないようにご丁寧に首輪まで。)
混乱している頭で必死に自分なりの考察を続ける。
(そして、私が今いるのは、…ただの森。
それにしても、何の変哲もないわね。)
周りを見わたしても特に目を引かれるものはない。

「ほんと、なんなのよ…。
コンサートの準備で忙しいのに…。」

ぶつぶつと愚痴を言いながらも何かないか、森の中を歩き回る。
そしてふと、どうしても頭に浮かんでしまうあの光景。

「社長…」

自分の所属するプロダクションの社長の死亡。
少なからずとも彼女に動揺を与えていた。
当然だ。
目の前で首が爆発したら誰でも驚くだろう。

「これからどうしよう…」

脳裏に浮かぶのはコンサートでの煌き。
歌うことへの満足感。
幸せ。
如月千早にとっての幸せは歌うこと。
千早にとって歌は何物にも変えられないぐらい大切なものだ。

「そうよ…。私はまだ歌っていたい!こんなところで死にたくない!」

「だから…」

殺し合いに乗る。
正直、抵抗はある。
人を殺せって言われてはいそうですかと出来るわけではない。
それでも―――

「殺るしかない…。例え誰であろうとも!」

その顔は先ほどまでとは違い、

「あの煌きを…。歌うことの煌きを!絶対!」

決意に満ちた顔で前を見る。

「失くしてたまるもんですか!」

また一人の少女が殺し合いに乗った。


 ◇ ◇ ◇


彼女はちっとも冷静ではなかった。
彼女は全く名簿を見ていない。
それどころか、支給品の確認すらしていないのだ。
支給品で生き残ることができるかを大きく左右するこの場では致命的だ。
もう一度言おう。
彼女はちっとも冷静ではなかった。


【C-2 森/1日目・深夜】
【如月千早@THE IDOLM@STER】
[状態]:強い決意、精神高揚
[装備]:なし
[道具]:支給品一式、不明支給品1~3
[思考・状況]
基本:殺し合いに乗る
1 何としても優勝する
※支給品の確認をしてません。
※名簿を見てません。


17:守りたいもの 時系列順 19:Water Boy Brave Story
17:守りたいもの 投下順 19:Water Boy Brave Story
如月千早 42:交錯~crosspoint~


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最終更新:2009年12月05日 11:43