【種別】
兵器


【初出】
十三巻

【解説】
服のように着込むことで、人間の身体能力や動作を外側から強化する機械の総称。
作業用や防護服、災害救助や治安維持など様々な用途があり、兵器としても運用されている。

種類やサイズは様々だが、基本的に外部は硬い装甲で覆われ、内部には電動のパワーアシスト機構が備えつけられている。
巨体や重量の割に鈍重ではなく、モデル次第では生身の10倍以上にも達する運動力を発揮できるものも。
単に機械を使って手足の力を増幅させるだけではなく、
電気的な刺激などを利用した『内側』からの補助も行うことで、その挙動を支えている。

直立状態からいきなり高速機動すると全身の筋肉が肉離れを起こす危険があるため、
「常に筋肉へと電気的刺激を与えて『準備運動状態』を維持し続けてダメージを防ぐ」といった身体的プロテクトが複数用意されている。
駆動鎧が大きなサイズになっているのはこの安全装置が存在するためでもある。

自身の身体に直接手を加えず、かつ自身の思い通りに動かせるというコンセプトに加え、
同類の技術であるサイボーグ技術が内部部品の摩耗の問題等をクリアできていない事もあり、
学園都市内においてはサイボーグよりも研究が盛んに行われている。
需要も多く、有名人では統括理事会潮岸が安全のためにいつもこれを着込んでいる。

『内部』からの補助によって素人でもある程度動かすことが可能だが、
「人型」から外れたデザインの物に関しては一概にそうとも言えない。
もっとも、基本的に『二足歩行の人型』としてデザインされるのが慣例。
仮に『多脚』や『四足歩行』などのモデルを作ったとしても、その操作はあくまで『人間』が行う必要があり、
それら『人の形ではない挙動』に慣れてしまうと、
駆動鎧を脱いだ際に『人間としての挙動』が出来なくなってしまう可能性があるからである。
故に、圧倒的な戦果を上げることの出来るモデルであっても、『非人型』が正式に量産された試しはない。

シルバークロースの『コレクション』に代表される、
学園都市の技術の粋を集めて作られた駆動鎧は、単なる機械の範疇を超え、サイボーグにも等しい本質を得ている。
一部のモデルにおいては、もはや装着者たる「中身」の破壊すら意味の無い行為となっており、
モデル『エマージェンシー』などは、折れた腕を外殻によって補強して繋げ、
脳の破壊すら駆動鎧を経由して補強し、戦闘を続行することが可能。
運用方法も一般公開されているHsPS-15のような複数機で運用する物とは全く違い、
駆動鎧の上に駆動鎧を重ね着することができ、駆動鎧そのものがコントロールユニットになっている物もある。
状況によって装備どころかモデルごと変更することで、柔軟に対応する事が可能。

なお、「外」に向けて売り込む際には機密情報流出防止の為、技術水準を3~4世代落として公開される。
エンジニア曰く「外でもギリギリ再現できる程度の劣化品」。
アニメの超電磁砲で使用されたのはこの品である。

作中で登場した駆動鎧