アザトース - 崩壊学園wiki

キャラの基本情報

• 身長　134cm
• 体重　39kg
• 3サイズ　66/47/70
• 趣味　ノイズ

アザトースが一度眠ると数年間の間は目覚めることがない。視力のないこの少女が目覚めた後、常人に理解しがたい力でバビロンをのんびりと散歩している。しかし、彼女がもたらす混沌は、これまでの認識は全て現実世界の氷山の一角にすぎないと、世の中の人々に思い出させているのだ。

神格覚醒ストーリー

薄暗い校舎

賑やかな商店街を出てバビロンの国境まで歩くと歩行者がどんどん減少していき、そのうち携帯電話も圏外になってしまう。
廃墟となった校舎Kに、神格が一人だけ住んでいる。彼女は白痴の魔王と呼ばれるアザトースだ。彼女はバビロンに来てから10年以上眠っている。
校舎Kの外に大量なスラブを使用した家や小屋があり、小さな村になっている。小屋の中の配置はとても綺麗だが、ほこりやクモの巣が溜まっていて、人が住んでいるようには見えなかった。
好奇心旺盛な人がここを訪れても、この奇妙さを除いて何も見どころがない。アザトースは校舎Kを完全に暗くしたため、日光が部屋に差し込んでも、濃い灰色の影になるだけで、部屋の中を照らすことができない。そのため、校舎Kの中の様子を見た人は誰もいない。光がない暗闇は、彼女がゆっくり眠れる温床だ。

盲目の人

理由は分からないが、アザトースは突然目を覚ました。ついに伝説の美少女の素顔を見れる。これはバビロンの一大事だ。
彼女は赤いマントを引きずり、奇妙な笑顔を浮かべながら町中を彷徨っていた。バビロンのニュースは、何本もの記事を出してアザトースの生態を紹介した。
アザトースには視力がない。彼女は点字ブロックを歩かないし、盲導犬もいない。だけど彼女は信号の色を理解して普通の人と同じように歩くことができる。彼女は人に触れなくても、その人の体格を理解することができる上に心を読めるらしい。
そして、うっかり彼女の真っ赤な瞳を直接覗き込んだ場合は、非常に危険な情報を植え付けられてしまうそうだ。あの楽観的な神格のシルヴァンでさえ、ある日アザトースの瞳をうっかりと覗き込んでしまい、丸一週間うつ病にかかってしまったらしい。
だが、この効果は永続的ではないらしい。そして最終的には自然に回復する……かもしれない？

不気味なノイズ

シルヴァンの事件はほんの始まりに過ぎなかった。最近、アザトースは巨大なスピーカーを運び、プールのそばに座って音楽を聴き始めた。
公共の場で音楽を流すこと自体すでに迷惑な話だが、アザトースが流すのはノイズと言ってもいい鬼畜な音楽だった。周囲の神格にとって、これはもはや音楽ではなく、ただのノイズだ。
時間が経過するとともに騒音が酷くなってしまう。ナイフで黒板をひっかく音、叫び声、嘔吐音などが混ざり合っている。
真央はこのような音を最も苦手としている神格であり、最新のノイズキャンセリングヘッドホンを身に着けて秩序の維持に尽力しているミョルニルとともにアザトースに抗議した。
しかし、彼女たちはアザトースの目を見ただけで、彼女のそばに座り一緒に騒音を楽しみ始めた。
耐えられないなら受け入れる。これも一つの対策……かもしれない。

危険な真実

今までの眠りが長すぎたせいでアザトースは一ヶ月も眠らない。神格たちが徹夜して生放送をしたり、小説を書いたりしている時、アザトースはまだ元気にバビロン中をぶらぶらしていた。
彷徨うだけならまだいい。少なくとも彼女はスピーカーを持っていない。しかし最近は……。
アザトースが通り過ぎた場所に幽霊より恐ろしい捻じれた生き物を目撃したと桜華は言った。#神奈は地面に何か輝くものを見たとき、怖くて拾いに行けないようだ。
ミニガンはいつも空に向かって弾を撃ち、冷や汗をかきながら「なぜ死なない……」とつぶやくことも。
バビロンの日のではだんだんと遅くなり、夜がどんどん早くなってきている。
アザトースの散歩の範囲によって、変異が徐々に拡大したが、ある日、全てが突然終わった。

混沌とした眠り

何故だか分からないが、アザトースは校舎Kに戻り、眠りに落ちた。今回はいつまで眠るのだろう。
影響を受けた神格も、ミュナ先生の治療がなくても普段通りに生活ができるくらいには回復した。しかし、アザトースという単語に触れる度、彼女たちは黙り込んでしまう。
アザトースの日常は散歩と騒音や音楽を流すことくらいだが、彼女がSNSでよく発言する言葉は「今月はたくさんのことを片付けて充実だった」
どこか充実なのかは誰にも理解できないが、バビロンに迷惑をかけたのは事実だった。
突然の変異はアザトースの目覚めによって引き起こされたものなのか……それとも、この世界の安定は彼女の深い眠りによって維持されているのか。
そして、バビロンはこれら全ての出来事を忘れるだろう。彼女が再び目覚めるまで。