東ゴルトー共和国の客員棋士。
東ゴルトー発祥の盤上競技「軍儀」の世界王者。アカズ(盲目)で舌足らず、髪の毛はぼさぼさで鼻水が垂れているなど見た目はパッとしない少女。パイクもだったが、東北弁の様な訛りのある言葉で喋る。一家の稼ぎ頭だが、家族からは疎んじられている(恐らく家族は選別により、死亡している。)。軍儀の腕前は極めて高く、常に進化し続ける王を寄せ付けないばかりか、対局の中で自分も新手を思いつくなど、さらに強くなっている。普段はやや鈍感で素朴な性格ながら、自らの価値を軍儀にしか見出せず、負けた場合には自らの命を差し出すことも厭わないなど達観した一面も持っている。
彼女の存在は王に強さと己の存在意義について考えさせる機会を与える。その存在は討伐隊に伝わっておらず、討伐開始直後のゼノのドラゴンダイヴにより腹部を貫かれてしまうが、
ネフェルピトーによる治療を受け回復する。治療後はゴンによってカイトの治療が終わるまでの人質として
ナックルたちに預けられる。その後
メルエムによって助けだされ、再び軍儀を打ち始める。そして
メルエムが毒に侵されており、それが自分に伝染する事を聞かされるが、彼女もまた最期の時を
メルエムと共に過ごすことを望んだ。そして、
メルエムの死の直前まで対局を続け、
メルエムの死を看取る。
最終更新:2024年01月05日 22:13