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サンドリヨン - (2012/03/13 (火) 21:02:39) の編集履歴(バックアップ)


1:
【種別】
人名


【初出】
新約三巻

【解説】
グレムリン』所属のフランス系魔術師
まるで絵本の中から「理想論のお姫様」が飛び出してきたかの様な、
金色の髪に色白の肌、スラリとした美しいボディラインに整った顔立ちをしている。
ダイバースーツに似たコルセットを芯として、
薄い膜を何重にも重ねて作ったような、身体のラインがハッキリと解る奇怪なドレスを着込んでいる。
自身を『灰被り』に見立てて加護を得る術式を用いる。

11月10日のオアフ島・新ホノルル国際空港にて、上条当麻達に対する刺客として現れた。
『サンドリヨン』の術式を用いて上条達を圧倒したが、
「日付けをまたぐと一夜限りの夢が終わる」という弱点を見切ったレイヴィニア=バードウェイによって、
タンクローリーの爆発による大光量を「夜明け」として叩き付けられ、加護を失い敗北した。
敗北した後は加護の源であるドレスを剥がれ、バードウェイの尋問に掛けられようとしていたが、
通信で接触してきたサローニャ=A=イリヴィカによって口封じをされ、
重傷を負って病院に運ばれた。

後に回復したが、マリアン=スリンゲナイヤーと接触した際に、
自分たちは『グレムリン』の正式メンバーではなく、
本来の作戦目的や組織の意図すら伝えられない使い捨て扱いであったことを聞いてしまう。
逆上した彼女はマリアンに襲いかかろうとしたが、『投擲の槌』によって倒され、
マリアンによって生きたままテーブルに『改造』されてしまった。

2:
【種別】
魔術

【初出】
新約三巻

【解説】
フランス系魔術師であるサンドリヨンが用いる術式。
自己の肉体と服装を合わせて『灰被り』に見立てる事で、
『灰被り』の童話を基にした様々な加護を得る事が出来る。
作中では『ガラスの靴』を始め、
「一夜にして素人娘に夜会慣れした王子を感嘆させる程のダンスの技術を仕込んだ」という解釈から、
ガス銃を易々と回避するほどの運動能力を発揮して見せた。
また、「王子の前では完全無欠のお姫様を演じきった」ことから、
失敗があり得ないよう、あらゆる外的要因を再調整する。
その加護により、タンクローリーが直撃した程度では戦闘不能に陥る事は無い。
『ガラスの靴』の足潰しに加えて『高速移動』を併せ持つ事から、
露骨に上条の『幻想殺し』対策である事を窺わせる。

逆に『灰被り』の童話に従う欠点もあり、
深夜12時というリミットを跨ぐとその加護は失われてしまう。
サンドリヨンは日中に戦闘を行う事で時刻による制限は回避していたが、
欠点を見切ったバードウェイに、
「夜明け」の象徴としてタンクローリーの爆発による大光量を浴びせられ、無力化された。

また、自分の肉体とドレスがセットになっている関係上、ドレスを脱がされると無力化される。
この仕様に関してバードウェイは、「ドップリ魔術に浸かっていた」か、
「潜在的に自分の術式を恐れ、目に見える安全装置を欲した」のだろうと分析している。