悪魔と
堕天使が暮らしている、地球とほぼ同等の広さをもつ紫色の空の異世界。
空気に独特の感触があるのが特徴で、日光がささないため悪魔や
吸血鬼でも過ごしやすい。
海が存在しないために陸地は
人間界の大陸より遥かに広いのだが、悪魔・
堕天使共に数が激減しているため手つかずの土地も多く、特に辺境には手が回り切らない部分も多い。
グレモリー家なども眷属となった悪魔に「かなり大雑把に土地を分け与えて」いたりする。
そういった辺境地域は、所在不明の存在やはぐれ悪魔が潜伏先としていることも多い。
堕天使側は悪魔側以上に土地が余っているため、近年ではリゾート開発に着手して利益を上げようとしている。
超常の領域の一種であるため、人間の場合は優れた魔術師などでなければ立ち入ることすらできず、
転生悪魔の親族のような例外を除けば一般人が一生足を踏み入れることはない。
悪魔であれば魔法陣などを介して次元の間を超えられるため容易に行き来できるが、
転生悪魔は一度正式なルートで赴く必要があり、その手続きを経ていないと違法行為として対処される。
なお、
人間界との時差が生じないように時間の流れを調節している。
冥界の下には、魂を選別するためのギリシア勢力の地獄である「
冥府」が存在する。
最終更新:2022年05月29日 01:14