【種別】
駆動鎧

【初出】
新約一巻

【解説】
シルバークロースが保有する『コレクション』の1つ。
『外部装甲』としての駆動鎧とは一線を画す存在であり、
粘性のある黒いオイルのようなものと、帯状のゴムのような素材で構成される。

『分厚い装甲を着込む』ような他の駆動鎧と違い、
人工的な筋肉を外側から着込んだような、デザインとしては不完全な状態で装着する。
シルバークロースが装着した際は、『ライフアーマー』の装甲をグズグズと変質させ、
右半身を覆うマントような形状と化した。
外側からは化学性スプリングの『繊維』が直接蠢くのが見える等、生体に近い特徴を有している。
艶めかしい凹凸を持つその表面に、赤い文字で『Emergency』のモデル名が表示される。

その強力な性能は、もはや「装備する」と言うよりサイボーグに近い。
千切れた腕を外殻で繋ぐことで強引に修繕したり、
人間の肉体を無視した無数の歪な腕を生やすなど、中の人間の状態など関係なく戦闘を続行することが可能。
スペック上では手足や筋肉の負傷はもちろんのこと、内蔵破壊や失血、
果ては脳の負傷であっても『経由(バイパス)』してしまうことができるらしい。

シルバークロースによれば、学園都市外の『ヤツら』に対抗する為に用意されたものらしく、
それ故に尋常ならざるスペックを持たされているようだ。

最終更新:2019年09月10日 20:08