いかなる傷も「その場で」癒すことが可能なアイテム。
「純血のフェニックス家の者が、特殊な儀式を済ませた魔方陣の中で、特殊儀礼済みの杯に満ちた水の中へ、心を無にして流した涙を落とす」ことで生み出される。
自分のため、あるいは他者のためを思って流した涙は「その者自身の涙」となるため、効果が生まれないという。
悪魔でも手に出来るのは上流階級の者だけで、魔術師でもそう簡単には入手出来ない希少で高価な代物。
涙は
レーティングゲームにも使用され、高値で取引されているためフェニックス家の財政は潤っているという。
しかし、元々大量生産がきかない上に「
禍の団」のテロ活動によって需要が激増。
値段も天井知らずに上昇している。
その上、裏で仲買人が横流ししたことで「禍の団」も密かに入手しており、
冥界の戦士に行き渡らず、テロリストの手に渡ってしまうという皮肉な事態を招いている。
その後、
クリフォトがフェニックスのクローンを用いて「涙」を密造していた。
これらは闇のマーケットに流れて
人間界にも流通し、アメリカでは一部がマフィアに渡って問題となった。
だが、ディハウザー・ベリアルがそのすべてを「無価値」に変えた。
最終更新:2022年02月21日 22:34