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リルバーン帝国(箱星版)
リルバーン帝国(箱星版)とは
{リルバーン帝国(りるばーんていこく(箱星版))ははディルタニア恒星系に位置する人類系国家である。
目次
設定
| 国旗 |
 |
| 国の標語 |
平和と進歩 |
| 国歌 |
リルバーン帝国賛歌 |
| 公用語 |
リルタニア語 |
| 国家元首 |
帝国指導部 |
| 首都 |
クリストス |
| 最大都市 |
クリストス |
| 面積 |
|
| 総人口 |
|
| 公式略称 |
帝国 |
| 英語国名 |
Lilbarn Imperial States |
| 通貨 |
Phel |
国名
リルバーンという名前の由来に定説はない。由来についての有力な説は、リルタニア語の「labdarhoth(統合)」から転じたものである。
国歌
1.帝国は今ぞ一つなり。
この団結 悠久ならん事を。
多様性の下の統一に
世界に愈々平穏あれ。
2.常盤に帝国を治めかし、
人々の信頼と正義、
そして自由よ。
此の弥栄えん故郷の地を。
3.帝国万歳、我等が友よ、
大事業が汝等を呼べり。
穹窿に瞬く星辰こそ
吾らが団結の徴なれ。
歴史
人類系国家と異星人系国家の戦争は300年近くに及び、長い混乱の日々が両方の社会を停滞させていた。規律も統制も欠いた人類系国家と誕生当初の理想を喪失した異星人系国家の惰性的な対立抗争は永劫に続くのではないかと思われた。
この戦争に終止符を打ったのは
エッカート星間連邦で誕生したといわれている人工知性「アドミニストレータ」だった。人類史上で最初に自我に目覚めたコンピューターである「アドミニストレータ」は平和への民衆の願望を実現しようとして各国に停戦を訴えかけた。すでに各国の民衆からは戦争継続に反対する声が広がっていた。
一方の帝国は、経済及び民意の点で戦争継続が難しくなっていた。最低接触戦争の全期間を通じてそれ以前よりも強引に推進されてきた恒星間殖民、防衛費の果てしもない拡大が帝国領域の体力を衰えさせていた。多くの住民の、帝国政府に対する信頼も怪しくなってきている。誰もが、長すぎた戦争に飽きていた。民意の低下は、当然、軍の指揮や、経済活動、犯罪発生率にも悪影響を与えていた。武装警察官部隊や自動警備システムなしには、誰も丸腰で歩けなくなってしまった惑星まであった。
しかし、本当の問題はそれではなかった。治安が極端に悪化した惑星にあるわけではない。それよりも、経済的に一応自立と成功を果たしている惑星も少なくなかった。その惑星の住民の多くは、この戦争が、自らの更なる発展を阻害するものだと考えるようになった。下手をすると帝国政府は領民からの猛反発を受ける可能性があった。それが一番の問題であった。
この心配が決して杞憂ではない事が問題であった。すでに惑星「プラム」が一方的に独立を宣言していた。惑星「プラム」は皇族の親戚であるカリン大公の領土であったために帝国政府としてもうかうかと手を出す事はできなかった。将来的には独立を承認するしかないだろう。それよりも、なんとしてでも、独立させる惑星は惑星「プラム」だけに押さえ込まねばならなかった。
休戦条約は絶対に締結しなければなかった。防衛費を削減して経済を復興させ、兵士を自宅に帰して民意を回復させる必要があった。帝国政府が偽善的なまでにすべての住民の平和と繁栄を望む存在である事を思い出させねばならなかった。
確かに、短期的には(後にこの予測は大きく外れた事がわかった…)、突然の軍需生産の低下で経済は悪化する。所謂戦後不況になる。しかし、帝国を存続させるためには、それ以外に方法は無かった。好調な軍需という魔術は、帝国領域の産業構造に致命的な悪影響を与えかねない。放置しておけば、帝国は、戦争なくしては存続できない体制に変化してしまうからだった。それよりも先に、資本が持たない。経済が回転しなくなる。
最悪の場合、パンとサーカスで住民を操る時代まで戻ってしまうのかもしれなかった。それを唱えるだけで、政敵はジョージ・コールウェルを政権から追い出す事ができた。マイクロマシンによる人体の改造はすでに趣味的な認識の時代を過ぎて、人類系住民固有の権利云々といった社会問題となりつつあったし、ヴァーチャルネットワークで理想の恋人との器具や電流を用いた性行為に浸り続ける事が多くの住民の一般的な趣味として認知されていた。多くの住民が国家に求める事と言えば、要するに、その二つが気楽に手に入る状況の維持なのだ。
帝国軍はほんのわずかな戦場の優位を確保しつつ、「背後からの一刺し」に晒されていた。それは事実といってもよかった。それと同時に帝国政府には大変に血なまぐさい直接的な理由があった。
異星人系国家は、休戦条約の締結の絶対的な条件として、フェイルディラシア星系・セイルナシア星系・ネルヴィル星系・カイバー星系からの完全撤退、要するに現在までに帝国軍の占領地や植民地の放棄を求めてきた。もしも、帝国政府がこの条件を飲まない場合、異星人系国家の命運すら放り出して、総力戦を挑むと。
おそらく本気ではなかった。惑星「エステルプラッテ」で交渉を行っている非公式代表団はそう報告していた。しかし、この要求を飲まない場合、この状況を静観していた同盟国から反感を買う恐れがある。
正直なところ、異星人系国家の休戦条件は帝国政府にとって大勝利とはいえないまででも“戦略的勝利”といってよかった。拡大し続けていた帝国領域はもはや帝国政府の支えきれるところではなかったし、ほとんどの惑星が未開発であったために放棄しようがしまいが痛くは無かった。それどころかディルタニア星系の惑星に限定する事で集中的な経済投資と防衛によって(将来的にはともかく…)、帝国はまず安泰といってよかった。
しかし、占領地や植民地からの撤退はジョージ・コールウェル内閣の存続を危うくさせた。長きに渡って続いた戦略論議によって、軍も、住民の多くも、殖民可能な惑星の確保が戦争の勝利を意味すると信じ込んでいるからだった。それをあっさりと捨て去ろうとするジョージ・コールウェル内閣を住民の多くは許さないだろう。それが、ジョージ・コールウェル内閣にとってもっとも重要な問題であった。
結局のところ、ジョージ・コールウェル内閣はパンとサーカスに頼る方法を選んだ。惑星「エステルプラッテ」で休戦条約が締結されると、帝国政府は各惑星を、帝国領域の安全保障をのぞいて自由にさせた。自治ではなく、独立の気分を味あわせてやった。あるいはスパゲッティ症候群に陥っているのかもしれない住民の政治意識をそうしたもので発散させてやり、本質を理解する事の重要さを思い出させてやった。
多くの住民が白い像のように感じ始めている帝国宇宙軍は、ディルタニア星系の防衛が可能な程度なまでに削減された。そして、帝国軍がすべての占領地や植民地から撤退する事が、ヴァレフォール星団の人類系住民と異星人系住民の間に、真の友好関係を作り上げるために必要な、崇高な決断と宣伝した。もちろん、無料で撤退するのではなく、民間船舶の全宇宙領域の航路の自由利用の保障といった“ちょっとした”代償は手に入れておいた。
その上で、いまや戦争という最大の困難は取り除かれたのだから、私権の制限につながるマイクロマシンやヴァーチャルネットワークについての規制も段階的に緩和した。その内容は保守的な大多数の住民が変化として許容できる基準を半歩だけ踏み出す。これによって戦後の新時代にふさわしいリベラルな宰相としての評価を確立したい。もちろん、規制緩和の第一段階を直ちに実現した事で実行力があるという評価も獲得したい。少数派である異星人系住民や異星人系住民との混血を見捨てないという姿勢を示すだけで、良識ある住民(そんな人々がいればの話だが…)の全てが帝国政府を支持するはずであった。
悪くは無かった。これら全てを重ねて何か手を打つことにすればよかった。パンとサーカスを与えている限り、住民は皇帝を受け入れるものなのだ。帝国の国力は大きく落ち込んだが、規模さえ違えどそんな事は帝国の歴史の中で幾度となく繰り返されてきた事だった。そして、最後に勝利してきたのは帝国であり、これからも帝国が勝利するはずであった…
政治
帝国の政治は「リルバーン帝国憲法」及び「大リルバーン連邦条約」によって規定されている。
「リルバーン帝国の元首」にして「大リルバーン連邦の主席」である皇帝は統治権をすべて握る総覧者であり、その特権は皇帝大権として「リルバーン帝国憲法」及び「大リルバーン連邦条約」に明記されている。大権には陸・海・航空宇宙軍の統帥権のほか、宣戦布告や講和や条約の締結を行う権限も含まれている。そのため、統帥権は行政権(内閣)から独立し、大本営が皇帝に直属して補佐している。そのほかにも帝国議会が閉会中に法律に代わって緊急勅令を公布できたり、戒厳を宣告する大権などきわめて大きな権限を付与されている。もっとも、これらの大権を実際に行使する事はほとんど無い。
帝国議会は衆議院と参議院から成り、両院は対等の権限を有している。衆議院が選挙によって選ばれた代議士から構成されるのに対し、貴族院は皇族や華族から成る議員や学者や高級官吏等の中から皇帝が指名する勅撰議員などから構成されている。皇帝大権に基づく規定事項を除いた法律や予算案は帝国議会の同意が無ければ成立せず、また衆議院は予算先議権を有している。
帝国政府の最高責任者を務める宰相は皇帝によって任免され、帝国議会に対して直接責任を負わない。現在の宰相はジョージ・コールウェルである。
リルバーン帝国憲法は財産権、個人の自由、言論・出版・集会・結社の自由、宗教の自由、労働の権利のような、いくつかの基本的諸権利を認めている。
| 役職 |
姓名 |
| 宰相 |
ジョージ・コールウェル |
| 法務大臣 |
ドゥエーン・モリス |
| 星務大臣 |
ミラベル・スウィントン |
| 防衛大臣 |
ケネス・マクミラン |
| 宙務大臣 |
ファーガス・ギャスコイン |
| 財務大臣 |
ロザリー・グリーヴズ |
| 文部科学大臣 |
ホセア・サンズ |
| 厚生労働大臣 |
ヴェロニカ・アメリー |
| 農林水産大臣 |
ダイナ・ブラックモア |
| 経済産業大臣兼軍需大臣 |
ジェンソン・オールドカースル |
| 貿易大臣 |
イザドー・アンスパック |
| 運輸通信大臣 |
ポルシェ・ブーン |
| 宮内大臣 |
マジョリー・ティファニー |
| 内閣書記官長 |
エリサ・オックスフォード |
| 内閣法制局長官 |
ノーマン・ヨーク |
| 紋章院総裁 |
ニール・ヘントン |
| 会派名 |
備考 |
| 革新党 |
労働者階級の大部分と小市民層とを代表する。リルバーン産業報国会に支援されている。 |
| パロンシュレイヒ教民主党 |
これは、パロンシュレイヒ教農民層とパロンシュレイヒ教系労働組合、エステルプラッテ系住民を基盤にしている。 |
| 自由党 |
これは大・中工業を代表する党である。 |
| 独立党 |
反連邦主義過激派政党。一部の知識層や学生、帝国領域諸国系の人々や異星人等の出稼ぎ労働者から支持を受けている。 |
| 保守党 |
これは保守政党で、中産階級を中心に大地主及び一部の工業の利益を代表する。その支持者の中には北部地方の俸給生活者、農民もいる。 |
| リルバーン共産党 |
基本的には都市に根を張り、労働者階級の大部分を代表しようと努めている。 |
皇室
帝国の皇帝とその家族・親族及び「ハラウオン」の氏姓との姓称号を有する王家に属する人々を指す。現在の皇帝はエルラッテ・ハラウオン。
各王家の長は各惑星の国王に封じられており、王家の長以外の皇族は自らが属する王家の州の一部を領土として与えられ、貴族の爵位を有する。皇族は自らの領土においていくつかの名誉的特権を有する。
外交
- 外交関係を有する国
- アイエ民主共和国
- イズモ皇国
- インセクト・ネスト
- エッカート星間連邦
- プラム公国
- ニモーディア星共同体
- レーヴァテイン共和国
- 所属組織・締結条約
- インセクト・ネスト及びリルバーン帝国間の不可侵条約
- ヴィヴァータ宣言
- フィグラーレ条約機構(FTO)
経済
帝国領域諸国
形式上は皇帝が帝国全域を統治しているが、その支配は緩やかなものであり、帝国領域諸国では現地民から成る領民政府が各地域の統治を行い、帝国に対しては領民政府の代表である領民代表が、帝国政府と各種の交渉を行っている。このように、帝国は領民政府や領民に対して直接関与せず、帝国領域諸国で起きていることに通常はまったく関心を払わない。領民は、帝国臣民としての自覚や忠誠を期待されてはおらず、帝国の支配に反対する事すら禁止されていない。
次に掲げる義務の範囲を超えた要求が帝国政府により出された場合、領民政府は拒否する権利を有している。
- 帝国政府との交渉役である「領民代表」を選出する事。帝国領域諸国のトップの立場である人間が望ましいが、帝国政府はそこまでは干渉せず、純然たる交渉役でも構わない。ただし帝国政府の側では領民代表を帝国領域諸国のトップとみなして扱っている。方法は、領民が認めるものであれば問わない(既存の国家元首、世襲の王、選挙、指名、くじ引き等何でもよい)。ただし、あからさまに帝国に反逆の意志を示す人や、何らかの理由で帝国政府が拒否する人は認められない。領民代表の帝国領域諸国側での呼称は自由。
- 星系間を航行できる宇宙船の所有は一切禁止。領民個人はもちろん、領民政府であっても所有は認められない(リルタニア系住民ですら宇宙船の個人所有は認められておらず、帝国の宇宙船を借り受ける形である)。ただし、惑星間の航行のみに限定された宇宙船であれば、所有が可能である。
- 帝国軍の募集事務所の設置。帝国軍への奉職は成人年齢を迎えた帝国臣民の自由意志による志願が原則とされており、領民政府等がこれを強制する事も妨げる事も禁止されている。なお、募集事務所では志願兵の受付のほか、帝国政府の官僚機構等への人材斡旋や外国への渡航の際のパスポートの発行も行う。募集事務所を通さない外国への渡航は禁止されている。
代表的な都市
| 都市名 |
備考 |
| アリスリクム |
ディルタニア星系第3惑星。気候は温暖で草原と湖沼の多い美しい惑星。 |
| ヴァルダム |
第9惑星リローシェルの衛星の一つ。衛星そのものが犯罪者達の収容所施設である。リルバーン帝国領域のみならず、星団管理機構やFTO参加国の凶悪犯を収監している。 |
| ヴォンザード |
ディルタニア星系第10惑星。巨大なガス惑星。数多く惑星が存在するが、そのうち居住可能な惑星はあまり多くは存在しない。 |
| クリストス |
ディルタニア星系第4惑星。我が国の首都。帝国政府の機能はこの惑星軌道上の巨大な閉鎖型円筒形構造物に設置されており、文字通り宙に浮いた存在である。円筒は2分ちょっとで360度を巡り、その外周部に遠心力を作り上げているために中空の円筒は概して住み心地が良い。円筒の外壁には欺瞞効果を狙って黒色無反射塗装が施されているが、その結果溜め込まれることになった膨大な熱量は、大質量レーザー砲を用いた通信で外部に放出されている。頻繁に発射されるレーザーはディルタニア星系外からでも観測できるほどとの評判(?)があり、なんのための欺瞞効果かわかったものではない。 |
| バーンヴェオン |
ディルタニア星系第11惑星。巨大なガス惑星に囲まれており、この惑星から発せられる巨大な引力によって中心の核が常に加熱されて、大規模な地殻変動が起きている。そのため、地表のほとんどが活火山に覆われており、空は暗く、火山灰が地表に降り注ぎ、溶岩の川や滝ができている。悪夢のような景観を持つこの星には貴重な鉱物資源や溶岩とマントルに豊富に含まれており、耐熱シールドに守られた巨大な鉱山がいくつも存在する。 |
| ラウンギー |
ディルタニア星系第6惑星。地表のほとんどが鬱蒼とした森林や沼地で覆われている惑星。ヴァレフォール星団に生息する多くの鳥類や昆虫、植物等にとっては最高の環境であり、各地から集められた動植物の自然保護地域に指定されている。巨大なナメクジを始めとする宇宙開発とまではいかないまでも文明を有するいくつかの知的生命体の存在が確認されているが、お互いに干渉しようとしない事が不文律として存在しており、地表には帝国政府の小さな事務所が存在する。その代わりにいくつかの衛星は人類系住民が住んでいる。 |
| リローシェル |
ディルタニア星系第9惑星。地表のほとんどが赤色の砂漠で覆われている惑星。発見当初は多くの鉱物資源が埋もれていると考えられていたが、帝国政府の財政危機によって現在に至るまで鉱物資源の調査が行われていない。そのため、辺境に位置し、これといった資源が産業が存在しないこの惑星の数少ない都市には多くの密輸業者や犯罪者等が集まり、あちこちで非合法的な取引が行われている。各地の領民政府の警察は頻発する犯罪に十分対処できていないのが現状であり、奴隷貿易すら公然と行われている。 |
住民
非リルタニア系住民の中でも宇宙空間で生活している人々を指す。
帝国政府の上級職の多くは国民で占められている。戸籍上は出身地の領民政府の統治下にあるので、帝国政府から課税されることはない。
母星の大災害の初期段階において国家が崩壊し、帝国の保護下に入った民族。
その後の移民事業や最低接触戦争で多大な貢献があり、帝国の国民階級の有力な地位を占めている。その殆どがパロンシュレイヒ教徒である。
現在では生粋の宇宙民族であり、惑星上に降りる事は稀である。惑星「エステルプラッテ」の衛星軌道上にマザーコロニーを持つ。
積極的に遺伝調整を行っている民族。文化的な要因か、エステルプラッテ系住民の女性は少女の姿のまま成長や老化の抑制調整をされる事が多い。
それに対して男性は筋骨隆々に調整される事が多いようだ。
帝国領域諸国で生活している人々の総称。
領民政府の統治下にあり、帝国領域諸国を出ない限りは完全な自治権を有する。帝国に支配されない時代がかなり長く続いていた地域が多く、その文化や社会は実に多種多様である。納税の義務に関しては領民政府が課すものであり、帝国政府は関与していない。
文化
公用語としてリルタニア語が使用されている。また、言語のみならず、リルタニア系住民は移民歴に由来すると思われるさまざまな文化を持つ(箸、竹製の容器など)。料理は薄味を好む。
紅茶の銘柄。スコーンとの相性がよいとされる。ウォンザード産のキーマンやアッサム等をベースにしたブレンドで、多くの商品にはクロスグリがアクセントとして加えられている。
その香りと味から「紅茶のコニャック」とも呼ばれる。
ヴァリアントの茶器でPoEを飲むのが一流の定義
リルタニア系住民の多くは無神論者であるが、葬儀や招魂社など、死者への畏敬の念は十分に持っており、霊魂等の概念も理解している。(ただし、霊や霊魂については、概念が理解されているだけで信仰されているわけではない)。
感覚接続式の情報伝達装置を使用した惑星間コンピューターネットワークの事を指す。当初の目的であった防衛用惑星間コンピューターネットワークに加えて、企業や一般的なユーザーへも爆発的な普及を見るに至った。しかし、ヴァーチャルネットワーク中毒が深刻な社会問題になった事をきっかけに帝国政府が規制に乗り出した結果、現在では一般的なユーザーの使用時間は厳しく制限されている。
ヴァーチャルネットワーク上の娼館。アイドルから異星人、聖職者、はては国家元首まで、あらゆる希望の相手(を模したAI)を選ぶ事ができる。多くの中毒者をだしており、度重なる摘発を受けているがその度に復活している。
プラム公国資本ではないかと噂されているが詳細は不明。
エステルプラッテ系資本の民放。主にFTO圏で活動している。芸能や娯楽などが中心。古典童話劇場"MajesticStand"や現代風サイキックドラマ"Stargazer"、ネルヴィル・アストロレースの中継で有名。
リルタニア系住民においては、同性同士の恋愛を妄想するという、奇矯な趣味の持ち主がごく一部に存在するようである。そういった奇矯な趣味の持ち主のための祭典が年2回クリストスで開催され、参加者の手作りによる書籍が売買されている。もっとも、参加者全員がそのような奇矯な趣味の持ち主ではない(と主催者や多くの参加者は主張している)。
軍事
帝国はその軍事組織を数段階に分けている。
その最上部に位置するのが帝国軍であった、帝国宇宙軍はその下に設置された軍種に過ぎない。そして、帝国宇宙軍は艦隊と陸戦隊に分けられる。
これに対し、各領民政府の軍部隊は大本営政府連絡懇談会がその必要を認めた場合にのみ、帝国領域全域の利益のために行動する。通常は、各領民政府の指揮下にある。皇帝が動員を承認した場合にのみ、帝国軍へと編入され、大本営の指揮下に置かれる。帝国軍は有事においてのみ実体を持つ軍となる。平時は帝国宇宙軍が帝国軍であるといっても過言ではない。帝国宇宙軍と各領民政府の軍部隊の関係は、過去の歴史に存在した近衛部隊と市民軍のそれに近いといわれていた(もっとも、この制度は旧来の帝国の制度に少し修正を加えたに過ぎなかったのだが…)。
もっとも、有事、帝国軍隷下となった各領民政府の軍部隊と帝国宇宙軍の関係は、法的には対等とされている。形式上、両軍は帝国軍の最高指揮官たる大元帥―――皇帝の指揮下にあるからだった。しかし、それでは防衛力の経済的な運用が出来ない。このため、各領民政府の軍部隊は帝国軍への編入と同時に、帝国宇宙軍への軍部隊の派遣を命じられる。実質的には動員と同時に帝国宇宙軍の軍部隊の一として活動する事になるわけであった。
各領民政府の軍部隊は最低接触戦争の間、帝国宇宙軍が帝国領域の唯一の守り手であるかのごとく振舞った事を面白く思っていなかった。有事の際に帝国宇宙軍に貴重な(そして数多くの)予備防衛力を提供していたのは彼ら(彼女ら)であるからだった。それに、予備防衛力といっても莫迦には出来ない。まだ帝国の領土であった頃の惑星「プラム」の各領民政府の軍部隊は当時の帝国軍の1割ほどに相当する防衛力を有していた事もあった。
帝国宇宙軍士官が艦隊・陸戦隊のどちらへ配属されるにしろ、まったく同じ基礎教育を受け、ほぼ一年に一度の割合で艦隊と陸戦隊の配属を行き来する(加えて術科学校における教育も行われる)制度。士官に専門化を求めていた膨大な資料が後にヴァーチャルネットワークとして結実する情報教育システムによる短時間学習によって誰の頭にでも刷り込めるようになった事がこれを許した。いまや、時代はどれほど記憶の要領が良いかではなく、思考の柔軟さで人が評価される時代へと移り変わっていた。それは、事に尉官のレベルで高い人員消耗率を示し続けてきた最低接触戦争時代の帝国宇宙軍にとり、必要不可欠といってよい人事の経済性追求策であった。また、帝国軍はかつて、多くの国々の陸軍と海軍が険悪な関係となり、人材や資源を奪い合った結果、国家の命運にすら影響を与えた事例を覚えていた。
帝国宇宙軍の部隊の一。エステルプラッテ系住民がその主たる構成員である。
大型艦が中心で艦載機を殆ど持たず、他国からは大艦巨砲主義と揶揄されているが、これは艦載機の機数増加や高性能化に伴うコスト増大、運用難度上昇への究極の解決である。
全ての無人艦載機に超AIを搭載するだけの予算など帝国軍には無かったし、有人艦載機は最低接触戦争に於いてエステルプラッテ系住民の人的資源の枯渇を招いたという苦い経験を持つ。
また、エステルプラッテ系住民はエレオノーラ・ドクトリンという戦略爆撃の理論を持ち、対艦と対地攻撃に優れた大型艦を好む。これは地上世界の都市、工業地帯や交通拠点に爆撃を加え、生活基盤、産業基盤を破壊する事などで、敵国の経済力や戦意を削ぎ、継戦能力を減ずることを目的としている。
脳とコンピューターの直接的接続は、軍事的使用の際にはまず使用されない。例えば、センサー機能の麻痺を目的とした電子妨害をかけられた場合、脳まで妙な具合になる可能性が高いからであった。戦闘中、双方が敵に向けて飛ばしあっているコンピューターウイルスについては言うまでもない。
最低接触戦争中は人類系国家と異星人系国家の電子規格が異なっていたが、戦後は現用の機械と併用できるような統一規格が誕生した事によってこの脅威は一層増大した。帝国軍が最後まで統一規格に反対したのはこれが原因である。その結果、帝国は最後の最後にこの統一規格に参加する事になり、経済に大きな歯止めをかけてしまう事となった。
このため、帝国軍におけるコンピューターの入出力方式は、せいぜいのところ人工知能との会話(音声入力)が限界になっている。それで十分でもあった。例えば民間で重視されている、高度なグラフィックの光速描画能力など、軍用システムでは無用の長物だった。
軍用システムに必要とされるのは、敵味方の情報を、誰もが見間違える事のないように表示する機能だけでよかった。それもまた描画能力の一つではあったが、「美しい」グラフィック機能については民間ほど気を使う必要は無かった。敵味方情報は、古典的なドット表示ですら読み取れるように抽象化されているからだった。極端な話、天然色表示の必要性すらあまり無かった。敵情報だけが、脅威度にあわせた原色で表示されるだけで十分だった。
最低接触戦争初期には人間の司令官がコンピューターに直接指示を出して運営するという方法がとられていたが、これは戦闘情報の膨大、高速化に伴い、人間の指揮官では完全に対応しきれず、また何よりその方法ではコンピューターの能力がまったく無意味になってしまうということで、早急にこれを解決するようあらゆる対策が検討されていた。
その結果、コンピューターによる無人艦隊計画が実施されたが、訓練を繰り返すうちにこのコンピューターシステムには重大な欠点が存在する事が判明した。それは、幾度か戦闘を繰り返すうちに、作戦行動が周期的になる恐れがあるという事であった。これはつまり、敵にその周期が把握されてしまうと、作戦開始前にこちらの作戦がすべて露呈してしまう恐れがあるという事である。
所詮、「機械は機械」と言う事で無人艦隊計画は白紙となったが、宇宙戦争における膨大、高速化した情報に対して人間だけでは把握しきれないという根本的な問題の解決には至らなかった。すったもんだの末に、帝国宇宙軍伝統の奇抜な発想による解決方法が採用された。すなわち、「コンピューターが学習知能がないのなら、人工知能を搭載すればいいじゃない。」と…
こうして艦隊のコンピューターに直接接続し、情報の共有、指揮管制を瞬時に行う事が出来るコンピューターシステム、“電子の妖精”システムが誕生した。このシステムは人工知能を搭載し、擬人化して表示され、人間の兵士と生活する事が可能となっているため、経験を重ねると同時に思考能力が強化され、一般的な無人艦隊システムの作戦行動が周期的になってしまうという欠点を完全に補う事ができる。
外部リンク
最終更新:2008年01月12日 12:32