さっそくグラウンドに移動する両クラス。
それぞれベンチに行きオーダーを決める。
ローゼンが決めたルールで教師は必ず出場しなくてはならない。
というわけで雪華綺晶は1番センター、
蒼星石は3番ピッチャーということになった。
ベンチの前で円陣を組む蒼星石サイド。
蒼「いきなり野球になっちゃったけどボク達のチームワークなら大丈夫!
絶対勝とうね!」
「「「はいっ!」」」
さすがは蒼星石。生徒達の動揺を拭い去る。一方、
雪「いいか!敵はあの蒼星石だ!気を抜くな!」
「「「サー!イエス!サー!」」」
こちらもさすが、夏休み中に射撃部以外の生徒も訓練したのだろう、
生徒の顔には真新しい傷ができている。
「集合!」
集合の合図がかかる。ベンチから飛び出す両チーム。
蒼「お手柔らかにたのむよ、正々堂々と戦おう」
雪「ええ。でも忘れないで、ここは戦場よ」
蒼「物騒だなぁ」
会話をしながら握手を交わす2人。しかし蒼星石はまだ気づいていなかった。
この会話が後々現実となることに…
先攻はG組、後攻はF組となった。
ピュッ バシッ
投球練習をする蒼星石。
さすが文武両道の蒼星石だけあってしっかりとしたフォームである。
球速は100㌔程度だろうか。そこそこ打ちやすそうだ。
投球練習も終わり、雪華綺晶が右打席に入る。
「プレイボール!」
熱い熱戦が始まった。
それぞれベンチに行きオーダーを決める。
ローゼンが決めたルールで教師は必ず出場しなくてはならない。
というわけで雪華綺晶は1番センター、
蒼星石は3番ピッチャーということになった。
ベンチの前で円陣を組む蒼星石サイド。
蒼「いきなり野球になっちゃったけどボク達のチームワークなら大丈夫!
絶対勝とうね!」
「「「はいっ!」」」
さすがは蒼星石。生徒達の動揺を拭い去る。一方、
雪「いいか!敵はあの蒼星石だ!気を抜くな!」
「「「サー!イエス!サー!」」」
こちらもさすが、夏休み中に射撃部以外の生徒も訓練したのだろう、
生徒の顔には真新しい傷ができている。
「集合!」
集合の合図がかかる。ベンチから飛び出す両チーム。
蒼「お手柔らかにたのむよ、正々堂々と戦おう」
雪「ええ。でも忘れないで、ここは戦場よ」
蒼「物騒だなぁ」
会話をしながら握手を交わす2人。しかし蒼星石はまだ気づいていなかった。
この会話が後々現実となることに…
先攻はG組、後攻はF組となった。
ピュッ バシッ
投球練習をする蒼星石。
さすが文武両道の蒼星石だけあってしっかりとしたフォームである。
球速は100㌔程度だろうか。そこそこ打ちやすそうだ。
投球練習も終わり、雪華綺晶が右打席に入る。
「プレイボール!」
熱い熱戦が始まった。
大きく振りかぶる蒼星石、足が上がる、投げる!
その球に雪華綺晶は驚く。
ビシュッ バシィーン
投球練習の球とは大違いだ。スピードは130㌔後半ぐらいだろう。
蒼「こう見えて昔は草野球でならしたんだ。なかなかのもんだろう」
そういって打席の雪華綺晶を見る。すると、
雪「おもしろい…そうこなくては…」
再び構えなおす雪華綺晶。振りかぶる蒼星石、第二球、
ビュッ ククッ
二球目はカーブだ。しかもなかなかのキレだ。しかし、
カキンッ
初見でそれをとらえる雪華綺晶。レフト線に打球が飛んでいく。
「ファール!」
打球はわずかに切れていった。ふぅと汗を拭う蒼星石。
再び振りかぶり、第三球、
ビュッ バシィッ
「ストライ~ク!」
蒼星石の放ったボールはアウトローいっぱいに決まった。
蒼「よしっ!」
雪「くっ!」
雪華綺晶と蒼星石の初対決は蒼星石に軍配があがった。
その後のバッターも三振にきってとり、蒼星石は初回を三者三振で終えた。
その球に雪華綺晶は驚く。
ビシュッ バシィーン
投球練習の球とは大違いだ。スピードは130㌔後半ぐらいだろう。
蒼「こう見えて昔は草野球でならしたんだ。なかなかのもんだろう」
そういって打席の雪華綺晶を見る。すると、
雪「おもしろい…そうこなくては…」
再び構えなおす雪華綺晶。振りかぶる蒼星石、第二球、
ビュッ ククッ
二球目はカーブだ。しかもなかなかのキレだ。しかし、
カキンッ
初見でそれをとらえる雪華綺晶。レフト線に打球が飛んでいく。
「ファール!」
打球はわずかに切れていった。ふぅと汗を拭う蒼星石。
再び振りかぶり、第三球、
ビュッ バシィッ
「ストライ~ク!」
蒼星石の放ったボールはアウトローいっぱいに決まった。
蒼「よしっ!」
雪「くっ!」
雪華綺晶と蒼星石の初対決は蒼星石に軍配があがった。
その後のバッターも三振にきってとり、蒼星石は初回を三者三振で終えた。
一回裏、蒼星石チームの攻撃はすでにツーアウトになっていた。
雪華綺晶チームの投手は野球部の二番手ピッチャーでなかなかのものだ。
そして、蒼星石の打席、ゆっくりと左打席に入る。
構えた蒼星石の姿はあまりにも凛々しく、観客の女子が数名倒れるほどだった。
そして、その初球インローにきたストレートをライト前にはじき返した。
蒼「あれっ、打てちゃったよ」
そうおどけながら一塁ベースを小さくオーバーランする。
蒼星石の次のバッターは野球部の一番で単打に期待が持てる。
蒼(ここは盗塁だな…)
そう思いリードをとる蒼星石。そしてカウントがノーツーになった時、
蒼(安田君、走るよ)
バッターにサインを送る蒼星石。セットポジションに入るピッチャー。
足が上がる。
蒼(今だ!)
スタートを切る蒼星石。完璧なスタートだった。悠々と二塁に到達する。
蒼「安田君!思いっきり打っていいよ!」
そうバッターに声をかける。その期待に応え見事安田君はレフト前ヒットを放ち
蒼星石のチームは1点先取した。
雪華綺晶チームの投手は野球部の二番手ピッチャーでなかなかのものだ。
そして、蒼星石の打席、ゆっくりと左打席に入る。
構えた蒼星石の姿はあまりにも凛々しく、観客の女子が数名倒れるほどだった。
そして、その初球インローにきたストレートをライト前にはじき返した。
蒼「あれっ、打てちゃったよ」
そうおどけながら一塁ベースを小さくオーバーランする。
蒼星石の次のバッターは野球部の一番で単打に期待が持てる。
蒼(ここは盗塁だな…)
そう思いリードをとる蒼星石。そしてカウントがノーツーになった時、
蒼(安田君、走るよ)
バッターにサインを送る蒼星石。セットポジションに入るピッチャー。
足が上がる。
蒼(今だ!)
スタートを切る蒼星石。完璧なスタートだった。悠々と二塁に到達する。
蒼「安田君!思いっきり打っていいよ!」
そうバッターに声をかける。その期待に応え見事安田君はレフト前ヒットを放ち
蒼星石のチームは1点先取した。
その後、試合は両投手の好投で0-1のまま試合は7回まで進んだ。
7回表、雪華綺晶チームの攻撃は1番雪華綺晶からだ。
ここまで蒼星石はなんと完全試合をやっている。
右打席に入る雪華綺晶。振りかぶる蒼星石。
ビシュッ バシィーン
雪華綺晶は目を疑った。蒼星石の球は今までの打席より球速が格段に上がっている。
蒼「ボクは尻上がりでね。このままいかせてもらうよ」
そう雪華綺晶に告げる蒼星石。すると、
雪「ふふっ、あはははははっ!」
いきなり雪華綺晶が笑い出した。どうしたんだと思い蒼星石が見ていると、
雪「ここまでやるとはね…」
そういうと雪華綺晶は付けていたリストバンドをはずし始めた。
雪「初めて敵に会えた・・・いい勝負をしよう」
はずしたリストバンドを放り投げる雪華綺晶。
リストバンドはドスンという音を立てて地面に落ちた。
そして左打席に入る雪華綺晶。今までにはない威圧感がある。
蒼「くっ、雰囲気が全然違う。」
たじろぐ蒼星石。
蒼(ここは慎重にいかないと)
ビュッ バシッ 「ボール」
1球はずして様子を見る。
蒼(手を出しても凡打になるギリギリを狙わないと)
3球目を投げる蒼星石。狙いは外角低め、狙い通りだ。それを打ちに行く雪華綺晶。
蒼(よしっ、打ち取った!)
そう思った蒼星石だったが、雪華綺晶はその上をいった。
雪華綺晶のバットはボールを芯で捉えた。打球はレフト方向に伸びていく。
そしてそのままフェンスを越えた。腕をつきあげダイヤモンドを1周する雪華綺晶。
試合は振り出しに戻った。
7回表、雪華綺晶チームの攻撃は1番雪華綺晶からだ。
ここまで蒼星石はなんと完全試合をやっている。
右打席に入る雪華綺晶。振りかぶる蒼星石。
ビシュッ バシィーン
雪華綺晶は目を疑った。蒼星石の球は今までの打席より球速が格段に上がっている。
蒼「ボクは尻上がりでね。このままいかせてもらうよ」
そう雪華綺晶に告げる蒼星石。すると、
雪「ふふっ、あはははははっ!」
いきなり雪華綺晶が笑い出した。どうしたんだと思い蒼星石が見ていると、
雪「ここまでやるとはね…」
そういうと雪華綺晶は付けていたリストバンドをはずし始めた。
雪「初めて敵に会えた・・・いい勝負をしよう」
はずしたリストバンドを放り投げる雪華綺晶。
リストバンドはドスンという音を立てて地面に落ちた。
そして左打席に入る雪華綺晶。今までにはない威圧感がある。
蒼「くっ、雰囲気が全然違う。」
たじろぐ蒼星石。
蒼(ここは慎重にいかないと)
ビュッ バシッ 「ボール」
1球はずして様子を見る。
蒼(手を出しても凡打になるギリギリを狙わないと)
3球目を投げる蒼星石。狙いは外角低め、狙い通りだ。それを打ちに行く雪華綺晶。
蒼(よしっ、打ち取った!)
そう思った蒼星石だったが、雪華綺晶はその上をいった。
雪華綺晶のバットはボールを芯で捉えた。打球はレフト方向に伸びていく。
そしてそのままフェンスを越えた。腕をつきあげダイヤモンドを1周する雪華綺晶。
試合は振り出しに戻った。
その後の打者はピシャリと抑えた蒼星石。1-1のまま7回裏の攻撃に入る。
蒼「追いつかれちゃったけど気を落とさないでいこう」
「「「はいっ!」」」
生徒の士気を高める蒼星石。一方…
雪「追いついたが油断するな!この回を死守するぞ!」
「「「サー!イエス!サー!」」」
相変わらずの雪華綺晶。さらにショートとセカンドの2人を呼び、
雪「よし、この回に『アレ』を実行する。準備にかかれ」
「「ハッ!」」
この回先頭の蒼星石はレフト前ヒットを放ち、ノーアウト一塁。
蒼(ここも盗塁しちゃおう)
そういって1打席目と同じく盗塁を試みる蒼星石。またもスタートは完璧だ。
しかし、二塁ベース上には誰もいない。ショートもセカンドも動く気配がない。
蒼「どうしたのかな?」
疑問に思いながら二塁を踏む蒼星石。すると、
蒼「追いつかれちゃったけど気を落とさないでいこう」
「「「はいっ!」」」
生徒の士気を高める蒼星石。一方…
雪「追いついたが油断するな!この回を死守するぞ!」
「「「サー!イエス!サー!」」」
相変わらずの雪華綺晶。さらにショートとセカンドの2人を呼び、
雪「よし、この回に『アレ』を実行する。準備にかかれ」
「「ハッ!」」
この回先頭の蒼星石はレフト前ヒットを放ち、ノーアウト一塁。
蒼(ここも盗塁しちゃおう)
そういって1打席目と同じく盗塁を試みる蒼星石。またもスタートは完璧だ。
しかし、二塁ベース上には誰もいない。ショートもセカンドも動く気配がない。
蒼「どうしたのかな?」
疑問に思いながら二塁を踏む蒼星石。すると、
カチッ
蒼「えっ!?」
ベースから音がしてあわてて足を離す蒼星石。そして次の瞬間、
ドカ~~~~ン
突然のことにあっけにとられる観客。そう、二塁ベースが爆発したのだ。
もちろん犯人はあの人…
「総司令官殿、作戦成功しました!」
雪「よろしい」
そして二塁付近の煙がはれると真っ黒焦げの蒼星石がいた。
蒼「けほっ…き、雪華綺晶先生…これは…や、やりすぎ…では…?」
雪「いったでしょ、ここは戦場。一瞬の油断が死を招くのよ」
蒼「そ、そんな…むちゃ…く…ちゃ……な……」
バタン
そういって倒れる蒼星石。担架で運ばれていった。
普通ならここで試合中止になるのだが、そのまま試合は続けられた。
なぜかって?ここは有栖学園だから。
その後試合は9回表に雪華綺晶の2打席連続ホームランで2-1とし
一回戦第一試合はG組が勝利した。
蒼「えっ!?」
ベースから音がしてあわてて足を離す蒼星石。そして次の瞬間、
ドカ~~~~ン
突然のことにあっけにとられる観客。そう、二塁ベースが爆発したのだ。
もちろん犯人はあの人…
「総司令官殿、作戦成功しました!」
雪「よろしい」
そして二塁付近の煙がはれると真っ黒焦げの蒼星石がいた。
蒼「けほっ…き、雪華綺晶先生…これは…や、やりすぎ…では…?」
雪「いったでしょ、ここは戦場。一瞬の油断が死を招くのよ」
蒼「そ、そんな…むちゃ…く…ちゃ……な……」
バタン
そういって倒れる蒼星石。担架で運ばれていった。
普通ならここで試合中止になるのだが、そのまま試合は続けられた。
なぜかって?ここは有栖学園だから。
その後試合は9回表に雪華綺晶の2打席連続ホームランで2-1とし
一回戦第一試合はG組が勝利した。