ローゼンメイデンが教師だったら@Wiki内検索 / 「もしも小学校の教師だったら・・・水銀燈編」で検索した結果

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  • もしも小学校の教師だったら
    もしも小学校の教師だったら・・・プロローグ もしも小学校の教師だったら・・・水銀燈編 もしも小学校の教師だったら・・・金糸雀編 もしも小学校の教師だったら・・・翠星石編 もしも小学校の教師だったら・・・蒼星石編 もしも小学校の教師だったら・・・真紅編 もしも小学校の教師だったら・・・雛苺編 もしも小学校の教師だったら・・・薔薇水晶編 もしも小学校の教師だったら・・・雪華綺晶編 もしも小学校の教師だったら・・・エピローグ もしも小学校の教師だったら・・・時間軸まとめ
  • もしも小学校の教師だったら・・・水銀燈編
    水「皆久しぶりねぇ、元気だったぁ?」 生徒達「はい!」 生徒達の元気な返事に水銀燈は満足した。 以前来た時はやる気の無さそうな声も混ざっていたが、今回は生徒達も楽しみにしていたようだ。 水「それじゃあ、出欠取るけど面倒だから全員出席ねぇ」 実は3人欠席してるのだが、名簿の確認するのが嫌なので全員出席にする。 これは余談だが、授業の出欠確認に関して水銀燈は基本的に全員出席にしている。 ただ、二人組になって何かをするという時(例えば球技のパス練習とか)に奇数になってしまい、 自分が相手をしなくてはならない時は欠席にしている。 水「で、授業なんだけどぉ・・・いつも通り自sy」 そのとき水銀燈は自分に対して刺さる様な視線を感じた。 教室に居るので視線自体は不自然では無いが、その視線は黒板前に居る自分の『真横』から感じたのだ。 水銀燈は顔を廊下側に向け、そしてしばし硬直...
  • もしも小学校の教師だったら・・・プロローグ
    校長「それでは高等部の先生方、本日はよろしくお願いします・・・」 教師一同「はい・・・」 どこか虚ろげな校長の言葉に、これまた元気のない教師達の返事。 校長・・・と言ってもこの男はローゼンではない。彼は有栖学園初等部の校長である。 そして教師達は校長の言葉に有った通り、高等部の教師・・・即ち真紅たちであった。 そもそも何でこんな状況になったかと言うと、やはり高等部の馬鹿校長ローゼンの発案が原因だった。 初等部・中等部・高等部の校長・教頭が集う会議での 「たまにはさぁ、違う環境で授業を行うってのも良い刺激になるんじゃない?」の一言で、 一時的にとは言え、各部の教師達の人事異動が行われた。 その結果初等部の教師は中等部へ、中等部の教師は高等部へ、そして高等部の教師は初等部へ行く事になったのだ。 その決定を教師達に告げたラプラスはこう述懐する。 ラ「またいつもの病気が...
  • もしも小学校の教師だったら・・・雛苺編
    雛「みんなおはようなのー。今日はいつもの先生の代わりにヒナが先生をするの」 雛苺はいつもの担任と違って驚いている1年生達になぜ代わったかを説明する。 雛「ヒナも良く分からないんだけど、初等部と中等部と高等部の校長先生と教頭先生がじゃんけんで決めたみたいなの」 実際は多数決なのだが、そんな事はどうでも良かったので覚えていなかった。 雛「だから、今日一日ヒナがみんなの先生をするの。よろしくなのー」 生徒達「はーい!」 1時間目、こくご 雛「文字が大きいし、ふりがなも振ってあってとっても読みやすいの~」 2時間目、さんすう 雛「ヒナ数学は苦手だけど、算数は得意なのよ」 3時間目、かきかた 雛「みんな、ヒナの字よりも上手なの」 かくして、雛苺のとても大人の言う事とは思えない台詞が混じりながらも午前中の授業は終わった。 そして、いよいよお待ちかねの給食の時間が始...
  • もしも小学校の教師だったら・・・薔薇水晶編
    蒼「いきなり人事異動を言い渡された時はホント驚いたよ」 薔「・・・あの人がやることは・・・いつも唐突だから」 蒼「でも、今日一日だけというのも問題有ると思うな。環境が変わってあたふたしたまま授業が終わりそうだよ」 薔「・・・せめて1週間、かな?」 蒼「そうだね、それぐらいなら馴染んでくるだろうし・・・」 それぞれの教室へ行く道すがら、蒼星石と薔薇水晶は今回の人事異動について語らっていた。 この二人は有栖学園高等部教師陣で最も良識的な教師たちだ。 その為、他の教師達(主に水銀燈)が暴走しないように、また睨みを効かせられる様に2階の3年生を任された。 蒼「そう言えば、こうして二人で話す事ってあまり無かったね」 薔「・・・そう言えば・・・私には雪華綺晶先生がいつも居て」 蒼「僕には翠星石先生が側に居る」 そう言って二人で微笑む。二人の言葉どおり、二人だけで話すという事は事務...
  • もしも小学校の教師だったら・・・真紅編
    生徒S「こうちゃの先生が来たー」 Sの言葉に教室内は俄かに騒がしくなった。 生徒達には前日に今日は高等部の先生が授業を行うという説明はされていたが、 誰が教えに来るかは知らされていなかった。 Sが言ったこうちゃの先生とは言うまでも無く、真紅の事であった。 真「皆、久しぶりね。元気だったかしら?」 生徒達「は~い」 皆の元気な返事に真紅は満足した。 これなのだ、高等部にはないこの元気の良さが真紅には堪らなかった。 真「良い返事ね。皆元気が良くて、私も嬉しいのだわ」 真紅は今日の説明をしていく。まず、何故自分が今日授業を行うのか。 次に、今日の連絡事項。最後に、今日行う授業の説明だった。 真「それで、授業についてなんだけれど・・・」 真紅はそう言って魔法瓶を取り出す。 真「私はいつも授業中、こうして紅茶を飲んでいるのだわ。前回はそうしなかったけれど、    ...
  • もしも小学校の教師だったら・・・蒼星石編
    蒼「今日1日皆の担任を受け持つ事になった蒼星石です。皆、よろしくね」 教室へ入った蒼星石は自己紹介と出欠確認、今日の連絡事項を伝えていく。 蒼「初等部での授業は初めてだから、色々失敗する事も有るかも知れないけど許してね」 にっこり微笑む蒼星石。高等部だったらこれだけでクラスの3分の1は倒れていただろう。 生徒達も元気良く返事し、ホームルームは終わった。 1時間目、英語 蒼「えぇっと・・・確か、このテープを流せば良いのかな」 ラジカセに英語の教材用テープを入れて再生する。すぐにスピーカーから音声が流れてくる。 小学校低学年の英語の授業は主にこうしたテープの聞き取りや、単語の正しい発音が重視されている。 それは日本語も未成熟な子供に対し、英文法を教えるよりも英語に慣れ親しんで貰おうという狙いがあるからだ。 蒼(僕の頃は中学からだから、こういう事あまりしなかったなぁ) ...
  • もしも小学校の教師だったら・・・翠星石編
    翠「今日一日、お、お前らの担任をする事になった翠星石ですぅ!ビ、ビシビシ扱いてやるから、か、覚悟しやがれですぅ・・・・・・」 教室に入って翠星石は生徒達に自己紹介を行う。しかし、その顔は耳まで真っ赤だった。 元々人見知りの激しい翠星石にとって、初対面の生徒が増える4月は憂鬱だった。 それでも何とか凌いで、そろそろ慣れ始めた頃に今回の異動騒ぎである。結構なストレスだった。 翠(これならまだ高等部でやってた方がマシですぅ・・・せめて蒼星石が居てくれれば・・・) 2階に居る自分の大親友の事を思う。彼女が居れば翠星石の人見知りはいくらか和らぐのだ。 翠(大体・・・なんで蒼星石とバラバラの学年なんですか?!一緒の学年の方が絶対効率が良かったですぅ) ブツブツと呟く翠星石。バラバラになったのには理由が有った。それは彼女の口の悪さである。 人見知りと相俟って、思っている事と逆の事をついつ...
  • もしも小学校の教師だったら・・・時間軸まとめ
    ホームルーム~1時間目 水銀燈・・・・・ホームルーム時に薔薇水晶の説教を受けて、抜け出す事を断念。愚痴交じりに薔薇水晶の話をして過ごす。 金糸雀・・・・・名前ネタで教室を沸かせる。1時間目は算数で百マス計算や魔方陣の計算などの授業を行う。 翠星石・・・・・出欠確認で明智君と織田君の和解を促す(別に喧嘩はしてない)。          1時間目は理科で、分からず蒼星石に助けを求めるが、怒られて仕方なく教科書通りの授業を行う。 蒼星石・・・・・ホームルームでは特に問題なし。1時間目は英語でテープを流してる最中に翠星石がやってくる。          それを追い返して授業を続ける。 真紅・・・・・・・・ホームルームにて授業中紅茶を飲む事を宣言。行った授業は不明。 雛苺・・・・・・・・ホームルームでは特に問題なし。1時間目は国語で教科書が読みやすいと絶賛(注:小学1年生用)。 ...
  • もしも小学校の教師だったら・・・雪華綺晶編
    生徒Y「今日、高等部の先生が来るんだろ?」 生徒T「ああ、そう言えば今日だったな」 Y「俺の兄貴が高等部なんだけどさぁ・・・結構凄いらしいな」 生徒A「凄いって何が?」 Y「先生だよ。ほら、前に6年のクラスに1人来ただろう?」 T「ああ、あの先生かぁ。すげぇエロかったな」 A「バーカ・・・でも、そういう意味でか?」 Y「そういう意味も有るらしいけど、とんでもない先生ばっかなんだと」 5年2組の教室の片隅で3人の生徒が雑談に耽る。 『5年2組の3馬鹿トリオ』と呼ばれる、Y・A・Tの3人だった。 話題は今日来る高等部の教師についてだ。そして当然のように「どういう悪戯を仕掛けるか?」へと移って行く。 T「やっぱ最初はベタに黒板消しか?」 A「いや、ここはバケツにしないか?」 Y「どうせなら水入れようぜ。水被ったら服透けて見えるんじゃねえか?」 A・T「良いなそれ」 ...
  • もしも小学校の教師だったら・・・エピローグ
    教頭「いやぁ、皆さんお疲れ様でした。子供たちも楽しく授業を受けてた様ですねぇ」 いつ見てたんだ?と全員が思っている空気を読まずにぺらぺらと喋る教頭。 教頭「これならいっその事、皆さんには初等部で・・・・・・」 校長「ゴホン!!」 校長の咳払いでようやく止まる。 校長「・・・・・・改めて、皆さんお疲れ様です。普段とは違う環境で余計なストレスを与えてしまう事になって、     校長として申し訳ありません」 深々と頭を下げる校長。一部の教師はその姿を見て『この人が高等部の校長だったら良いのに・・・』と思った。 真「気にする事ないわ。今回も楽しませてもらったし」 翠「色々有ったけど、楽しかったですぅ」 金「カナのノートが台無しかしら。でもアップルパイに免じて許してあげるかしら」(もぐもぐ) 蒼「買収されてる・・・」 雛「ヒナもとっても楽しかったの」 水「ねえ雛苺先生、さっ...
  • もしも小学校の教師だったら・・・金糸雀編
    金「今日一日、皆の担任をする事になった金糸雀かしら~。よろしくお願いかしら~」 黒板に自分の名前を書いて自己紹介を行う金糸雀だったが、小学4年生にそれを「かなりあ」と読ませるのは多少無理が有った。 金「これで『かなりあ』って読むかしら~。キンイトスズメって読んだら嫌かしら~」 教室内に笑いが起こる。つかみはOKと内心ガッツポーズの金糸雀。 金「それじゃあ出欠を取るかしら~」 名簿を開いて出欠確認と顔と名前を一致させていく。 金「では早速授業を始めていくかしら~」 1時間目、算数 金「まずはこれをやって欲しいのかしら~」 生徒達にプリントを配布する。百マス計算のプリントだった。 金「これを使って頭の体操をするかしら。5分間でできるだけやってみるかしら。・・・それじゃあスタートかしら~」 金糸雀の合図でプリントに取り掛かる生徒達。そしてやがて5分が経つ。 金「終わ...
  • しとこうか
    教師個別 水銀燈 プールサイドの決闘 手のひら重ねて 金糸雀 楽してズルして・・・ 裏山攻防戦 裏山の主? ディア プリンセス 翠星石 学食再生プロジェクト 蒼星石 世は数に満ちて 樹の芽 蒼星石レポート アメリカ旅行記 蒼星石レポート アメリカ旅行記2 真紅 シャックリ狂騒曲 こうちゃの先生 雛苺 これも大事な授業なの イチゴギアソリッド 薔薇水晶 日本史のお時間 雪華綺晶 世界史のお時間 複数 そうだ、京都へ行こう! もしも小学校の教師だったら 湯煙の向こう側 部を作ろう 映画を作ろう 推薦入試 性格診断結果 成績アップ大作戦 祭囃子 第2次裏山攻防戦 nフィールドへようこそ 教科書が教えない歴史『日韓併合』 脇役メイン 私も教師なのですよ ほもJUMXラ丼 瞳の先に 事務員増員計...
  • 複数
    食事会 飲み会 卒業式のボイストレーニング 野外行事 おかずの交換 運動会コスプレリレー 課題の出し方 課題を忘れた時 鬼ごっこ 進路相談 惚れ薬 ありがとう ぬこ捕獲 いつもの駐車場 卒業式のリハーサル 教師のちゃん付け シンデレラ ver.有栖学園 チョーク投げ 教育実習生 金糸雀追跡 この漫画はなんでしょう? 球技大会 臨海学校での無人島 ザ・チェンジ ある草むしりの様子 カラオケ大会 笑顔が教えてくれたもの 有栖学園の秘宝 水銀燈逃亡劇 愉快なディズニーランド ピンポンダッシュ 闇の住人 薔薇乙女戦隊ホシュレンジャー 学校の七不思議 地獄の食事会 リレー小説 バイトをしよう 成分解析 心理テスト 教科書選び 学園新聞2 入学式の少し前のとある日 真昼のダンスバトル あなたはどっち? 逃げ出した先...
  • 水銀燈の嘆き
    ~水銀燈の嘆き~ 水銀燈はスタイルがいい。これは周知の事実である。 しかしその事実を覆す信じられないような出来事が起こった・・・ 朝。 水銀燈は目覚めた。そして朝のシャワーをしに浴室へ向かう。が・・・ 水「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」 悲鳴を上げる水銀燈。無い。無いのだ。何がって・・・胸が。 いつもはボイ(以下作者恥ずかしいので規制)・・・なのだが、今の水銀燈は真紅に勝るとも劣らない貧乳になっていた。 ん、後ろから凄まじい殺気が…え、薔薇の花びら!? 水「嘘よねぇ・・・これは夢よねぇ・・・」 一人呟く。目がうつろである。 しかし学校を休むわけにはいかない。とりあえず詰め物をして学校へ行った。 雛「あ、水銀燈!おはよーなのー。」 水「えぇ・・・おはよう・・・」 雛「?」 明らかに元気の無い水銀燈。何か...
  • 水銀燈
    水銀燈 ・・・・設定・・・・ 男子生徒に絶大な人気がある。逆に女子生徒からは人気があまり無い。 好物はヤクルト。喋り方は「~わぁ」「~ねぇ」などの猫撫で口調。 しかし、お化けが苦手らしく肝試しでは幼児化して泣き出してしまう始末。 くんくんファンであると公言している真紅とは違い、隠れくんくんファン。 表面上はおちゃらけて見えるが、その裏では、どこか冷めている。 また、教師になる前から色々とあったらしいが、不明。 いい加減に見えて、何気に熱い先生。 上記にも書いてあった通り女子生徒からの人気はあまり無いが、 水銀燈の心に触れた女子生徒からの人望は厚い。 体育課 担当教科は保健体育で副担任 水泳部顧問 獅子座のB型 height:172 3size:88(D)、60、87 愛車はコルベット 時々、ランボルギーニ・ディアブロ 注:設定は、絶対に...
  • 楽してズルして・・・
    金「んしょ、んしょ・・・あと少しで完成かしら~」 夜、誰も居なくなった有栖学園の理科準備室で金糸雀は黙々と作業を行っていた。 机の上には所狭しと実験器具や木板、工作用紙などが置かれていた。 金「これが完成すれば、明日の実験も楽してズルして簡単にできるのかしら~」 どうやら明日の実験に使うための器具を自作しているようだ。 金糸雀・・・・・・有栖学園に在籍する、(自称)教師一の頭脳の持ち主である。 担当は国語(古文・漢文含む)と化学、以前は音楽も担当していた。 部活の顧問に至っては、吹奏楽部をはじめとして全部で12の部の顧問をしている。 他の教師に比べたらかなり大変なはずなのだが、彼女ほど授業に対する創意工夫を怠らない教師は居ないだろう。 彼女がなぜそうなったのか?それは数年前、彼女がこの学校に赴任してきた年まで遡る。 その年、この学校に赴任したのは彼女の他に水...
  • 水銀燈と屋上
     ぼぅっと一人の男子生徒が、屋上に居た。  フェンスの金網をつかみじーっとはるか下のグラウンドを見ている。  このフェンスを超えて見たい。男子生徒は、そんな事を思う。 水銀燈「何やろうとしてるのぅ?」  ふと、男子生徒の後ろからいつの間にか居た水銀燈がそう声かけた。  金網から手を離し水銀燈の方を振り向き別に。と、そう漏らす男子生徒。 水銀燈「ふぅん……言っておくけど、そのフェンス。鉄片にワイヤー引っ張って電流流してるから超える事は無理よ?」  と、水銀燈の言葉に、別段焦った様子も無くそうっすか。と答える。 水銀燈「アナタ暇そうだから、ちょっと私の話聞いていきなさい」  別に暇って訳でも……のつぶやきは、水銀燈の「此処でぼぅとする暇あるんでしょ」と、言われて何もいえなくなる。  観念したのか、なんすか? と、屋上に設置されているベンチにおもむろに腰を...
  • 無題短編集 水銀燈編1
    水銀燈「先生ねぇ・・最近保護者からの苦情が多いの・・・。     みんな、あたしの授業嫌い・・?     それとも好きぃ?」 スキデース!!!!! 水銀燈「ほんとぉ?やったぁ♪(チラ」 水「こんな時間に・・・こんな手紙までだして一体どぉしたのぉ?」 生徒A「先生、じ、実はおれ・・・どうしても先生に言いたいことあって・・・それで・・・ お、俺せ、先生のことが、・・・す、好きです!!そ、それで・・・その・・・」 水「ふふっ、ありがと。でもごめんね。その気持ちは好きってことじゃないのよ?」 生徒A「え?そ、そんなことないですよ。俺は先生を愛して・・・」 水「だぁめ。それ以上言っちゃ。・・・いい?そこから先は本当に好きになった人に伝えなさぁい。 じゃ、先生はもう行くからぁ。じゃぁねぇ。」 生徒A「せ、先生!!」 そ...
  • 派手さ無し。しかしもんじゃは旨きものなり
    ~派手さ無し。しかしもんじゃは旨きものなり~ 水「どこかに面白いことは転がってないかしら・・・?」 休日の午後。水銀燈は浅草を歩いていた。 基本的に都会人の彼女にとってこういう古い町並みは珍しい。 決して整っているとは言いがたいが、建築物などに歴史が感じられる。 水「ふーん・・・不便そうだけど風情はあるわねぇ・・・」 と、ガラにも無く感傷に浸る水銀燈。・・・そんな水銀燈が駄菓子屋の前を通ったとき、彼女の目に見覚えのありすぎる人物が。 ?「えーと、そこのうまい棒を三本、サイダーを一瓶、あと酢昆布を下さいですぅ!」 水「何やってるの、翠星石・・・」 その人物とは水銀燈の同僚、翠星石であった。その声に彼女は振り向く。 翠「うわ、びっくりしたですぅ!何でおめぇがここに?」 水「・・・ここにいちゃいけないのぉ?ただの散...
  • プールサイドの決闘
    水「はぁい、皆集まってるぅ?今日は授業やらないでプール掃除をするわぁ」 集まった生徒達にいつもの猫撫で声で宣言する。 プール掃除・・・初夏の風物詩である。 6月中旬にプール開きをするので、その前にプールや更衣室などの掃除を行うのだ。 当然プールは体育の授業に使うので、その時間を割いて掃除をする事になる。 水「男子はプールを、女子は更衣室を頼むわぁ。私は寝てるから、何か有ったら起こし・・・」 スパァァァァン!! 水「痛ったぁ、誰よ!」 水銀燈が振り向いた先に居たのは真紅だった。 しかしいつもの格好とは違い、自慢のツインテールを輪にして両サイドに纏め、服装もTシャツと紅いジャージという 活動的な格好をしていた。そして何故か右手にハリセンを持っていた。 水「あら、真紅先生。何しに来たのぉ?もしかして私に喧嘩売りに来たのかしらぁ?」 真「貴女が真面目に掃除をすれば不必...
  • 水銀燈短編
    無題短編集 水銀燈編1 水銀燈の受験
  • 水銀燈逃亡劇
    真紅「…というわけで、明日はせっかくの休みなのに申し訳ないんだけど、街の清掃活動に協力して頂戴。」 朝の会議で、そう教師全員に説明する真紅。真っ先に反対したのは、やはり水銀燈だった。 水銀燈「冗談じゃないわ!何で、休みの日まで働かなきゃいけないのよ!」 その声に呼応して、他の教師からも続々と非難の声が上がる。 翠星石「その通りですぅ!そんなのは、清掃業者のオッサンに任せやがれですぅ!!」 金糸雀「2人の言うとおりかしらー!清掃業者の人の仕事を奪うのも、良くないかしらー!!」 雛苺「うゆー…休みの日ぐらい、ゆっくり寝てたいのー…」 雪華綺晶「やだ。」 ある程度の反発は予想していたが、これは真紅の予想を超えていた。 何を言おうか迷う真紅に、すかさず蒼星石が助け舟を出す。 蒼星石「まぁまぁ…翠星石だって、駅前の花壇はひどいって嘆いてたじゃない。それに、街が綺麗に...
  • 水銀燈と林間学校
    今日は夏休みを利用した林間学校の日。生徒、そして教師たちとみんなそれなりに楽しんでいたが、1人だけそうではないものもいた。水銀燈である。 電波も入らなければ、TVも何も無い。おまけに夜10時には消灯という閉鎖的な環境に、水銀燈は飽き飽きしていた。 1日の行事も終わり後は寝るだけなのだが、夜12時になっても目はさえてくるばかり。かといって誰かと話をしようにも、相部屋の薔薇水晶、雪華綺晶、そして翠星石はもう完全に寝入っている。 翠星石にいたっては、人の布団を奪い取る始末。 水銀燈「…これじゃ、寝ようにも寝れないじゃなぁい…」 と言いつつ布団を引っ張ってみるが、それでも全く起きる気配の無い翠星石。 水銀燈「…つまんないわねぇ…ちょっと街まで行ってこようかしら…」 そう独り言をつぶやくと、コテージの外へ出て行ってしまった。 さて街に出ようと言っても、行きはバ...
  • 蒼い子ギャンブル騒動
    ~蒼い子ギャンブル騒動~ 「あー、賭け事っておもしろいなぁ!」 さて、この言葉は誰のものだとお思いであろうか。 遊び好きの水銀燈?パチンコ好きのローゼン? どちらも違う。驚いた事にこの言葉を発したのは蒼星石であった。 真面目で賭け事などまずしなさそうな蒼星石が何故このようになってしまったのか? それにはこんな理由があった・・・ 学校の業務が終わり、飲みに行く教師たち。 無論、いつもは何事もなく和やかなムードで終わるのだが、今回は違っていた。 事の起こりは先程も述べたとおり遊び好きの水銀燈が賭け事に勝ったと自慢をした事だった。 誇らしげな水銀燈を蒼星石は諌めた。 蒼「水銀燈、あんまりやりすぎると良くないよ。」 いつもならば「お堅いのねぇ・・・」くらいで済ませるのだったが、今回の水銀燈は少々虫の居所が悪かったらし...
  • 水銀燈と初等部
    梅岡「…というわけで、最近の小学生って何かこう、やる気がないって言うか…。何か言い手はありませんか?」 ある日真紅の元に、初等部担当の梅岡と言う教師が、仕事の悩みを相談に来た。 「あなたが、無駄に熱すぎるのでは?」という言葉を飲み込みつつ、真紅は相談に応じた。 真紅「そうね…こういうのは正攻法で行くよりも、別の方法を考えたほうがいいかもしれないわね…。例えば、毒をもって毒を制すとかそういう…」 そこまで言った時、真紅の頭にある人物の名前が浮かび上がる。 いるではないか…。この学校で、一番やる気の無い教師が…。 真紅「…薔薇水晶、水銀燈がどこにいるか知らない?」 薔薇水晶「それが…一応学校まで連れてはきたんだけど、『寒いからやだ』って保健室の布団に入ったっきり…」 真紅「…今すぐ呼んで頂戴。明日から1週間、水銀燈には初等部を担当してもらうわ。」 こうして、...
  • S
    S氏 ・・・・設定・・・・ ローゼンメイデンが教師だったらスレのSS職人。 とても礼儀正しく仕事は真面目、おっちょこちょいがたまに傷。 このスレ屈指の萌えキャラである(一部では蒼星石では無いか?とまことしやかに囁かれている)。 スレの住人は彼(彼女?)のために吊る。 スレ内ではSSのクオリティは高く評価されている。 ちょっと、おっちょこちょいでスレ住人を癒すと言う素晴らしい存在。 現在ローゼンメイデンが教師だったらスレで人気・クオリティの高さでは確実にトップの候補にあがるこのスレ屈指のSS職人でもある そして、Wikiの人によって僕っ子にされてしまう。 そいでもって、S氏もそれを受け入れてしまうという心の広さ。 初めましての方初めまして、こんばんわの方こんばんわ ローゼンメイデンが教師だったらスレで一SS職人みたいなことやってるSと申します 今回はこ...
  • 球技大会~一回戦第四試合A真紅vsH水銀燈~-ソフトボール-
    一回戦第四試合、両チームには一触即発の雰囲気が漂う。 普段からライバル関係の二人がいきなり1回戦でぶつかり合うのだ。 水銀燈「真紅のチームになら、楽勝ねぇ・・・クスクス」 真紅「な、なんですって?!あんたなんかには絶対に負けないのだわ!」 早くも両者の間に火花が飛び散る。 水銀燈「ふふふ・・・100万円は私の物よぉ・・・」 やけに自信がある水銀燈。まあ、体育教師なので元々彼女の身体能力は高い。 真紅「いい?容赦は絶対しないのよ!徹底的に叩き潰すのだわ!」 真紅の方は打倒水銀燈に燃えているようだ。まさに日韓戦のような雰囲気である。 両チームグラウンドに移動する。三試合目はソフトボールだ。 一試合目が野球だったのに何故ソフトボールも用意しているのかは謎。 水銀燈は4番のピッチャー。真紅は1番ライトということとなった。 「プレイ...
  • 水銀燈の憂鬱・後半
    水銀燈の憂鬱・後半  前編・水銀燈の憂鬱 一体水銀燈を追う人間は誰なのか。それは何とあのめぐであった。 周知の通り、めぐは水銀燈のことが好きだ。いや、最早愛していると言っても過言ではないだろう。 しかしそのせいかめぐは水銀燈にかまってもらえないと非常に欲求不満が溜まるようになってしまった。 そして最近水銀燈の仕事が多く、めぐにかまってやれなかったことが原因で、その不満が爆発したのである。 ということで施錠のため最後まで残っていた水銀燈を追いかけている、ということだ。 しかしここで疑問が一つ。水銀燈には相手がめぐだと分かっているはず、何故逃げるのか? ・・・それには現在の状況とめぐの容姿が大いに関係していた。 まず、ここは夜の学校である。それがいかに不気味かはお分かりであろう。 さらに問題だったのがめぐの容姿だ。めぐは色白で長髪...
  • 素直になれない水銀燈とサボり
    水銀燈「ふふふ…今度こそ私の勝ちよ…!!」 ある学校が終わった日の夜、駅の手荷物預かり所から旅行用のカバンを受け取り、そうつぶやく水銀燈。 実は、毎度の失敗にも懲りず、水銀燈はまたも学校をズル休みしようと考えていた。 おそらく上空からは、あの忌々しい監視衛星が自分のことを見張っているだろう。 しかし今回は、携帯電話の電源をずっとOFFにしておいたり、駅のトイレの個室で服装を変えたり、なるべく地下や人ごみの中を歩くようにしたりと、考えられることは全てやってきた。 後は、『知り合い』が手配してくれた赤坂のプリンスホテルに逃げ込むだけ…。 前のように、顧客名簿から自分の居場所が割れる心配も無い…。 絶対の自信を胸に、水銀燈は目的地へと急いだ。 その後、数日間はホテルの外には出ないながらも、自由を満喫した水銀燈。 しかし流石に1週間もすると、その生活に飽...
  • 水銀燈と尾行とめぐ~mercury side~
    水銀燈「ふぅ…ホント嫌になっちゃうわぁ…。でも、流石に病院の中までは追ってこられないでしょう…。」 その日、私は学校をサボって有栖川大学病院という所にいた。 サボった理由は、学校が面倒くさいから。 少し休むために、空いている病室を探して病院内をさまよっていた時、ある病室から歌が聞こえてきた。 どこか懐かしげで、それでいてどことなく寂しい感じのする歌…。 …気がついたら、私はその部屋の中にいた。 めぐ「からたちの花が咲いたよ…。白い白い花が…あら?もしかして、水銀燈先生?」 水銀燈「…私の事、知ってるの…?」 めぐ「…そうですよね。私、あんまり学校行ったこと無いし、知るわけ無いですよね…。」 それが、めぐ…柿崎めぐとの出会いだった。 最初はおかしな子だと思ったが、話しているうちにこの子は自分と同じだと感じた。 つまり、めぐも私もどこかが欠落し...
  • 手のひら重ねて
    この宇宙に地球ができて約45億年。 始めは地球に隕石が降り注ぎ、そしてその中に含まれていた水蒸気がやがて大雨となって海を作り生物を誕生させた。 それがやがて陸へと上がり、なんだかんだあってこの星には実に多くの生命で溢れかえるようになった。 そんな地球で何故人間が繁栄しているのか・・・それは「道具を作り出し、そしてその道具を使うからである」と彼女は考えていた。 金「ついに完成したかしら~」 誰も居ない化学準備室で金糸雀は喜びの声を上げる。また例によって徹夜で作業をしていたようだ。 金「これは世界に革命が起きるかしら~」 徹夜明けでハイになってる頭で不穏な発言をする。 金「・・・ふわぁ・・・何だか安心した途端に・・・眠くなってきたかしら~」 ちらりと壁にかけてある時計に目をやる。午前5時27分・・・少なくとも2時間は眠ることができる。 そう判断した金糸雀は机に突っ伏し...
  • 湯煙の向こう側
    前編 真「ふぅ・・・ようやく今日の仕事が終わったのだわ」 軽く伸びをして、体の凝りをほぐす。結構疲れが溜まっている様だ。 ホ「お疲れ様です」 タイミング良く、ハーブのブレンドティを持ってくるホーリエ。 ホ「疲れを癒す効果が有ると聞いて淹れてみました」 真「ありがとう、頂くわ」 カップを手に取り、一口飲む。口の中に広がるハーブの香りが、確かに疲れを癒しそうだ。 真「とっても美味しいわ」 ホ「気に入ってもらって良かったです」 二人して微笑む。なんとも微笑ましい光景だった。 しかし、その雰囲気をぶち壊す者が現れた。 翠「真紅先生は随分疲れてる様ですぅ」 翠星石だった。しかも口調は少し芝居掛かっていて、わざとらしかった。 真「・・・・・・用件は何かしら?」 あきれた口調で質問する。誰かを何かに誘う時は小芝居を始める癖を知っていたからだ。 翠「話が早くて助かるで...
  • 雛苺の激怒
    職員室には、真紅と雛苺の二人だけが居た。 真紅は雛苺に紅茶でも頼もうと思い雛苺の方を向く。 真紅「雛苺先生・・・紅茶を入れて頂だ・・・」 雛苺「真紅先生!翠星石先生・・・・・知らない???」 雛苺は真紅が台詞を言い終わる前に大声で真紅に質問をする。 それに少し驚いた様子で真紅は質問に答える。 真紅「ぇ?私は知らないのだわ・・・・って雛苺先生・・・如何したの?」 雛苺「え?雛は如何もしてないのよ?何時もと同じよ?」 真紅「・・・・・・」 真紅はこの瞬間、雛苺に紅茶を頼む事をやめた。 なぜなら雛苺の様子が何時もと違ったから。 口調や表情は何時もと同じなのだが・・・雛苺の後ろから何やらドス黒いオーラが出てるのが。 真紅はそんな雛苺に少し怯えた様子で質問した。 真紅「雛苺先生。翠星石先生に何かされた・・・?」 雛...
  • 学校の七不思議
    いつの時代のどの学校にも不思議と「学校の七不思議」というものが存在する。 それは時たま生徒達の間で騒がれて、肝試しに使われたり、また雑談の話題になったりする。 そしてここでも… ザワザワとざわめく休憩時間の教室。その中でヒッソリと喋っている集団があった。 生徒A「ねぇねぇ、知ってる?学校の七不思議。」 生徒B「あぁ、あの胡散臭いやつ?誰もいないはずの音楽室から夜な夜なピアノの演奏が聞こえて来たり、午前2時に校長室に入ると一斉に歴代校長の肖像画がこっちを向くとかそういう系のアレだろ?」 生徒A「そうそう、そういうのがこの学校にもあるらしいんだよ。でね、7つ全部知っちゃうと殺されちゃうらしいんだよ。」 生徒B「普通だな~。っつーか絶対嘘だって。作った奴は今ごろお前の話どっかで聞いてて喜んでるよ。」 生徒C「でも、嘘ばっかりとは限らないよ。何処かの学校では本...
  • 具合悪いんでぇ・・・
    水銀燈「…ん、もうこんな時間かぁ…」 時計を見ると、午前6時45分…そろそろ学校に行く仕度をしなければいけない時間だった。 しかし水銀燈はどうしてもそんな気分になれない。まだ寝たいし、外は寒いし、テスト週間も終わったから、特にやること無いし… 水銀燈「…あーあー…具合悪いんで…今日は学校休ませてくださぁい…。んー…具合悪いんでぇ…。具合…悪いんで…よし…」 何度か確認するようにつぶやくと、また布団にもぐってしまう水銀燈。そこに電話のベルが鳴り響く。相手は薔薇水晶…彼女はいつもこの時間に、水銀燈を電話で起こしていた。 先ほどつぶやいていた言葉をもう一度繰り返し、万全の体制で電話にでる。 水銀燈「…もしもぉし…」 薔薇水晶「銀ちゃん…そろそろ学校に行く時間だよ?」 水銀燈「あー…えっと、具合…」 薔薇水晶「学校…準備できた?」 水銀燈「…いや、だから具合...
  • もしも駆けつけたのがきらきーだったら
    ここは校舎裏。 不良生徒「金とっととだせって。俺ら今月ピンチなんだよ。」 生徒L「む無理です。僕も今月お金ないんです。・・・・。」 いつの時代でも見られる光景・・・いわゆるカツアゲが行われていた。 不良生徒「じゃあ財布全部で簡便してやるからとっととだせよ。」 生徒L「無理です。そんなの。」 不良生徒「無理じゃねえよ。」 といいながら不良生徒が手を振り上げたとき。 翠星石「やめるのです!なにしてるですか!」 後ろから翠星石の声が響く。 不良生徒「あぁ。なんだよ糞先公。」 その声に臆することもなく不良生徒が翠星石にちかづいていく 翠星石「そっちのほうこそ糞ですぅ!退学にするですよ。」 翠星石も売り言葉に買い言葉で啖呵を切る。 不良生徒「退学にしたければすればいいじゃねえかよう。」 そういって翠星石に近づくと翠星石の胸倉をつかみ宙にあげ...
  • もしも…
    もしも、貴方の身近にいる人が… 雪華綺晶は日ごろお世話になっている薔薇水晶に眼帯を送るために眼帯を選んでいた。ファッション関係に詳しい水銀燈にも手伝ってもらっていた。 銀「雪華綺晶、眼帯なんてどれも一緒よぉ。」 いくら詳しいと言えど、流石に眼帯は洋服や眼鏡のように普通にファッションに使われないため、水銀燈にはどれも一緒に見えた。 雪「いえ、これなんか薄く模様が…こっちのは紐の部分が…!これは!のぼり龍が!」 雪華綺晶はもう夢中だ。 雪「お姉様。これだけ特徴があるのに全く分からないのですか!?」 銀「わ、わかったわよぉ!ちゃんと選ぶわよぉ!」 このまま説教モードに入られても非常に困るので話を遮った。仕方なく眼帯をよく見ると、雪華綺晶の言ったように全て工夫されていた。どれも特徴がある。と、ここで一つの疑問が浮かんだ。 銀「ところで何で薔薇水晶は眼帯して...
  • 水銀燈と浮気発見術
    水銀燈「全く…何で私がこんな事やらなきゃいけないのよ…」 どこまでも続く灰色の空の下、彼女は肩をすぼめながら、誰に言うでもなくそう呟いた。 冬のこの時期になると、体育の授業には生徒にとって…そして彼女のような教師にとっても嫌なものが増える。 …そう、マラソンである。 ベンチに座り、時を計りだしてから約15分…。本来なら、学校や自宅など暖房の効いたところで暖まっていたいところなのだが、今回は同僚たちがそれを許さなかったようだ。 水銀燈「…大体、こういうのは雪華綺晶にやらせればいいのよ…。それに、何でマラソンが必修課目なのよ…」 イライラした様子でそう呟くと、彼女はもう一度グラウンドの隅のほうを眺めやった。 「早く、あそこから生徒全員がコースを走り終えて帰ってくればいいのに…。そうすれば、後は体育館の中で授業が出来るのに…」 そんな事を考えながら… 一方、生徒達の方は...
  • 昔の水銀燈と翠星石
    お題 『銀様と翠の子が思わぬところでバッティング』 翠星石「おーし、全員集まったですか?じゃあ、さっさと組ごとに別れやがれですぅ♪今日は、みんなでサッカーをするですよ!」 この日、翠星石は自分の担当ではない体育の授業を受け持っていた。 しかし体育のことなど全然分からないので、とりあえずみんなの好きそうなサッカーを指示したものの、生徒たちの顔は何故か冴えない。 翠星石「ど、どうしたです!?さっさと、散りやがれですぅ!!」 男子A「…先生…」 1人の生徒はそう言って手を上げると、ある事を翠星石に尋ねた。 男子「…いつになったら、水銀燈先生は帰ってくるんですか…?」 それは、2学期も中盤に差し掛かった頃の出来事… 水銀燈…彼女は1学期の後半に体育以外の全ての任を外された後、徐々に学校へ来なくなり、ついに期末テストのあたりからずっとその姿を現さなくなっ...
  • 予告全集
    『旧友』 ?「えーと…玄関を右に曲がって、3つ目の…」 翠星石「チビ苺!なーにそんな所で突っ立ってるですか!!さっさと中に…あれ?お、おめーは一体…?」 ?「…ちょっと!いきなりレディの頭をはたくなんて、失礼ね!」 翠星石「な…なーにがレディですかっ!全く、礼儀の知らないガキンチョですぅ!ほれ、初等部はこっちじゃないですよ。さっさとママのところにでも戻りやがれですぅ♪」 ?「なっ!礼儀知らずはどっちよ!これでも私は…!!」 真紅「全く…朝から騒々しいわね…。一体何の…」 ?「…真紅!?真紅なのね!!よかった!!もうずっと会えないと思ってたわ!!勝手に居なくなっちゃうなんて酷いじゃない!!」 真紅「え…?嘘…!?そんな…あなた、まさか…」 翠星石「ん?何だ…真紅の知り合いですか…。えっと…」 真紅「…紹介するわ。この子は…」 真紅「次回、ローゼンメイデンが教...
  • 有栖学園に一つの恋愛が生まれようとしていた11話
    目が覚めた。気が付くと、そこは知らない部屋だった。 窓一つ無い白い壁と機械類だけの殺風景な部屋。自分が寝ている中央のベッドは床に固定されている。 部屋の隅には鉄扉があった。 「・・・・・・ここは・・・どこだ?」 起き上がってみる。何処なんだろう・・・ここは・・・ そして、あることに気が付いた。いや、気が付いたという表現で正しいのだろうか。 「俺は・・・・・・誰だ・・・?」 自分が誰なのか分からない。どんな出来事が今まであったのかすら忘れている。 記憶が、真っ白だ。 これが記憶喪失・・・?いや、それ以前に、自分が存在したのかすら分からない。 とりあえず、部屋から外に出ようと思いドアノブを掴み扉を開こうとした。 開かない。鍵が掛かっているのだろうか・・・窓も無い鉄扉は開きそうに無かった。 ガコンッ 1時間ほど経っただろうか・・・突然、天井にあった通風孔の蓋...
  • 水銀燈とメグ
    メグが倒れた。そんな知らせを聞いた水銀燈はすぐさま有栖川病院へと向かった。 (どうしてっ!?3日前まであんなに元気だったのに・・・) 金曜日に会った時には元気にはしゃぎまわっていためぐ。 だが、月曜日に水銀燈が聞いたのは土曜日に倒れたとの事だった。 倒れたと聞いた時、水銀燈はラプラスに掴みかかった。 「どうして・・・もっと早く教えてくれなかったの!?」 「貴方は言いませんでしたか?休みの日は教師ではなく一人の女性だと  学園関連の知らせは休みの日にはするなと」 その後、水銀燈はすぐに学園を飛び出し、現在に至るのだ。 病院に着いた水銀燈は走ってメグの病室へと向かう。 病室のドアを思いっきり開け放つ水銀燈。そこには、目にクマが出来、少しやつれたメグがいた。 「先生、来てくれたんですか・・・?」 弱々しい声を出し、微笑むメグ。 「当たり前じゃなぁい・・・これで授業がサボ...
  • 水銀燈がもし保健室の先生だったら
    「保健の先生なのに・・・」 薔薇水晶「今日は水銀燈先生が風邪で休みです。  ・・・はいそこ保険の先生なのに風邪で休んでるとか言わない」 クスクスクスクス・・・  ・・・それでまあ保健の先生がいないと大変なんです・・・ 生徒A「せんせー.JUM君が包丁で指切りましたー」 翠星石「まったくJUMはいいかげんにしろですぅ」 雛苺「今日は水銀燈先生いないんだから自分でなんとかしなさいなの!」 JUM「そりゃないぜせんせ~」 翠星石「とっととなんとかしろですぅ!」 JUM「とほほ・・・」 昼休み 生徒B「せんせーJUM君が転んでメガネ割れてそれが手にささって痛くて起き上がったら後頭部が柱にぶつかってとにかくたいへんなことになってます!」 薔薇水晶「・・・なんとかしてあげて」 その後 みんなは水銀燈のありがたさがみにしみたとさ
  • 水銀燈vs不良in清水
    水銀燈「あなたたち…後で私の部屋に来なさい。いいわね?」 ある修学旅行の日、そう厳しい口調で女子生徒数名を叱りつける水銀燈。 そう、旅と言うものは人の気持ちをつい大きくしてしまうもの。そしてそれは良くない方向にも…。 きっかけは、女子生徒Aの「水銀燈、ウザくない?」の一言が原因だった。話はどんどん大きくなり、ついには陰湿な嫌がらせへと発展した。 しかし、悪事と言うものはいずれバレるもの。すぐにそれがばれ、先の水銀燈の発言へつながったのだ。 女子A「あー…超気分悪い…。ねぇ、気晴らしにどっか行かない?」 女子B「えっ?水銀燈のとこ行かないの!?後で超怒られそうだよ?」 女子A「大丈夫大丈夫。どうせ向こうは教師なんだから、うちらに手ぇ出せないって♪」 そういうと、女子生徒Aは他の2人を引き連れ、外に遊びに行ってしまった。 女子A「ねぇねぇ、次は清水寺行...
  • 昔の水銀燈と薔薇水晶
    水銀燈「おっはよぉ~♪」 少々遅刻気味なことなどお構いなしに、元気よく職員室のドアを開ける水銀燈。 それは、いつもと変わらぬ光景だった。ただ、ある一点を除いては。 真紅「遅いわよ、水銀燈。教師として時間に…」 そこまで言ったところで、完全に動きが止まる真紅。その目は、今まさに水銀燈が抱えているものに釘付けになった。 真紅「…ね、猫…!?」 そう、水銀燈が抱えてきたのは1匹の猫だった。しかし、猫嫌いの真紅にとってはたまったものではない。 真紅「な、何でそんな野蛮な動物を学校に持ってくるのよ!?汚らわしい!!」 水銀燈「あらぁ?こんなに可愛いのに何でそんな事言うのぉ?」 そういって、真紅に猫を近づける水銀燈。それを威嚇する猫。 真紅「お、怒ってるじゃないの!!早く捨ててきなさい!!」 水銀燈「…うるさいわねぇ。まぁいいわぁ、別にあなたに助けてもらおう...
  • 水銀燈とくんくんストラップ
    「やっと仕事が終わったわぁ」 職員室でストレッチをしながら水銀燈が至福の笑みを浮かべている。 何故なら今日はくんくんストラップの発売日だからである。 「楽しみだわぁ・・・待っててねぇ、くんくん~」 普段の水銀燈からは想像もできないほど滑稽な姿をしている。 「水銀燈?何をしてるの?」 突然現れた真紅にビックリする水銀燈。 「な、なんでもないわよぉ?じゃあ私は先に帰るわぁ」 水銀燈は真紅にくんくんストラップのことを教えていない。 明日学校に持ってきて自慢するつもりなのだ。 そんな事とは知らない真紅。 「そう、貴方にしては仕事も速かったようね」 「そういうことぉ、じゃあねぇ?」 真紅は水銀燈に軽く手を振ると、そのまま自分の席で仕事を始める。 水銀燈はその姿を見て少し安心し、そのままショッピングモールに向かった。 一時間後・・・ 「買...
  • こうちゃの先生
    校内にホームルームの開始を告げるチャイムが流れる。 先程まで騒がしかった校舎内を1人の女性教師が歩いていく。 紅い服に身を包み、自慢の金髪をたなびかせて歩く・・・真紅である。 しかしその足取りはゆっくりで、まるで教室を一つ一つ確認しているかのようだ。 やがて彼女はある教室の前にたどり着き、中へと入っていった。 教室の扉に掛かっている表札にはこう書いてあった。 「2ねん4くみ」と。 話は数日前に遡る。 放課後、いつものように紅茶(ダージリン)を飲んでいる真紅の所へローゼンがやってきた。 ローゼン「真紅先生、今度の水曜日空いてるかなぁ?」 真「来週の水曜日?・・・・・・今度は一体何を企んでいるの?」 ローゼンの言葉に対して当然のように警戒する真紅。 ローゼン「相変わらず信用無いなぁ」 真「貴方にとって最も縁遠い言葉ね」 ローゼン「手厳しいなぁ。まあ、それはとも...
  • 水銀燈と体育倉庫
    男子には絶大な人気があるが、女子には疎まれている水銀燈。 そんな水銀燈のもとに、ある日の放課後、1人の女子生徒が血相を変えて職員室へ飛びこんできた。 女子A「先生!Bちゃんが!Bちゃんが~!!」 話を聞くと、どうやら学校の七不思議…「4時44分44秒に体育倉庫に入ると、何者かに異次元に連れて行かれる」といううわさを検証すべくBという女子生徒が入ったところ、その姿が忽然と消えてしまったそうである。 他愛も無いうわさと言えばそれまでなのだが、それを本気で信じるものもいた。 水銀燈、その人である。 ましてや、本当に人が消えてしまったとあればなおさら… 水銀燈「…わかったわぁ…。一緒に探しましょぉ…」 …内心、怖くて全然行きたくないのだが、生徒の手前そんなことは言えるはずもなかった…。 水銀燈「…で、4時44分44秒ちょうどに、Bさんが体育倉庫に入ったとこ...
  • 水銀燈の補習
     黄昏時の金色が、教室に射し込み照らす。  そんな教室に男子生徒が一人机に向かって何かプリントをこなしていた。 水銀燈「ほんっと、おばかさんねぇ~。私の筆記試験簡単だったはずよぅ? 基本的な事だけなんだから」  プリントをこなす男子生徒にそう声かける水銀燈。  男子生徒は、苦笑しながら「ヤマかけして失敗しました」と告げた。  その言葉に、やはり苦笑しながら水銀燈は「おばかさん」と言い窓の外から見える黄昏色の空を見る。  その姿を見た男子生徒は、しばらくの間ぽけぇっと水銀燈を見ていたが、慌てたように頭を振り  プリントをこなすことにした。 水銀燈「良い空ねぇ……」  やる事が無い訳ではないが、水銀燈は窓から見える空を見てそうつぶやいた。 水銀燈「そういえば、アナタは将来についてどうするのぅ?」  ふと、水銀燈にそう声かけられ男子生徒は手を止めて水銀...
  • @wiki全体から「もしも小学校の教師だったら・・・水銀燈編」で調べる

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