京都

きょうと


日本という国にとって、「歴史」「文化」「経済」「霊的」に重要な都市。

観光地として知られるが、都そのものを1つの「力」にしようとした古の陰陽師たちによって作られた術式発生装置としての側面を持っており、そのために昔から様々な存在を引き寄せてきた。
強力な気脈に包まれており、パワースポットとして知られる場所は霊力や妖力で満ちている。

神社や寺院も多く、異なる神話に属する存在が入るためには特殊な「フリーパス券」で身分を証明しておく必要がある。

術式都市なので結界は存在しているものの、パワースポットがありすぎて、逆に歪みが生まれやすいので、侵入できる穴が偶発的に出来てしまう。
そのため昔から魑魅魍魎が跋扈してきたことで知られ、現代でも五大宗家の術者たちが毎度市内と市外をパトロールして歪みを修正している。
過去の歴史では、魑魅魍魎の類は、誤差はあれど鬼門である比叡山延暦寺周辺か、裏鬼門の石清水八幡宮周辺から京都市内へ侵入しているという。
また、悪魔陣営の影響も及んでおり、京都駅周辺には「京都サーゼクスホテル」「京都セラフォルーホテル」など、悪魔が経営するホテルが建てられている。


裏京都(うらきょうと)

妖怪たちが暮らす、レーティングゲームのフィールドにも似た理論で生み出された異空間。
別名「裏街」。

西の大妖怪である八坂が御大将として治めており、「九尾の狐」と都は密接な関係にある。
住民に悪い妖怪はいないが、イタズラ好きな者が多く、外から来た相手を脅かして遊ぶことが多い。

空模様は終始薄暗く、町に点る仄かな灯りによって幻想的に照らされている。
町には江戸時代のセットのように古い家屋が並び、町の向こうの小川と林を抜けた先には、巨大な赤い鳥居と八坂・九重親子が住む古風な屋敷が建っている。
北部には石の祭壇や石柱、しめ縄で締められた巨大な岩が置かれた古い祭儀場があり、裏京都を取り仕切る頭目が代々吉兆と凶兆を占ったり、京都で奉られている神仏より啓示を受ける重要な場所となっている。

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最終更新:2022年02月26日 21:03