サブ任務:ドラゴンハンター - 崩壊学園wiki

ヴォォオオオ——ッ！！！
ドン——！！！

イザーリン
九霄！もっと急いで！あの崩壊獣が船体を攻撃し始めているわ！
ハイペリオンは長くは持ちこたえられないわよ！今すぐあいつを倒して！

九霄
分かっている！九霄様のドラゴンスレイヤーの力は限界突破をしているのだ、任せろッ！

グゥォオオオオオッ！！

九霄
フンッ！愚かな巨獣め！救世主様の刃にひれ伏すがいいっ！

グルル——ヴォオオオオッ！！！！

九霄
あ、あの……イザーリン……。ちょっと問題があるのだが……。
あの崩壊獣……空中にいるんだけど……どうやって、ヤツを攻撃すればいいのだ？

イザーリン
えっ……それもそうね……。
あいつがずっと空中を旋回しているようでは、私たちの武器でダメージを与えるのは難しい……
あいつを攻撃可能な距離まで誘き寄せないといけないわね。

イザーリン
この戦艦上であいつと戦えるような場所を見つけないと……。
九霄、あなたの現在位置を教えて。何か方法を考えてみる。

九霄
我は今、Cエリアの3号動力炉へつながる通路にいる。
あいつは大体戦艦の左上方400メートルくらいの位置で旋回中だ！

イザーリン
了解……そのエリア付近で条件を満たす場所がないか探してみるわ。
…………あった！九霄！いい場所があるわ！
C-8エリアに戦艦の外側を向いた駐機クレーンがあるの。
あそこは本来、戦乙女の上陸用艦艇を駐機させるエリアなんだけど、
崩壊獣をその位置に誘き出すことができれば、どうにかして押さえつけることができるはず……！
九霄、時間がないわ。
このまま攻撃を受け続けたら、戦艦の骨組みがもたない。お願い、急いで！

九霄
ああ、分かった。やってみる！

ビュウウウ————！

九霄
くっ！戦艦の外は風がやっぱり凄い……。
イザーリン、さっき言ってた駐機クレーンに辿り着いたぞ！

イザーリン
分かった……じゃあ、次は崩壊獣の気を引くのよ。あいつをあなたのいる位置に移動させるの。

九霄
フフン！
相手の気を引くことなど、この我が最も得意とする分野！
そこの巨獣よ、よく聞くがよいッ！
今、貴様が相手にしているのは世界の救世主！
そして、生まれ変わった勇者であり、黙示録の遂行者！人類の希望の頂点に立つ蓬莱寺九霄様だッ！
貴様に問おう——！
この勇者に挑む覚悟はあるか！ドラゴンの末裔よ！
世界を滅ぼす救世主の力を恐れないのなら、我と一戦交えるがよい！！

ヴォォオオオオオッ！！！

九霄
ちょっと、ちょっと！そっちじゃないってば！こっちだ、こっち！
貴様、我が見えてないのか！！きゅ、救世主様の宣戦布告を無視するなんて！

イザーリン
はぁ……やっぱり他の方法を考えましょう……。
九霄、あなたはとりあえず駐機クレーンの周囲にいる崩壊生物を一掃して、
あとの戦いのために場所を作っておくの。私の方であの崩壊獣の注意を引いてみるから。

九霄
このこのっ！バカヤロー！
貴様、我のドラゴンスレイヤーの力を恐れているのだな！？
よく聞けッ！救世主を無視した代償、支払わせてやるからな！！！

イザーリン
ほらほら……大きな声出さないの。
私まで聞いてて恥ずかしくなっちゃうじゃない……。

九霄
イザーリン！駐機クレーンの崩壊生物は一掃したぞ！
そっちは何か方法を思いついたか！？

ウォォオオオオン！
バァアアン！！！

九霄
うわわっ！
早くしてくれないと、我であってもピンチだぞ！

イザーリン
分かってるわよ！
でも、今はハイペリオン号の艦砲を使うこともできないし、
あいつを攻撃できる方法はとても、とても少ないの……。

九霄
そういうことなら、九霄様の威圧であいつをビビらせるしかないな！

イザーリン
あなたの声は戦艦の騒音と気流の影響で届きっこないわよ。
聞こえたら逆におかしいくらい……。

九霄
否ッ！九霄様が使うのは声なんかではない！全てを圧倒する気迫だ！
来るがいい！空駆ける巨竜よ！
この日こそ、貴様が地へと堕ちる日だ！

イザーリン
もう……結局、声に頼るんじゃないの……。
……。

イザーリン
待って……声以外に届けられる媒介は……そうだ！

イザーリン
ハイペリオン号の左舷側サーチライトが正常に動くか調べて！

隊員
確認しました。サーチライトは損傷していません。使用可能です。

イザーリン
ふぅ……捨てる神あれば拾う神ありね。試してみる価値はあるわ。戦艦側面のサーチライトの角度を調整、空中の崩壊獣に照準を合わせて！あいつの注意を引くのよ！

隊員
了解！

イザーリン
九霄、あなた、照明弾は持ってる？

九霄
あるにはあるけど、それが？

イザーリン
サーチライトと合わせて崩壊獣の注意を引くの。
あいつが戦艦を攻撃した時に、あいつに向かって発射して！

九霄
おおっ！分かった！任せろ！

ヴォォオオオオッ！！

隊員
サーチライトの角度調整完了！崩壊獣が戦艦に向かってきます！

イザーリン
全艦を右に傾けて！サーチライト点灯！

九霄
あわわ！！
ゆ、揺れる！！！

パッ——！！！
ウォォオオオオン————！

イザーリン
九霄！任せたわよ！

九霄
フフン！
救世主の光の制裁を受けるがいい！銀翼の邪竜め！

ヒュウ！！
グゥオオオォン！！！

九霄
やっと我を見たなッ！
来い！ここで勝敗を決するぞ！

隊員
崩壊獣が駐機クレーンに向かって攻撃をしかけました。衝撃対応用意！！

九霄
来たッ！来たッ！！
間近で見みると本当にデカいヤツだな！！

ドォオオオオオン！！

イザーリン
うっ！九霄！大丈夫！？

九霄
うぐっ……だ、大丈夫だ……ただ……もう揺れは勘弁してくれ……。

ヴォォオオオオオオッ！！

隊員
崩壊獣が戦艦左舷に留まっています。船体が傾き始めました！

イザーリン
左側動力炉の出力増加、船体のバランスを保って！

隊員
了解！

イザーリン
九霄！できるだけ早く片付けてちょうだい！船体へこれ以上負担を掛けないためにも！

九霄
フフン……安心するがよい！
来い！巨竜！
さっき我の言葉が聞こえてなかったのなら、もう1度言ってやる！
今、貴様が相手にしているのは——

イザーリン
時間の無駄だって言ってるでしょ！！

九霄
ぐっ……わ、分かったよ……。