【種別】
ソフトウェア

【初出】
超電磁砲(小説)

【解説】
恐怖を感じて逃げ出す事もなく、自宅で安らかに簡単に死ねる「絶対自殺ツール」。

元々は流行りのIoT系マッサージチェアの管理プログラムの制作ツールで、
  • マッサージチェアにプログラムを組み込み、設定上限のリミッターを解除して無茶な動きで人間を折り畳み処刑するマシンに変える
  • 同時に強いアルコールを服用し血行を操作する事で、最大効率で酩酊状態を作り出して確実かつ急激に意識を飛ばし、痛みで飛び起きるのを回避する
という組み合わせによって機能する。

元はマッサージチェアを「学習装置」に改造するためのソフトウェアであり、
脳のシナプスの配線を、自分で選んで遮断する効能こそが本来の用途だった。

脳の配線図そのものをリ・デザインして能力を後付けで系統変化させ、最終的に状況に合わせて能力を切り替える一種の多重能力を実現する事が目的であったが、実験は最初の一歩目で頓挫。
プロジェクトの閉鎖後にネットへ流出したプログラムが自殺ツールとして利用され、遂には殺人の道具としても利用されつつあった。

開発者の甘蛇でも「殺す機能」は消去しきれなかったが、初春が協力して「酔わせる機能」を奪った事で、絶対自殺ツールとしての力は失われた。

最終更新:2023年02月23日 16:45