「召喚爆撃(しょうかんばくげき)」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

召喚爆撃(しょうかんばくげき) - (2014/10/30 (木) 11:57:35) の編集履歴(バックアップ)


【種別】
魔術

【初出】
とある魔術の禁書目録SS第五話

【解説】
レイヴィニア=バードウェイが扱う攻撃術式。
火の象徴武器である『杖』を片手で構え、
狙いを定めてドーム状の光の爆破を連続でいくつも発生させる。
儀式系の魔術に必要な聖堂や儀式場を建設設置する手間を省くことで、
本来より威力を減衰させるも、発動速度を高めている。
といえば聞こえはいいが、ようはあらゆる安全確認を省いたロケットの打ち上げのようなもので、
生半可な魔術師が手を出せば自爆を招くような恐ろしい代物でもある。
綿密な理論や計算に頼らず、彼女の正確な勘と目分量で行使する莫大な魔術は恐ろしい破壊を撒き散らす。

・・・という触れ込みだったが、これはバードウェイの偽装。
実際には彼女は召喚爆撃を才能と勘だけで成功させているわけではなく、
その他の様々な攻撃術式の隙間を埋めるように召喚爆撃を放ち、
「毎回同じ順番で」「同じ術を」「全く同じ動作で」という繰り返すパターン化と弛まぬ努力によって成功率を高めている。
完全にピタリと合致した動作の積み重ねにより、過去の自分が魔術的記号となりこの術は使えば使うほど威力が上がる。
彼女自身は新たな術式を生み出す事も可能だが、
その場合は再びゼロから積み重ねなければならず、すぐ実戦には持ち込めない。

逆に「同一の攻撃しかできない」ことは致命的な弱点でもあるため、
バードウェイはトリックスター的言動を取る事でこれを秘匿しており、
術式を看破した上条には、
「一番熱くて一番苦労を惜しまない、最大の努力家」とまで評されている。

リチャード=ブレイブと協力していた魔術師の集団は彼女のこの攻撃であっけなく殲滅された。