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迫る魔手

迫る魔手 ◆2ZKOUYCe4Y



むしゃむしゃ。

ごくごく。

がりっがりっ。

ぱくぱく。

ごっくん。

深い深い森。
暗い暗い森。
僅かに地面に差し込む月光が深緑の大地を怪しく照らす。
傍から見れば幻想的だろう。
だがそんな幻想的な風景をぶち壊しにするような不快な音が響きわたる。
肉を噛む音。血を啜る音。骨を噛み砕く音。
その音の中心にいる金髪のかわいらしい少女、ルーミア。

「はぐはぐ……おいしかったぁ……」

先程、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールを殺しその肉を食らっていたところだ。お腹が空いていたのか数分で全部を跡形なく食べてしまった。

「肉も柔らかくて、血はあっさりとした喉ごしで、骨もこりこりで食感がよくて」

食事の感想を嬉々としながら独白するルーミア。
その様は常識から逸脱している。

「~♪」

さらには鼻歌までする始末、もはや手におえない。
先程の食事がそんなによかったのか。
ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールを余すところなく味わい、
満腹になったように見えたが、

「やっぱり食べたりないなー。あれだけじゃ全然足りない」

依然と肉体が空腹を訴えるのか腹の音が鳴り響く。
このルーミア、実に食い意地を張っている。
一人の人間を食べても全く腹いっぱいという感じが見受けられない。
ルイズの体が小柄だったせいという理由もあるのだが。

「どこに行こうかなー、食べ物はあるかなー」

そしてゆっくりと歩き出すルーミア。



~少女移動中~



歩いて数刻後。

「おっきな建物だなー」

彼女がいるのは洋館のドアの前。
朝日の光が微かに島を照らし始める時間帯。
普通の生活だともうすぐ朝御飯が待っている。

「ここには食べ物があるかな?」

そして少女は洋館の中に入っていた。
食べてもいい人間を求めるために。


【E-6 洋館前/1日目・黎明】
【ルーミア@東方project】
[状態]:腕に重傷、頭部・脚部以外に軽傷、服がボロボロ、EX状態
[装備]:なし
[道具]:なし
[思考・状況]
基本方針:お腹がすいたら誰かを食べる
1:洋館の中の探索。誰かいたら食べていいか聞く。
2:服を探す(


一方この洋館のとある一室。
ここには二人の少女がいる。星井美希、アルルゥ。

「……」
「……」

寝ている。誰がどう見ても。
アルルゥは最初は美希が起きるまで待とうと起きていたのだがこの有様である。
二人は知らない。危機が近くまで迫っていることに。

【E-6 洋館/1日目・黎明】
【星井美希@THE IDOLM@STER】
[状態]:睡眠
[装備]:なし
[道具]:支給品一式、不明支給品1~3
[思考・状況]
基本:生き残って、無事に帰りたい。
1 (睡眠中)
2 一体何をすればいいの…


【アルルゥ@うたわれるもの】
[状態]:睡眠
[装備]:なし
[道具]:支給品一式、不明支給品1~3
[思考・状況]
基本:ハクオロ達との合流。
1 …



42:交錯~crosspoint~ 時系列順 44:[[]]
42:交錯~crosspoint~ 投下順 44:[[]]
12:妖魔夜行 ルーミア :[[]]
33:殺しあいDo-Dai? 星井美希 :[[]]
33:殺しあいDo-Dai? アルルゥ :[[]]


最終更新:2009年12月05日 11:48