音声学まとめ

杉藤美代子

最終更新:

inadatomoaki2

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論文


おそ下がり考


背景

  • ネウストプニー
    • 頭高型なのに2拍目から下がる語がある。
    • 日本語は本当に高低アクセントなのか。という疑問。

日本語の音調動態

  • アクセントを担うモーラの次のモーラの音調動態が重要
  • アクセントを担うモーラの音調はあまり関係ない

おそ下がりしやすい語

  • おそ下がりしやすい語
    • 無声子音+狭母音+無声子音+広母音
    • 例:くさ、くせ、くそ、ふた、つた、つと
  • おそ下がりしにくい語
    • 例:くつ、つき、ふし、すし、くひ、ふち
    • 無声子音+狭母音+無声子音+狭母音

第1拍「低」の限界

  • 1拍を徐々に下げていくと、最初のうちは1型に聞こえるが、あるところから2型に聞こえるようになる。
  • つまり、2拍目の音調動態だけで説明できるものでもない。

結論

  • おそ下がりは、日本語が高低アクセントであることを否定するものではない。

感想

  • 聴覚実験が十分でないので、「核の後ろの音調動態がキューだ」とは断定できない
  • 追実験をすると面白い
  • マイクロプロソディーの影響でありそうな部分が散見される
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