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リルバーン帝国
リルバーン帝国とは
リルバーン帝国;(りるばーんていこく;)はディルタニア大陸の西南にあり、西ディルタニアに位置する連邦国家である。国土は、帝国政府が直接的に統治権を行使するリルタニア諸島とその付属島嶼のほか、各自治政府を通じて間接的に領有権を有する帝国領域諸国を有する。帝国領域諸国を挟んで、東はヤードゴニエ社会主義共和国連邦、西はユークトバニア連邦社会主義共和国、北はエステルプラッテ共和国・ベルカ公国と国境を接している。
目次
設定
| 国旗 |
#ref(添付ファイル名,center) |
| 国の標語 |
平和と進歩 |
| 国歌 |
リルバーン帝国賛歌 |
| 公用語 |
リルタニア語 |
| 国家元首 |
帝国指導部 |
| 首都 |
アルタリア |
| 最大都市 |
アルタリア |
| 面積 |
|
| 総人口 |
|
| 公式略称 |
帝国 |
| 英語国名 |
Lilbarn Imperial States |
| 通貨 |
Phel |
国名
リルバーンという名前の由来に定説はない。由来についての有力な説は、リルタニア語の「labdarhoth(統合)」から転じたものである。
国歌
1.帝国は今ぞ一つなり。
この団結 悠久ならん事を。
多様性の下の統一に
世界に愈々平穏あれ。
2.常盤に帝国を治めかし、
人々の信頼と正義、
そして自由よ。
此の弥栄えん故郷の地を。
3.帝国万歳、我等が友よ、
大事業が汝等を呼べり。
穹窿に瞬く星辰こそ
吾らが団結の徴なれ。
歴史
古代リルタニア系住民はディルタニア大陸からリルタニア諸島にやってきて定住した。リルタニア系住民は後からやってきたラックス系住民を通してネルヴィル系文化の影響を受けた。アーベントベルク大公家によってラックス系住民が統一されてからもリルタニア系住民とラックス系住民は共存していたが、アーベントベルク大公家の勢力が拡大するにつれリルタニア系住民の間ではアーベントベルク大公家がリルタニア諸島を侵略するのではないのかという疑心暗鬼に駆られるようになった。その結果、リルタニア系住民はラックス系住民との戦争に突入した。実際のところ、リルタニア諸島にアーベントベルク大公家の軍隊は存在していなかった。アーベントベルク大公家はリルタニア諸島をそれほど重要視していなかったのである。リルタニア系住民がそのことに気づいたのは戦争がリルタニア系住民の圧勝に終わり、リルタニア諸島に住んでいたラックス系住民を文字通り全滅させてから事であった。そして、この事件はその後のリルタニア系住民の歴史に大きく影を落とす事となる。
それから長い月日が流れ、帝国の支配は西ディルタニア全域に至る広大な領域に広がった。帝国はネルヴィルオーシャンに進出するために調査隊を派遣したが現地の強い抵抗を受けたり、遭難してリルタニア諸島に戻ってきたりとその多くの部隊は目的を達成できなかった。しかし、この調査隊の派遣は一つだけ大きな功績をもたらした。再びラックス系住民と接触できた事である。多くの資料が失われてしまっていたとはいえ、リルタニア系住民はいまだにリルタニア諸島からラックス系住民を追放した事を悔いていた。(もっとも、アーベントベルク大公家ではすっかりその事を忘れていたのだが…)当時の帝国政府内部でもさまざまな議論があったものの、帝国はアーベントベルク大公家と帝国の皇室の婚姻による和議を結ぶ事を提案した。当時の帝国は西ディルタニア最大の大国であった事もあってアーベントベルク大公家はまたとない好機という事でこれを承諾した。この条約はアーベントベルク婚姻条約と呼ばれている。
やがて西ディルタニアでもこの時期、自然災害や疫病、飢饉が続き、帝国の支配が衰えて混乱の時代を迎えた。帝国が支配していた西ディルタニアの各地で反乱が相次ぎ、帝国はリルタニア諸島に退いた。しかし、反乱軍の猛攻の前にリルタニア諸島ですら陥落の危機に陥った。その際にアーベントベルク大公家内部でも反乱軍に呼応して帝国からやってきた大公妃を処刑し、帝国に対して攻撃を仕掛けようとした時代があった。しかし、結局のところ、アーベントベルク大公家が反乱軍に参加する事はなかった。シェーンブルク大公家の兵力が少なかった事もあったがラックス系住民は温和な性格であり、戦争に参加する事を好まなかったのである。また、逆に帝国でも戦略的に重要なアーベントベルク大公家の領土を占領しておこうと作戦が存在していたが、アーベントベルク大公家に娘を嫁がせた皇帝の反対によって中止に追い込まれた。
それからまた長い月日が流れた。かつての広大な領土は見る影もなくなってしまったが帝国は生き延びる事に成功したのであった。その後もアーベントベルク婚姻条約に基づいて両国の交流は長く続いている。現在のアーベントベルク大公はフランツ12世、現在の帝国の皇帝はヴィーノ・ハラオウンである。フランツ12世の母親は帝国の皇室から嫁いできたクリスティアーネ3世である。長い間、婚姻を重ねてきたアーベントベルク大公家と帝国の皇室がさらに婚姻を重ねる事によって“血を濁らせる”との指摘もある。
政治
帝国の政治は「リルバーン帝国憲法」及び「大リルバーン連邦条約」によって規定されている。
「リルバーン帝国の元首」にして「大リルバーン連邦の主席」である皇帝は統治権をすべて握る総覧者であり、その特権は皇帝大権として「リルバーン帝国憲法」及び「大リルバーン連邦条約」に明記されている。大権には陸・海・航空宇宙軍の統帥権のほか、宣戦布告や講和や条約の締結を行う権限も含まれている。そのため、統帥権は行政権(内閣)から独立し、大本営が皇帝に直属して補佐している。そのほかにも帝国議会が閉会中に法律に代わって緊急勅令を公布できたり、戒厳を宣告する大権などきわめて大きな権限を付与されている。もっとも、これらの大権を実際に行使する事はほとんど無い。
帝国議会は衆議院と参議院から成り、両院は対等の権限を有している。衆議院が選挙によって選ばれた代議士から構成されるのに対し、貴族院は皇族や華族から成る議員や学者や高級官吏等の中から皇帝が指名する勅撰議員などから構成されている。皇帝大権に基づく規定事項を除いた法律や予算案は帝国議会の同意が無ければ成立せず、また衆議院は予算先議権を有している。
帝国政府の最高責任者を務める宰相は皇帝によって任免され、帝国議会に対して直接責任を負わない。現在の宰相はキース・ウィルコックスである。
リルバーン帝国憲法は財産権、個人の自由、言論・出版・集会・結社の自由、宗教の自由、労働の権利のような、いくつかの基本的諸権利を認めている。
| 役職 |
姓名 |
| 宰相兼宮内大臣 |
キース・ウィルコックス |
| 法務大臣 |
フラン・マッカートニー |
| 外務大臣 |
クリスティーナ・チェンバーズ |
| 防衛大臣 |
ゴドフリー・キャムデン |
| 自治大臣 |
アントワネット・タベルニエ |
| 拓殖務大臣 |
ローランド・マクダネル |
| 財務大臣 |
ハンナ・シェリンガム |
| 文部科学大臣 |
ジョアンナ・キングストン |
| 厚生労働大臣 |
プリシー・テイラー |
| 農林水産大臣 |
ステーシー・ブレールスフォード |
| 経済産業大臣 |
アイザック・ヒックス |
| 運輸通信大臣 |
コンラッド・メルヴィル |
| 軍需大臣 |
レノックス・ブラットン |
| 環境大臣 |
ロザンナ・アイネス |
| 内閣書記官長 |
ヘンリエッタ・シルヴェスター |
| 内閣法制局長官 |
ライオネル・キールナン |
| 紋章院総裁 |
アダム・カーズン |
| 会派名 |
備考 |
| 革新党 |
リルタニア諸島北部地方の労働者階級の大部分と小市民層とを代表する。リルバーン産業報国会に支援されている。 |
| パロンシュレイヒ教民主党 |
これは、パロンシュレイヒ教農民層とパロンシュレイヒ教系労働組合を基盤にしている。 |
| 自由党 |
これはリルタニア諸島北部地方の大・中工業を代表する党である。 |
| 独立党 |
反連邦主義過激派政党。リルタニア諸島北部地方の一部の知識層や学生、帝国領域諸国系の人々や外国人等の出稼ぎ労働者から支持を受けている。 |
| 保守党 |
これは保守政党で、リルタニア諸島南部地方の住民を中心に大地主及び一部の工業の利益を代表する。その支持者の中には北部地方の俸給生活者、農民もいる。 |
| リルバーン共産党 |
基本的にはリルタニア諸島北部地方の都市に根を張り、労働者階級の大部分を代表しようと努めている。 |
皇室
帝国の皇帝とその家族・親族及び「ハラオウン」の氏姓と姓称号を有する王家に属する人々を指す。現在の皇帝はヴィーノ・ハラオウンであるが幼少であるため、皇太后のシャルロッテ・ハラオウンが摂政に任命されている。
各王家の長は各州の国王に封じられており、王家の長以外の皇族は自らが属する王家の州の一部を領土として与えられ、貴族の爵位を有する。皇族は自らの領土においていくつかの名誉的特権を有する。
外交
- 外交関係を有する国
- アヴェンシス共和国
- アルベニック共和国
- アーベントベルク大公国
- エステルプラッテ共和国
- エルテメルカーン首長国
- ガルディア共和国
- グレートレイリル及びウェイランド合同王国
- シーフォン諸国連合
- シェイフィナリア列島宗教自治評議共同体
- セッズ・ルード人民共和国
- トラニストア連合王国
- トルキア共和国
- フェムト自由民主主義共和国
- ベルカ公国
- リバティランド
- ルージェノワール王国
- レギンレイブ公国
- ローゼンクロイツ民主連邦共和国
- 安武皇國
- 雲龍共和国
- 三洲連合共和国
- 所属組織・締結条約
- 三洲連合共和国とリルバーン帝国との局地的で片務型の安全保障条約(三リ安全保障条約)
経済
農業は世界最大の食料輸出国(食糧“生産”国ではないことに注意。)と依然として帝国における重要な産業と位置づけられている。特に
エステルプラッテ共和国は帝国の最大の穀物・食肉・果実及び生活物資輸出相手国であり、エステルプラッテ共和国中央議会において「リルバーン・ビーフ株式会社の牛肉は美味しくて健康によいことを国民に呼びかける決議案」が採択された事もあった。
リルタニア諸島では北部地方の重工業地域と一次産業を中心とする南部地方の経済格差が問題となっている。もっとも、経済的格差は問題の本質ではなく、経済の中心地であった北部地方と政治の中心地であった南部地方のさまざまな差異が経済的格差として現れたに過ぎない。南部地方の人々はあまり経済格差を意識しているわけではないが、逆に北部地方の一部の人々の間では、本来は南部地方の人々が負担すべき税金を北部地方の人々が負担しているという意識が存在しており、反連邦主義運動の温床となっている。
帝国領域諸国
形式上は皇帝が帝国全域を統治しているが、その支配は緩やかなものであり、帝国領域諸国では現地民から成る領民政府が各地域の統治を行い、帝国に対しては領民政府の代表である領民代表が、帝国政府と各種の交渉を行っている。このように、帝国は領民政府や領民に対して直接関与せず、帝国領域諸国で起きていることに通常はまったく関心を払わない。領民は、帝国臣民としての自覚や忠誠を期待されてはおらず、帝国の支配に反対する事すら禁止されていない。
大多数の人々は「帝国からの独立」を望んではいない。それは、社会主義勢力の影響が大きいこの地域で、小国が生き残れないことを自覚しているためである。「独立」ではなく帝国という大きい枠のなかで「自治」を望んでいるのである。一方でそういった情勢を知らないリルタニア諸島生まれの国民の間では反連邦主義運動が沈静化せず、むしろ一層激化している。この動きには西ディルタニアへの勢力の拡大をもくろんでいる社会主義勢力が暗躍していると考えられており、問題化している。
次に掲げる義務の範囲を超えた要求が帝国政府により出された場合、領民政府は拒否する権利を有している。
- 帝国政府との交渉役である「領民代表」を選出する事。帝国領域諸国のトップの立場である人間が望ましいが、帝国政府はそこまでは干渉せず、純然たる交渉役でも構わない。ただし帝国政府の側では領民代表を帝国領域諸国のトップとみなして扱っている。方法は、領民が認めるものであれば問わない(既存の国家元首、世襲の王、選挙、指名、くじ引き等何でもよい)。ただし、あからさまに帝国に反逆の意志を示す人や、何らかの理由で帝国政府が拒否する人は認められない。領民代表の帝国領域諸国側での呼称は自由。
- 帝国軍の募集事務所の設置。帝国軍への奉職は成人年齢を迎えた帝国臣民の自由意志による志願が原則とされており、領民政府等がこれを強制する事も妨げる事も禁止されている。なお、募集事務所では志願兵の受付のほか、帝国政府の官僚機構等への人材斡旋や外国への渡航の際のパスポートの発行も行う。募集事務所を通さない外国への渡航は禁止されている。
| 国名 |
備考 |
| イレタリア共和国 |
チェティナ川中流の盆地を占める内陸国。共和制。小麦・トウモロコシ・ジャガイモの大産地。牛・羊の牧畜も盛ん。ボーキサイトの産も多い。首都ウェフォファナ。 |
| ウェシュネル |
タフリス半島北東地方、内オスカ海に臨む共和国。かつてはウェシュネル王国が存在していたが帝国に編入された際に王制を廃止し、共和制へ移行。トウモロコシ・小麦・石油・天然ガスなどを産する。首都ティフォフェン。 |
| エスレナ共和国 |
西ディルタニア東部地方、西はウェシュネルに、東はヤードゴニエ社会主義共和国連邦に国境を接する内陸国。共和制。小麦・ブドウなどを産出。リセミヤ川を通じて内オスカ海に出口をもつ。近年はヤードゴニエ社会主義共和国連邦の影響を受けて社会民主主義政権が誕生し、社会主義化が激しい。首都ロセミヤ。旧称エスレビア。 |
| エミリュリーヌ社会共和国 |
西ディルタニア北部地方、レシュアル川の北岸に位置する港湾都市国家。ディルタニア大陸とリルタニア諸島を結ぶ水上交通の要地。ユークトバニア連邦共和国との緩衝地帯の役割を帯びて誕生したのはいいが、現在ではユークトバニア連邦社会主義共和国の影響を受けて社会民主主義政権が誕生し、社会主義化が激しい。 |
| エルロディナ共和国 |
タフリス半島南端部と内オスカ海の島々から成る共和国。西ディルタニア文明の源流をなす古代エルロディナ文明の発祥地である事から世界的な観光国で、オリーブ・ブドウなどを産する。首都ウィテティア。 |
| サタータル共和国 |
タフリス半島の南西地方、リルタニア内海に面する共和国。高原状の農牧国。首都リーシュミア。 |
| シファラ=テセエス共和国 |
タフリス半島の北西地方にある共和国。南端部の一部のみリルタニア内海に臨む。北部地方のシファラ地方と南部地方のテセエス地方から成る。セールフィー連邦共和国からの分離・独立の際に大規模な戦争が勃発した。金属加工業と林業が盛ん。首都フルティン。 |
| シャレルシア共和国 |
西ディルタニア中部地方、北はシェレレア共和国に、南はイレタリア共和国に国境を接する内陸国。共和制。スシュリー=シャレルシア連邦共和国を構成する2つの国の1つであったが、同国の解体により独立。山地が多く、農牧業が盛ん。首都エミュリュシャ。 |
| シェレレア共和国 |
西ディルタニア東部地方、東はヤードゴニエ社会主義共和国連邦・エステルプラッテ共和国、西はベルカ公国と国境を接する平原の国。ライ麦・えん麦・ジャガイモなどを産出する。豊富な石炭・鉄資源を背景に鉄鋼・機械工業が発達。首都シャレルシア。エステルプラッテ系住民が多く、エステルプラッテ共和国への編入運動が盛ん。 |
| スシュリー共和国 |
西ディルタニア中部地方、ロローベル川を通じて北海に出口をもつ内陸国。共和制。北はベルカ公国・エステルプラッテ共和国・シェレレア共和国に、南はフェゼベル共和国に国境を接する。スシュリー=シャレルシア連邦共和国を構成する2つの国の1つであったが、同国の解体で、独立。石炭・鉄など豊富な地下資源に恵まれ、自動車・化学・ガラスなどの工業が発達。首都エミリュシア。 |
| スーフィリス共和国 |
タフリス半島の北西地方と中西地方の小さな飛び地を領土とする共和国。リルタニア内海に臨む。セールフィー連邦共和国から分離・独立。石炭・石油を産し、工業化が進展。首都ティーファスト。 |
| セファリーゼ共和国 |
タフリス半島の南東地方、内オスカ海に臨む共和国。小麦・トウモロコシ・タバコ・バラ油などを産する。かつてはセフェリーゼ王国が存在していたが帝国に編入された際に王制を廃止し、共和制へ移行。首都エルロディナ。 |
| タトゥア共和国 |
タフリス半島の中央地方に位置し、チェティナ川によって内オスカ海に通じる内陸国。チェフェレン=タトゥアから分離・独立。小麦・トウモロコシを産し、銅・鉛など地下資源にも富む。首都フィターシー。 |
| チェフェレン共和国 |
タフリス半島の中西地方を占め、内オスカ海に臨む。かつてはセールフィー連邦共和国に属する一国家であり、セールフィー連邦共和国滅亡後はタトゥア共和国と共同国家を形成していた。現在もセールフィー連邦共和国の後継国家を自称している。首都サーラア。 |
| ファテナス共和国 |
タフリス半島の北西端部を占める共和国。西端部のみリルタニア内海に臨む。北はフェセベル共和国と国境を接する。鉱産資源に恵まれ、鉄鋼などの工業が盛ん。セールフィー連邦共和国から分離・独立。首都エミレン。 |
| フェセベル共和国 |
国土の大半はバルトライヒ山脈が占める内陸国。西部のチェアフェナ地方は世界的観光地。酪農をはじめ、鉄鋼・製紙・化学などの工業が盛ん。首都ラーティネット。ベルカ系住民が多く、ベルカ公国への編入運動が盛ん。 |
| リューアル=旧セールフィー共和国 |
タフリス半島南部地方の内陸国。共和制。セールフィー連邦共和国から分離・独立。牧羊と小麦の栽培が盛ん。首都エミリラ。 |
| リュートゥレン自由国 |
タフリス半島の西ディルタニアと中央ディルタニアとの接点、エルフェリス海峡の両岸に臨む港湾都市国家。帝国領域諸国でも最大規模の商工業都市の一つ。古代エルロディナ文明に属していた事から史跡が多い。 |
代表的な都市
| 都市名 |
備考 |
| アルタリア |
帝国の首都。西部地方に位置し、アルタリア湾に面する。東部はアシュリーザ台地が大部分を占め、西部は南部山地となる。内オスカ海のミナナ半島・ティスシア諸島の島嶼部も含む。 |
| アルラリス |
アルラリス州中北地方、フィフォフィン川河口にある都市。アルラリス州政府所在地。内オスカ海屈指の商港を有し、天然ガス等に恵まれ、石油精製・化学工業をはじめ、繊維・食品工業等が盛ん。 |
| アンフェティア |
内オスカ海に面する港湾都市。ウェアディナ州政府所在地。政令指定都市。南西地方の文化・政治・経済の中心。アンフェティア城址・帝国西南大学などがある。市街は潟湖にある122の島とそれを結ぶ400以上の橋からなる「水の都」。史跡が多く、夏に行われる短冊に願い事を書き、葉竹に飾るお祭りやゴンドラを操縦するウンディーネなどの風物で世界的観光地として有名。自動車の乗り入れは全面的に禁止されている。「杜の都」との称もある。 |
| イルリーナ |
エルフォヴィア州東部地方の都市。エルフォヴィア州政府所在地。政令指定都市。アルタリア湾に望み、イルリーナ港を中心に発展。諸外国の文化の流入の窓口。イルリーナ湾が国際貿易港として全国でもトップクラスの貿易額。中部地方の工業地帯の中核をなしている。 |
| エスレオナ |
タレーオナ州西部地方に位置する都市。アルタリアとリューテネットを結ぶ交通路の宿場町として発展を遂げた。近年は繊維・楽器・自動車等の工業が盛ん。 |
| ソレナス |
ソレナス州南東部地方の都市。ソレナス州政府所在地。政令指定都市。 |
| タレーオナ |
タレーオナ州中央地方、ニアル湾に望む都市。タレーオナ州政府所在地。商工業が発達し、お茶の集散・加工も盛ん。スーティリル遺跡がある。 |
| ファーセアル |
ファーセアル州中部地方、アルタリア湾に面する都市。ファーセアル州政府所在地。政令指定都市。宿場町として発展を遂げ、現在でも商工業都市であると共にアルタリアのベットタウンとして発展。 |
| マファミヤ |
マファミヤ州北部地方の都市。マファミヤ州政府所在地。政令指定都市。かつての我が国の首都で文化・政治・経済の中心地として繁栄を遂げていた。その一方で天下に覇を唱えんとするものは常にこの地を制圧しようとしたため、幾多の戦火に見舞われたが、多くの文化遺産を今に伝える。マファミヤ城のほか、著名な社寺が多く、また染物・織物・焼き物など伝統的な産業がある。 |
| ミターセリア |
エルフォヴィア州北東地方の都市。東はアルタリア湾に面し、西はソフルー丘陵に及ぶ。政令指定都市。海よりは大工業地帯、内陸部は住宅地。 |
| リューテネット |
リューテネット州中央地方、リューテネット湾に臨む都市。リューテネット州政府所在地。政令指定都市。スリエット川・シェイリザ川下流の三角州に位置。リルタニア諸島の経済・交通の中心地。リルタニア内海から中央地方に入る水陸交通の要地。昔からディルタニア大陸との交流が盛んだった事から領民や帝国領域諸国系ハーフ、外国人が多く住んでいる。その影響からか帝国領域諸国や経済的に豊かな北部地方の分離独立運動の中心地となっている。 |
| ローレア |
スフティ州西部地方、ローラディナ平野中央地方に位置する都市。スフティ州政府所在地。政令指定都市。アルタリアとリューテネットの中間に位置し、リルタニア諸島中部地方の中心都市。また、中部地方の工業地帯の中核。 |
住民
リルタニア諸島で生活しているリルタニア系住民とそのほとんどが帝国領域諸国で生活している非リルタニア系住民から構成されており、法律上は帝国若しくは帝国領域諸国の戸籍を有する人を帝国臣民と総称している。
リルタニア系住民には納税の義務と兵役の義務が課せられているが、それと同時に国政に参加する権利も与えられている。非リルタニア系住民や外国人も帝国軍に奉職したり、大きな功績を残す事によって国政に参加する権利を与えられる。なお、この区別は国政に参加する権利といくつかの帝国政府上級職への就職を制限するだけにとどまっており、見た目には両者とも全く区別なく生活し、そのほかの権利や自由は平等に与えられている。
そのほかにも、次に掲げる何れに属するかによって法律制度上異なる扱いを受ける事がある。
法律上は「華族・士族の総称」に過ぎず、名誉的な呼称に過ぎない。リルタニア系住民にほぼ相当する。
かつてはリルタニア系住民の中でも特権階級を指していたのだが、やがて、リルタニア系住民のほとんど、さらには非リルタニア系住民からも大きな功績を残す事によって士族や貴族に取り立てられる人が増えていったので現在の意味に落ち着いていった。皇族はもちろんの事、華族は貴族院議員たる資格を有するなど特殊な地位にあるが、士族と非リルタニア系住民との間に差異は存在しない。
現在ではリルタニア系住民の多くは帝国領域諸国出身やその子孫がほとんどであり、純血のリルタニア系住民は減少の一途を辿っている。純血のリルタニア系住民が多いとされているリルタニア諸島南部地方でさえわずかばかりではあるが帝国領域諸国系の人々の血の影響を受けている人々が多数を占めている。
非リルタニア系住民の中でもリルタニア諸島で生活している人々を指す。
帝国政府の上級職の多くは国民で占められている。戸籍上は出身地の領民政府の統治下にあるので、帝国政府から課税されることはない。
帝国領域諸国で生活している人々の総称。
領民政府の統治下にあり、帝国領域諸国を出ない限りは完全な自治権を有する。帝国に支配されない時代がかなり長く続いていた地域が多く、その文化や社会は実に多種多様である。納税の義務に関しては領民政府が課すものであり、帝国政府は関与していない。
文化
公用語としてリルタニア語が使用されている。また、言語のみならず、リルタニア系住民は移民歴に由来すると思われるさまざまな文化を持つ(箸、竹製の容器など)。料理は薄味を好む。
リルタニア系住民の多くは無神論者であるが、葬儀や招魂社など、死者への畏敬の念は十分に持っており、霊魂等の概念も理解している。(ただし、霊や霊魂については、概念が理解されているだけで信仰されているわけではない)。
一方、非リルタニア系住民はパロンシュレイヒ教とロシラース教の信者が大多数を占めている。特にパロンシュレイヒ教はリルタニア系住民の一部にも信者を獲得しており、活発な政治活動を行っている。帝国政府としては特定の宗教が勢力を伸ばし、あまつさえ政治活動を行う事を許容できるはずもなく、パロンシュレイヒ教に対抗するためにエルテメルカーン首長国からメトラ教を“輸入”したが、逆にパロンシュレイヒ教とメトラ教の宗教論争に火をつけただけであった。
世界最大の掲示板「はここく☆ちゃんねる」が存在している。この掲示板ではアダルトな話や政治の批判が公然と行われており、そのアングラ性からか言語の壁を乗り越えて、世界各地からアクセスされている。もちろん、批判されている国はたまったものではなく、帝国政府には各国政府からの抗議のファックスが毎日分刻みで送られてきている。帝国政府としても「はここく☆ちゃんねる」の違法な書き込みに対しては取締りを行っているもののどうしても利用者とのいたちごっこになってしまう。また、「はここく☆ちゃんねる」には優秀なコンピューター技術者や新たなコンテンツ産業の鍵となりうる発想が生まれる事もあるため、帝国政府としてもガス抜きを兼ねて黙認しているのが現状である。
リルタニア系住民においては、同性同士の恋愛を妄想するという、奇矯な趣味の持ち主がごく一部に存在するようである。そういった奇矯な趣味の持ち主のための祭典が年2回アルタリア郊外で開催され、参加者の手作りによる書籍が売買されている。もっとも、参加者全員がそのような奇矯な趣味の持ち主ではない(と主催者や多くの参加者は主張している)。
軍事
西ディルタニアで最大規模の総兵力を有している。もっとも、士気だけは高い帝国陸軍ではあるがそれゆえに総兵力の維持に予算を取られてしまっているために、最新鋭の兵器も総兵力の多さからか最前線の部隊や訓練部隊にしかいきわたっていないのが現状である。しかし、「兵役の義務を通じて帝国の安全保障に貢献する事によって政治に参加する権利を得る事ができる」とする考え方からか総兵力の削減は(軍事的にはともかくとして)政治的に絶対に認めることができないために、帝国陸軍はさまざまな難問を抱えたままになっている。
帝国軍でもっとも活動的な精鋭部隊。帝国にとって重要な拠点を確保し、または維持する任務を受けて各地を飛び回っている。一般的な(もっとも、それでも十分にエリートな部隊ではあるが…)の部隊のほかに電脳戦、生物・化学戦等を専門とする特殊部隊の存在が確認されている。
アルタリア航空宇宙高等専門学校を設置している。
- 帝国に駐屯している外国軍
- リルバーン帝国における三洲連合共和国軍(在リ三洲軍)
三リ安全保障条約第四条に基づいて我が国に派遣されている
三洲連合共和国軍、即ち国家防衛総軍中央参謀本部直属のリルバーン共同防衛軍を指す。現時点でアルタリア郊外のラースディナ飛行場に30機程度の航空部隊、エミリュリーヌ社会共和国に一個機械化師団相当の地上部隊が駐屯している。
ユークトバニア内戦によって我が国に亡命してきた旧リベッカ=アルテミス二重帝國の人々による反社会主義の軍事組織。亡命者の中でも信頼のおける(と考えられている)リベッカ王国並びにアルテミス王国出身の軍人を中心に編成されている。法律上は三洲連合共和国に設置されているリベッカ=アルテミス二重帝國亡命政府の指揮下にあるが、実質的には帝国大本営の指揮下にある。本来ならばユークトバニア連邦社会主義共和国との国境に接するエミリュリーヌ社会共和国に駐屯するはずだったのだが、同国領民政府が領内への駐屯を認めていないために、未だにアルタリア市内に駐屯している。
外部リンク
最終更新:2007年10月29日 21:01