帰巣 - 崩壊学園wiki

ブローニャ
みなさん、「灰蛾」が戻って来るまであと1時間です。直ちに防衛ラインを整えて、迎撃の準備をしてください。
各小隊は計画通りにそれぞれの持ち場で警戒態勢に入り、迎撃準備。

▼選択肢分岐

① 崩壊生物が侵入したの？
ブローニャ
まだです。ですが、すぐにやってきます。
灰蛾部隊は外部調査の部隊です。彼女たちは長空市崩壊エリアの崩壊状況の監視と、基地の補給に使える資源の捜索を担当しています。

② 灰蛾部隊って友軍じゃないの？
どうやら既に耳に入っているようですね。
そうです。灰蛾部隊は外部調査の部隊です。彼女たちは長空市崩壊エリアの崩壊状況の監視と、基地の補給に使える資源の捜索を担当しています。

▲分岐終わり

ブローニャ
ですが、外部調査には非常に大きな危険がつきまとい、補給の確保がさらに難易度を上げています。なので、彼女たちは特殊な乗り物を持っています。
ただし、この乗り物を使うと大量の崩壊生物を引き寄せてしまいます。そのため、私たちはこの崩壊生物を基地の外で防ぐのです。

ゼーレ
そういうこと！その時になったら分かるから驚かないでね。
ついて来て。今回あなたに任せるのはとても重要な任務だよ。決して油断しないでね～！

ブローニャ
よし、出発しましょう。ただいまより「帰巣作戦」開始！

ゼーレ
報告、第3小隊は指定位置に到着、迎撃準備に入る。
ふぅ～寒い、寒い！やっぱり夜間の作戦には慣れないなぁ……。
作戦が始まるまでもう少し時間があるから、簡単に今回の任務を説明するね！
私たちの今いる位置は基地のゲート制御室の近くよ。ここはゲートの開閉を制御する重要な施設なの。私たちの任務は、このエリアの安全を守ることよ。
ゲートを開く時にはきっと大量の崩壊生物が雪崩込んでくるはずだよ。正面に位置する主力部隊がそいつらを片付けるの。
私たちがやることは制御室を守ること。そして、灰蛾部隊が入った後にゲートを正常に閉じること。
ゲート制御の任務はイザーリンに任せてあるよ！どうかな？とっても簡単でしょ？

イザーリン
そんなに軽々しく言わないでよ……このゲートは基地で一番頑丈なバリケードなんだから。もし故障でもしたら、私たちみんなおしまいなんだよ……。

ゼーレ
分かった分かった！だから、お姉ちゃんがわざわざ私のように頼りになる人を派遣したんじゃないの！

イザーリン
あなたがいるから心配なのよ……まぁ、いいわ。今回は頼りになりそうなヤツもいるから。

ゼーレ
はいはい、あなたはゲートの制御に専念して、他のことは私たちに任せてちょうだい。

「各部隊注意、灰蛾部隊はあと15分で到着」

ゼーレ
もう着くみたいね。遠くから轟音が聞こえてくるでしょう？

ゴォン、ゴォン——

ゼーレ
こんなに大きな音を立てるから、たくさんの崩壊生物を引き寄せちゃうの。きっと、この近くの崩壊生物も動き始めてるよ。私たちも行動を開始しましょ！

「灰蛾部隊はあと5分で到着。各部隊は計画通りに行動してください。作戦開始！」

ゼーレ
ふぅ～こっちはあらかた片付いたみたいだね。でも本番はこれからだよ。私について来て！すぐに灰蛾とも会えるはず！

ゴォン！ゴォン！！

ゼーレ
イザーリン！ゲートの状況はどう？

イザーリン
問題ない。すぐに開けるわ。制御室、しっかり守ってね。

ゼーレ
オッケ～。

ゴォン！ゴォン！！

ゼーレ
あ、見えた～見えた～あそこ！あの廃墟の中をくぐり抜けているのが灰蛾だよ！

ゼーレ
軌道戦艦ハイペリオン！
どう？カッコいいでしょ？これが本物の航空戦艦だよ～！でも動力炉の損傷で空は飛べないんだけどね。レール、つまり軌道の上のみを走る戦艦になっちゃった。

イザーリン
こんなに大きなやつがレールの上を走るにはかなりのパワーがいるけどね……それと唯一の欠点は騒音が大きすぎること。

ゼーレ
別にいいじゃない。崩壊によって死の静けさに包まれたこの世界に雄叫びをあげられるんだから。これこそ私たちの存在証明だよ～！

イザーリン
みんながあなたみたいに楽観的だったらいいんだけど……いつも一緒に来るあの黒々とした崩壊生物を見るたび、生きて帰れる気がしない……。

ゼーレ
ん～私たちがこんな厳重に構えているのは、あいつらを消滅させるためなんだから大丈夫だよ～！安心して！

「崩壊生物が作戦エリアに入った。作戦開始！」
ゴォン！！！

ゼーレ
ヒュ～本当にきれいな花火！
行きましょう！攻撃ののろしが上がったわ！私たちの出番だよ！

イザーリン
基地のゲート開放……ハイペリオン号受け入れ開始。

ゼーレ
ふぅ～ここまでは全て順調ね。前線の方も大丈夫なはず。もうじき終わるよ！

「警報！大量の崩壊生物が接近中！各部隊は注意してください！大量の崩壊生物が接近中！」

ゼーレ
うっ！こんなに早くフラグを折られるなんて！

イザーリン
ねえ……ゼーレ、あっちのは一体何なの？虫？あんな崩壊生物見たことない……。

ブローニャ
みなさん！前線に新種の崩壊生物が大量に現れました！作戦変更！ただちに基地へ退却！

ゼーレ
お姉ちゃん、どうして来たの？

ブローニャ
あの虫のような形の特徴はまだはっきりしていませんが、軽率に戦うのは不利です。イザーリン、ハイペリオンを受け入れ後、直ちにゲート閉鎖！

イザーリン
でも、前線にはまだ撤退していない人が……。

ブローニャ
ブローニャが回収しに行きますから心配いりません。

イザーリン
でも……。

ゼーレ
お姉ちゃん！私も一緒に行く！

ブローニャ
ゼーレ、あなたはゲート近くの人の撤退を担当してください。基地のことはあなたに任せます。

ゼーレ
お姉ちゃん……でも！

イザーリン
あ……ハイペリオンがゲートの近くで停まった。何かあった……？

ブローニャ
ハイペリオン？灰蛾と連絡をとれますか？彼女らを今すぐ中に！

イザーリン
連絡がつかない……通信が切断されてる。しかも……ハイペリオンの主砲が動き始めてる！

ブローニャ
主砲……まさか！早く、前線の人たちへすぐに遮蔽物を探して、ハイペリオンの主砲弾道範囲から隠れ、離れるように伝えてください！

イザーリン
で、でも！この距離で撃たれたらゲートも……！

ゼーレ
イザーリン、立ってちゃダメ！早く伏せて！

バン！！！！！！
ゴオオン！！！！
……。

ゼーレ
ゴホッ、ゴホッ……灰蛾のやつら……無茶苦茶でしょ！

イザーリン
う、うーん……まだ、生きてる……？

ブローニャ
……前線へ、崩壊生物からの攻撃は停止しました、直ちに帰還してください。

イザーリン
ブローニャ……ハイペリオンと通信がつながった。

……。
姫子
灰蛾部隊より基地へ。
目標消滅。ハイペリオン号、運転を継続。

ブローニャ
……分かりました、イザーリン。

イザーリン
うん。でも、あの……ゲートが今の砲撃で壊れちゃって……。

ゼーレ
やれやれ～相変わらず暴力的な女だね。
あの無量塔姫子は……。

ブローニャ
どうして同意を得ずに勝手な行動を取るのですか。

姫子
危険なときに時間は最も貴重なの。私は貴重な時間の中で最良な方法を選択しただけよ。現に今こうして生きているじゃないの。

ブローニャ
みんなを危険に陥れたとしてもですか？

姫子
でも事実として、これが被害を最小限に抑える選択よ。

ブローニャ
……。

ゼーレ
ほらほら！びっくりしたけど、危険はなかったんだからよかったじゃない。みんな朝からずっと戦ったんだし、休みましょうよ～！

ブローニャ
今は休む時ではありません。

姫子
ええ、もっと大事なことをしないとね。

ゼーレ
あなたたちケンカしてたんじゃ……。

ブローニャ
姫子、今回の偵察で何か新しい発見はありましたか？

姫子
依然として何の手がかりもないけれど、私たち捜索範囲を拡大してみたの。でも、とても難しいわね。
それから、最大の発見は長空市の周りに新種と思われる崩壊生物が現れたことね。ただ、物資の安全を優先して先に引き返して来ちゃった。

ブローニャ
新種の崩壊生物ですか……まさか今回いきなり襲撃してきた虫ですか？

姫子
いいえ、目撃した隊員の説明では四つ足で這うタイプのようよ。でもさっきの虫も最近現れた新種に違いなさそうね。

ブローニャ
崩壊の影響は弱まるどころか、大量の新種を生み出している……崩壊の勢いはますます増しているようですね。しかし、このまま死ぬのをただ待つわけにはいきません。

姫子
やっと決断したのね。

ブローニャ
ええ……反撃の時です。