山陰幽世紀行1 - (2006/01/28 (土) 14:31:15) の編集履歴(バックアップ)
山陰幽世紀行1
タイトルの「幽世」は「かくりよ」と読みます。
「この世」という意味の「顕世(うつしよ)」の対義語で「あの世」という意味です(挨拶)
「この世」という意味の「顕世(うつしよ)」の対義語で「あの世」という意味です(挨拶)
「1月に山陰に行くなんて大風邪をひきに行くようなものだ!
おバカ!このピンポコナマズ!」
おバカ!このピンポコナマズ!」
と親から叱咤激励を受けながらも思いつきで山陰に行くことにしました。
私的には「ピンポコナマズ」って何だろうと思いましたが、とにかく1日目の島根編にお付合いください。
私的には「ピンポコナマズ」って何だろうと思いましたが、とにかく1日目の島根編にお付合いください。
さて、異界会的には島根と言えばこれを外すことはできませんでしょう。
それは出雲大社!
出雲大社といえば旧暦の十月に全国の神様が全員出雲に集まります。
故にこの月のことを出雲以外の神社では神様が留守にするので「神無月」と呼び、対して出雲だけは「神有月」となります。
出雲大社といえば旧暦の十月に全国の神様が全員出雲に集まります。
故にこの月のことを出雲以外の神社では神様が留守にするので「神無月」と呼び、対して出雲だけは「神有月」となります。
なぜ出雲に、なんのために神様が集まるのか。
『日本書紀』にはこうあります。
日本の国づくりをした大国主大神が「日本民族」の大親神である天照御大神に「国譲り」をした時、
日本の国づくりをした大国主大神が「日本民族」の大親神である天照御大神に「国譲り」をした時、
「私の治めていますこの現世(うつしよ)の政事(まつりごと)は、皇孫(すめみま)あなたがお治めください。これからは、私は隠退して幽(かく)れたる神事を治めましょう」
と言いました。
天照大御神は大国主大神の私心のない「国譲り」にいたく感激し、大国主大神のために天日隅宮(あめのひすみのみや)をつくり、それが出雲大社となる訳ですが、この「幽れたる神事」とは、目には見えない縁(えん)を結ぶことであり、それを治めるということはその「幽れたる神事」について全国から神々を迎えて会議をするのだという信仰が生まれたと考えられます。
天照大御神は大国主大神の私心のない「国譲り」にいたく感激し、大国主大神のために天日隅宮(あめのひすみのみや)をつくり、それが出雲大社となる訳ですが、この「幽れたる神事」とは、目には見えない縁(えん)を結ぶことであり、それを治めるということはその「幽れたる神事」について全国から神々を迎えて会議をするのだという信仰が生まれたと考えられます。
ということで「幽世」のドンがおわします異界スポットとして外すことの出来ない神社なんですが、昔の姿を見るとなおさらその思いを深くできます。
(仲本工事中)