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召喚爆撃(しょうかんばくげき) - (2020/09/08 (火) 17:56:06) の編集履歴(バックアップ)


【種別】
魔術

【初出】
とある魔術の禁書目録SS第五話

【解説】
バードウェイが扱う攻撃術式。
火の象徴武器である『杖』を片手で構え、
狙いを定めてドーム状の純白の爆発を発生させる。

爆発の直径は10mに及び、瞬きの間に発生する。連射することも可能。
それでありながら爆発一発一発が『幻想殺し』による打ち消しが追い付かない程の「質」も兼ね備えていると、反則的な性能を誇る。

儀式系の魔術に必要な聖堂や儀式場の設置、象徴武器、詠唱などの手間を省いて
「ただ漠然と呼び出した力を、形も与えずに叩き込む」だけの攻撃であり、
本来より威力が減衰する分、発動速度を高めている。

...といえば聞こえはいいが、ようはあらゆる安全確認を省いたロケットの打ち上げのようなもので、
生半可な魔術師が手を出せばまず自爆する恐ろしい代物。
綿密な理論や計算に頼らずとも勘と目分量で魔術を行使できる、天才肌のバードウェイならではの術式である。

...という触れ込みだったが、これはバードウェイの偽装であり、本質はむしろ真逆。

実際には彼女は「全く同じ動作で術式を扱う」ことによって、強力な魔術を扱っている。
具体的には1年前の自分、1ヶ月前の自分、1週間前の自分、1日前の自分、1時間前の自分といった
「過去の自分の動作」そのものを寸分の狂いもなく完全再現することによって、
過去の自分自身を魔術的な記号にして、使えば使うほど魔術の威力が上がるようになっている。

つまり本来「発動は速いが威力は低く自爆の恐れがある術式」だったものが、
バードウェイの「全く同じ動作で術式を扱うことで威力を上げる」縛りとあわさることで、
「成功率100%、使うほどに威力上昇(高威力)、高速発動、連射可能」と、
欠点を克服し特性が縛りとシナジーした、強力極まる術式と化しているのである。