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微細構築(ミクロステラクチャー) - (2018/02/14 (水) 19:06:31) の編集履歴(バックアップ)


【種別】
超能力

【元ネタ】
Micro Structure=「微細な構造(を組み立てる)」

【初出】
とある魔術と科学の群奏活劇

【解説】
柊元響季が(おそらく加納詩苑も)所持する能力。
書庫上の登録はレベル0だが、これは柊元が死亡したとされる小学4年時の記録であり、
作中時点では実質レベル4クラスの力を発揮する。
分類としては念動力に位置づけられる能力で、微粒子レベルの物体を操作し、付随して物質の分子や電子に干渉する事が出来る。
重い物を動かすことは出来ないため派手さには欠けるが、非常に精密な対象の指定が可能。

かつて石英コネクタ技研で行われていた「能力者の代理演算研究」によって開発された能力で、
外部に設けたコンピュータのネットワークを利用することで、演算能力の底上げをすることができる。
また、柊元は点滅信号、加納は音波信号を起点に能力を増幅させることが当時の実験で証明されている。
なお、作中では協力者である桜坂風雅(未編集)のハッキングにより、
複数箇所の漫画喫茶にある端末処理能力を拝借することで能力を高めていた。

根本が念動力のため多彩な応用が可能で、演算能力によっては7トンもの物質を操作して飛ばしたり、
ダイヤや純金を合成する、水素を集めて爆発させる、逃走のために煙幕を作り上げる、放たれた電撃を誘導して逸らす、対象周囲の酸素を減らして酸欠を引き起こす等、
結果だけを見るとあたかも多重能力者の振る舞いである。
ただ、本質はあくまで「分子間の距離を僅かに増減させる」事であり、
コロイドのように分子の振る舞いを変えることは出来ても、物質そのものを変換させることは不可能。
当時の研究者は、
「無理に物質変換を実現させようとすれば、見当違いの負荷をかけ続けることになる」と上層部を危惧していた。
実際、更なる結果を求めて行った実験では加納の能力を高めすぎたせいでコンピュータ処理が追いつかず爆発、
加納自身が粒子となってバラバラに飛散するという大事故が発生している。

作中では、柊元がこの能力を使って爆発を起こし、飛び散った加納の粒子を集めていた。
また、戦闘においても逃走優先とは言え、御坂美琴に酸欠を起こさせて一度は勝利している。
最終決戦において自身が革新的なネットワークに接続したと思い込んだ時には能力が大幅にアップし、
美琴の放った超電磁砲をコインの組成と空気摩擦を操作する事で受け止めて見せた。
この時の演算能力では周囲を火星の環境に変えたり、鉄をステンレスに変換したりと、レベル5並の能力を行使できる様だ。